マイノリティ雑貨店

自動車、発達障害などを扱うブログです。最近はQMAにはまっています。

発達障害の人が向いていないはずの会社員を望むわけ

かなり前の記事を使っていますが、めんどくさくてしばらく放置していた結果です。はい。

リハビリとともに、記事を書いていきましょうか。

tm2501.hatenablog.com

 

この記事にヒントをもらったので、話題を展開していこうと思う。

 

 

確かに、学校の授業はあります。

みんなで練習する部活動はあります。

国家には、社会保障制度があります。

 

でも、そのレールにも乗れないヤツは、レールに載るための努力が必要になる。

それはみんなでやるよりも一人でやった方がしんどくなる。

 

だから格差ができていく。

 

【当たり前だけどベースがあるやつは強い】

友達、親などの精神的・経済的支援を受けられている人が上に行けるチャンスを持つことができる。逆に言えば、経済的に厳しければ本人の能力だけで上がらざるを得ない。

本人の能力だけでいけちゃうような化け物なんていうのはそうそういない。

 

発達障害だって、生きていかなくちゃいけない】

人事部や面接担当のみなさん、疑問に思っていることはありませんか?

 「なんでこんな人材がうちの面接に来るのだろう? なんでこんなやつ雇ったんだ?」

 

なんで会社員としての就職活動に「どうみても会社員っぽい雰囲気がない」人が来るのかって? そりゃ、株式会社を作るのって結局ビジネス力じゃないですか。

そもそも、ビジネス自体に向いていないことを自覚しているからとりあえず組織に入っていればそれっぽくはなれるという担保で会社員となることを望む。

 

でも、それは本当にやりたいというよりは自分がどっちかといえばやりやすい自営業の儲かる確率がほぼバクチに近すぎるから消去法でやっているだけなんですよ。

逆に言えば、どんなに変わっていても収入源さえ保障出来れば問題は解決するんだ。

 

厚生年金は会社員じゃないともらえない。要するに、過剰適応で精神を病んだとしても「低賃金で税金が払えないよりマシ」という選択肢をせざるを得ないんだ。

 

発達障害を持っていると,「ましな選択肢」である会社員がベリーハードモードになる可能性が非常に高くなる。なぜならば、会社員というのは「どこにでも使いまわせる汎用性・定型発達者の想定内」を求められるからだ。

 

発達障害の特性って1人1人違いすぎて、対応マニュアルみたいなのが2~3割くらいしか通用しない。それゆえ、専門家ですら本当に正しい対処法を取れているかどうかということ自体が怪しい。

当事者が生まれ持った知能や独特の対策・パートナーの補助で問題を解決して対策ができているならともかく、だいたいがTwitterの隅っこや精神科の待合室で将来を悲観しながら苦しむ毎日を送っているのではないだろうか。

 

 【居場所をなくしたのはあなたたちじゃないの?】

巷には「異型の人材が必要だ!」という人々が存在する。

基本、自分も「ズレている人」なのでこういった意見にはすごく救いを感じるし、いい観点があるんだなという感想も正直ながら持っている。

問題なのは、そのもうひとつの居場所を提供できていないことだ。そこで生活できる人の割合を増やす必要があるわけだ。それだけ適応に苦痛を感じて抜け出さざるを得なくなる。

 

ただ、多数派の社会にはその観点が到底浸透していると感じることはなく「社会人は云々」みたいな昭和からの教えがずっと続いていて、若者にその昭和の教えとやらが脈々と受け継がれていく。

もちろん、その教えがすべて悪いということはいわない。だが、現代向けにアップデートされていないことが問題なのだ。

時代背景に応じて変えていける部分は変化させていかないと世代間同士で消耗しあう。

常識なんていうものは一定ではない。

大多数の人はそういったことでも平気で適応しちゃう。適応した結果は発達障害のあるなしに関わらず自殺する人がバカみたいに増えている。

 

それが快適であるなら問題はないでしょう。でも、もう限界になっている人の割合が無視できないのではないだろうか。でも、その何割かの人が苦痛な環境でないと最低限度の生活を保てないって、まともじゃないよ。

わざとやったんじゃないんだろうけど、それは排除と同じなんです。

 

【これは、日本の社会が向き合わなければいけないことだ!】

 

「どうすれば面接で発達障害の人を弾けますか?」⇔「息子(娘)が発達障害で就職できず、困っています」のジレンマを日本はずっと放置している。

それを続けていた結末は、困った人専用の窓口ばかりが埋まっていって、対処が追いつかない状態となってしまった。

言い換えれば問題ばかりが蓄積していって腐ったカタマリが巨大化をしているのだ。

腐ったものは捨てなくちゃいけないんですよ!

 

東京の発達障害支援センターなんて、あんだけ人口いるのになんで1つなの?

ジョークにしてもタチがわるすぎる。予約が長すぎて機能していないみたいなアホみたいなことやってるんじゃないよ。

おまけに精神科医は「発達障害は見たくない・・」とか言い出すからね?

構造上、あなたたちが対策しなくちゃ、誰が対策するんだ? 

 

 

一番まずい結末が日本で起こってしまった。 ましてや、今現在はどんどん悪化して生活できる・生活できないのというレベルの格差が起こっているわけだ。

もうね、本人の努力でどうにかなる問題じゃない。そして問題がめちゃくちゃ進行しているので今すぐ解決なんていうのも無理な話だ。

せめてもの願いはこれ以上進行させず少しずつでもいいので問題を解決していくことだ。お願いしますよ。

発達障害とチョコボール

今回ね、発達障害の得意分野がどうして組織で使いにくいのかをチョコボールで考えてみたんですよ。

ぶっちゃけ、くだらないので適当に流してくれてもかまいません。

当事者の得意分野って、チョコボールでいう「銀のくちばし」「金のくちばし」に相当する部分なんです。要するに、ベースであるチョコボールというお菓子の部分が弱くていきなり付加価値の部分だけ強いんです。

一般的な人は、その部分もある程度できるけど基本的に後回しでやるような部分だ。

組織的にはチョコボールの部分を担当してほしいんだけど、そこを本人にやらせるとチョコがだいぶ溶けていたり、そもそも金のくちばしだけくっついていて中身を入れ忘れてしまったような製品になってしまう。

 

だけど、金のくちばしでもらえるおもちゃとか考えたり、そういったベースから外れてしまったようなことは異常に強かったりする。

よくIT関係・塾・医者・研究者に発達障害の人がいるという話があるが、得意分野とチョコボールの本体の部分が偶然合いやすいというだけなのだ。

ただし、チョコボールの中でも基本的な事務や当たり前の社会的常識みたいに相当するチョコはだいぶ溶けているのだ。もしくは異物が混入している。(=認知のゆがみ)

 

だいぶライトに記事を書いたが、そういった視点で理解していただけるとうれしいなという所存だ。 おわり。

高校レベルの化学知識を使って、水素水のサイトの説明を見てみることにしたよ

 

https://www.jstage.jst.go.jp/article/sfj/58/12/58_12_836/_pdf 

えっと、水素水ってご存知ですよね。

最近、スーパーで192円くらいで売ってる高い水。

あれ、本当に効果があるのかどうか?ということを高校レベルの化学知識を用いてツッコミを入れることにした。もしかしたら、教育指導要領を少し外れる可能性は無きにしも非ずですが、やっていこうと思う。

 

【ターゲットはこちら】

 

www.naruhodo-genki.com

 

マジメに突っ込みすぎると頭痛がしだすので、要点をまとめながらやっていこうと思う。

【pHの観点を使って見ていこう】

実は、水には下記のような物理的特性があることは一般的によく知られています。
 

水(H2O)は、還元される(電子e-を与えられる)と、水酸基イオン(OH-が生成されアルカリ性になるとともに、水素(H2も生成されて溶存水素量が増える。

 

電気分解とかで、水素が生成される。式そのものは間違っていない。

ただし、これはあくまで水酸化ナトリウムや食塩などの電解質を溶かした状態じゃないとほとんど効果ないんですよ。

普通の水をただ電気分解しても、出てくる水素なんて微々たる物ですよ。

 

なぜ、そうなるのかを説明していきます。

 

水のイオン積というのは、簡単に言えば水素イオン[H+]と水酸化物イオン[OH-]が掛け算の合計で10^-14mol含まれるよって話。(10のマイナス14)

※大雑把な説明:[H+]は酸性の強さ。[OH-]はアルカリ性の強さ。お互いにシーソーみたいになっているのでどっちかが強くなると片方は弱くなる仕組みになっています。

 

pHというのは、10のマイナス何乗に対数をとって0~14までの

数字にした指標なんです。

それを14-pHすれば、pOHというアルカリの強さとして見やすい数値にできるわけ。

pHが1なら、pOHは13。 pH+pOH=14ということさえ覚えて置けば、pH=7で中世の水はpH,pOHともに7+7=14 という配分になっているということだよね。

pHが分かれば、10に対してマイナスその数字を累乗すればいいので、水の中に溶けている[H+]はpH=7だから10^-7mol

本当は誤差あるんだけど、分子状態のものに比べて量が違いすぎるからそんなもの無視して問題ない。

ようするに、水の中に溶けているイオンって言うのは全体の0.0000001%でしかないわけ。そんなものにうちの製品はアルカリが多いだのなんてギャーギャーいっている時点でちゃんちゃらおかしいんですよ。

 

ということは、さっきの電気分解の式から見ると、ただの水を電気分解して出てくる水素の量はその半分なんだ。0.00000005%なんて、逆にどうやって残留させないか?みたいな指標で物事考えているのと同じレベル。

今。水素水で流行りのppm濃度に直したって1%=10000ppmだから0.0005ppmだ!

水道水の基準設定されている水銀およびその化合物の残留量とかのレベルを「含んでいますよ!」みたいにいうんじゃねえ!

 

なにが溶存水素量だ? もしできたとしても、水素は空気より軽いし、水に溶けにくいから大半がとんでっちゃうと思うんだけど。

活性水素?そんなレベルの水があったら、死んじゃうよ】

もうひとつ。ちょっととんでもないこと言ってるんですが、これでなんで博士号取れたのかよくわからないレベル。

常、水に電子(e-)を与える還元反応は、
2H2O + 2e- => 2OH- + H2
と表記され、生成される水素は水素分子になるというのが科学一般の常識です。
ところが、水の中に存在する一部のプラス水素イオンは、電子を与えられることによって、

H+ + e- => H [原子状水素 (活性水素)]
H+ + 2e- => H- [マイナス水素イオン (ハイドライド)]

水素原子(活性水素)   マイナス水素イオン(H-)


となり、原子状水素(活性水素マイナス水素イオン(H-などの反応性の高い活性状態のまま、電極から溶け出た金属ナノコロイド(コロイド状ミネラル)の表面に吸着される。あるいは、金属ナノコロイドの触媒作用によって、金属ナノコロイドの表面に付着した水素分子の結合力が弱められ水素そのものの反応性が高い活性状態となり、これらが分子状態の水素以上に強い還元力を示すというのが白畑教授の活性水素説です。

 

 

 

もう一回、高校化学からやりなおせバカヤロー!

あのですね、これは何を言っているのかというと教授の作った白金コロイド触媒を使えば常温・常圧で水素原子の共有結合が簡単に切れちゃうよ★ってことなんです。

どこにも加熱・加圧の条件がないからそう考えるしかないでしょ?

この説明だけ見れば「へぇ、そうなんだー」というならこれは簡単に終わるんだろうけど、こちとらそうはいかねえぜ。

原子状水素が作れるような水なんて、そもそも高エネルギーすぎて飲めないから!

ちゃんとやると高校の範囲を超えちゃうので、後半の補足を見てください。

それ以前に、マイナス水素イオンができる条件って相当な条件でしょ?

原子の酸化数がー1である水素のH-を「ヒドリド」という。これは電気陰性度が水素よりも低いアルカリ金属(Na、Kなど)と化合してできる場合のみ、例外的に+1の参加数を取らない。ようするに、Na+が安定しすぎて水素のほうが負けちゃうってわけ。

ほかの族の金属化合物と水素の反応でヒドリドができる場合はあるが、面倒くさくなるので今回は割愛する。

しかし、今回の水素水の話ではナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属という言葉は出てこない。

要するに、水素の電気陰性度より低い元素というのが見当たらないんですよ。

そうなると次に安定な状態を決めるものとしてイオン化エネルギーの指標となる。

優秀なまとめを見つけたのでここを使わせてもらおう。

note.chiebukuro.yahoo.co.jp

 

第一イオン化エネルギー

第一イオン化エネルギーとは、電子1個を取り去ることで、気体状原子を1価の陽イオンにするときに必要なエネルギー のことです(定義)。
したがって、第一イオン化エネルギーが小さいほど、
1価の陽イオンになりやすいわけです。

 これは1族のH,Li,Na,K,Rb,Cs,Frがそれぞれ一番低い値をとる。言い方を変えれば、水溶液中では1価の陽イオンが安定しまくっていて最強って話。

 

水素をH-にするるためには電子親和力の欄を参照したほうがいい。


電子親和力

電子親和力とは、電子1個を与えることで、気体状原子を1価の陰イオンにするときに放出するエネルギー のことです(定義)。
したがって、電子親和力が大きい原子ほど1価の陰イオンになりやすい(なっていやすい)わけです。

 

 

水素の第一イオン化エネルギーと電子親和力を見て実際にどのくらいの差があるのかをみれば一目瞭然だ。

第一イオン化エネルギー:1312kJ/mol (1族としては結構大きい。)

電子親和力:72kJ/mol   (17族フッ素:328kJ/mol)

 

水素はやや特殊で、電子親和力は低くH-にはなりにくい。水素の持っている電子数が1つしかなく陰イオンになってしまうと電子がHeと同じ2つの希ガス配置になる。

K殻が閉殻になるのでその点から見れば安定はする。

しかし、電子親和力がそれほど高くないため+のほうが比較的ましな状態だからあえて電子を失って+状態になるのである。ちょっとややこしい子なんですよ。

金属原子とかならその状態に打ち勝つ場合があるので、そのときはH-の状態が優先されると思えばいい。

 

話が脱線したので戻ると水素水の場合は触媒の効果自体が怪しく、H-の条件になりうるきっかけがないので単純に安定な水素分子として空気中に逃げてしまうのがほとんどだ。

 

だいたい、無機触媒って基本的に高温になればなるほど触媒効果が強くなるものだから、そんな常温下で最大の効果を発揮するとは思えないんだけど・・・。

かつ、気体は溶かす上で水が高温になると溶解度が落ちる性質を持つので高温ほど活性が上がる触媒との相性は最悪

 

ということで、高校化学程度の知識を使った説明はここでおしまい。

活性水素なんて「出るわけない!」という理由は下の補足を見るときは覚悟してください。

続きを読む

おねえちゃん成分が足りない?そんなアナタには 「すのはら荘の管理人さん」がおすすめ

www.amazon.co.jp

さて、今回はマンガを紹介していこう。

ねこうめさんが描いている「すのはら荘の管理人さん」

場所は中学の女子寮。主人公の「椎名亜樹」は女の子みたいな男子中学生。

春原彩花(すのはらあやか)が管理人である「すのはら荘」でおねショタすぎる展開がすごいマンガなんですよ! もうね!表紙自体にもうその雰囲気が漏れちゃっている!

 

みなさん、こんなに母性が漏れすぎてる表紙のマンガ見たことあります?自分はないです。はい。

 

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あげくのはてに、帯には「私がキミのこと・・・管理してあげるね」とか書かれているんですよ! こんなおねえさんなら管理されたすぎるわ。

グランブルーファンタジーのナルメアおねえちゃんもビックリの母性だ。

 

案外、一般的なマンガでこういうフワフワ系のお姉さんに甘やかされる作品ってないんだよね。

ここまでベタなおねショタをやってくれるとは思わなかった。

「あねどきっ」みたいに、女子高生が男子中学生にちょっかいかけてからかったりするタイプのやつはあるけど、それでも結構不人気なジャンルなため知名度が低い。

何のマンガ、読んでる?とか聞かれても「あねどきっ」ってすっげえ言いにくい空気なんだぞ! 河下水希さんの作品といえば、「いちご100%」がメジャーなんだけど、個人的には「あねどきっ」のほうが圧倒的に面白かった。

正直、いちご100%のストーリーなんて覚えてないもん。

マイノリティ雑貨店というだけあって、取り扱うマンガもやや癖があるんですよ。

 

すいません、脱線しました。

一般コミックスの系統で「お姉さんが甘やかしたり、からかいすぎて一回読んだらダメ人間になりそうなレベル」の作品を見つけるというのは至難の業なんです。

こことか、絶対に次の日から働かずに彩花さんに養われたいみたいな気分になる。

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こんな風なコマを表現している一般のマンガ、自分は見たことがない。

もしかしたら思い出せないのかもしれないけど、それなら印象に残っているはず。

左下は主人公の亜樹が女の子っぽいことにコンプレックスがあるため、しょうがない展開だとは思う。(そのことを強く感じ取った彩花さんは後半から亜樹のことを「あっくん」と呼ぶようになる) 甘やかし方は変わらないけどね!

おまけに、彩花さんはいきなりコスプレとかするしマジぶっとんでる。

ほかにも3人の年上の女の子が出てくるけど、霞んじゃうくらいの強さを持ってる。

でも、実はすごく逆らえない雰囲気も持っている。

亜樹が彩花さんに怖いものがないかをたずねたときの返答。

 

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いつもめっちゃフワフワな癖に、無言の圧力すごい。

男子中学生が逆らえる雰囲気じゃない。主導権を握るお姉さんっていうのはこういった意外と怖い部分をもっていないといけないんですよ。それが武器だから。

 

そうそう、作者のねこうめさんの後書きがなかなか秀逸なんです。

一部ですが、個人的に素晴らしいと思った部分を引用しますよ。

会社で働いておりました。社会というものに慣れていないせいか、誰かに無性に甘えたいと思っておりました。具体的にはおっぱいの大きな女性に癒してほしいと思っておりました。年上の女性に優しく弄ばれたいと思っておりました。そんな気持ちでこの漫画が始まりました。 おっぱい!おっぱい!

 そうなんですよ、全くもってそのとおり!

妄想を本気で絵にしているからこそクォリティの高い甘やかしマンガができるんです。自分のように画力・表現力がないとできないけど、ねこうめさんはそれをすごく実現できるし、してくれた。

これ、ガチでアニメ化してくれないかな・・・・

siriが英語を認識してくれなかったことを思い出した

世界の共通言語は「ブロークン・イングリッシュ」だという話をちょこちょこ聞いたことがあるかもしれない。インドの人は結構英語のなまりがひどくて聞きにくいとかという話も自分は聞いたことがある。

しかしそれ以上にきつい話がここに来るわけですよ。

toianna.hatenablog.com

確かに少し前、中学校の英語教員でもTOEICスコアが682点しかないと話題になった。あれだけ単語や文法の授業をみっちりやる教育を受けているにも関わらず、なぜ教師のスコアが惨憺たる結果になってしまうのか? とさらに経営者へ質問してみたところ「発音ができないんです。発音ができなければ、TOEICのスコアも上がらないので」と即答された。

 

自分もああだこうだって英語の話をたまにすることがあるが、留学・会話教室などの経験もなく、はっきり言って発音なんてできない。

そのことを特に感じたエピソードがこれだ。

友人のiphoneのsiriで遊んでいて、言語を英語にしてみた。しかし、いくら言葉を変えて話しても自分のいいたいことがまったく認識されていない。だから、英語の状態のsiriでは遊べない。

要するに、自分の話している英語の発音では相手に会話として認識することができないということが分かってしまったのだ。

細かい話はともかく、カタカナ英語を身につけてしまうと正しい発音がわからなくなってしまうし、それに応じて聞く力も弱くなる。

生まれつき耳の聞こえない人のしゃべり方が独特になってしまうという話があるが、それは自分の声を聞くことができず正しい発音の学習フィードバックができないためだ。

当然、日本の英語教育というのはまともな発音じゃないんですよ。まともな発音すると「意識が高いw」と笑われてしまうし、空気を読んで教師もそれを注意せず放置するから全員できなくなる。(まぁ、それ以前にALTの人がいるけどその人の発音がまったく活かされることはないよね。)

道連れでバカになっていってしまうという悪循環だ。

 

去年、祖母が亡くなる当日の病院のロビーで、自分は初期の子宮がんの治療のために入院していたフィリピン人の50代くらいの女性と話していた。(職業は通訳)

少し雑談を進めていたら「日本の中学の英語教育、まじめに発音すると笑われる。あれはよくないね。」というようなことを言っていた。

この悪循環をどこかで止めなくてはいけない。かつ、もし変な英語が身についたらどこで矯正すればいいのか?ということも頭に入れておく必要がある。

母国語でない以上、ある程度やり過ごせてしまう環境なので事実上の問題が出てこないだけ。もしこれが多民族国家で3ヶ国語を教養程度に話せなくてはいけない環境だったら生活に支障が出てくる問題なのですよ。

せっかく、外国語教育をしているのだからちゃんと活かせるようにしなくちゃまずいんじゃない?と思った感想です。おわり。

特別編「はやてちゃん、どうしたの?」

 キャラ名を知らない人はここを見てからお願いね!

 

 はやては本日、1人で研究室にいた。

何故かというと、本日同じ研究室のゆうこは書類をもらうために市役所に足を運んでいたからだ。

 

そして、はやては1日中ブルーな気分になっていた。

今までの研究生活があまりにもゆうこのフォローに頼りすぎていたのか、1人での研究生活態度の悪さをなぎさ先生にしこたま怒られてしまったからだ。

その精神的な影響からか、しのぶとも衝突してしまい余計に心が折れる

 

 

ゆうこ「あ~・・。市役所めっちゃ混んでたなぁ・・・はやてちゃん帰ってるかな?」

家路へ足を進めていくゆうこ。家の近くで死にそうな顔をしているはやてを見つける。

 

ゆうこ「はやてちゃーん、お疲れー」

 

はやて「・・・・。」

 

声かけに応答することもなく、はやてはゆうこの方を見向きもせずに家へ入っていった。

 

ゆうこ「あれは普通じゃない。何かあったわね・・・なんか心配だなぁ」

 

スカートのポケットの中からスマホを取り出す。

ゆうこ「もしもし、たかひさ君?はやてちゃんがたった今帰ってきたんだけど様子が変だから家のドアの鍵開けてくれる?」

たかひさ「了解した。」

しばらくすると、ドアの鍵が開き、たかひさが出てきた。

 たかひさ 「ゆうこ殿、何があった?」

ゆうこ「え?たかひさ君。あんた、もしかしてはやてちゃんが帰ったこと気づいていなかったの?」

たかひさ「今、電話で言われて初めて知った。」

ゆうこ「はぁ・・・どんだけ引きこもってるの。またなんか変なもの作ってたんでしょ・・・上がっていい?」

たかひさ「変なものとはなんだ。発明だ。上がることに関しては問題ない」

 

抗議するたかひさをよそにゆうこははやての部屋へと向かう。

 

ゆうこ「はやてちゃ~ん、あーけーてー」コンコン

 

返事がない。ただのしかばねのようだ。

 しびれを切らしたゆうこが仕方なしにドアを開けると、電気がついておらず真っ暗な部屋の隅で体育座りしているはやての姿があった。

ゆうこ「おーい、大丈夫?」

 

はやて「・・・。」

しかし、まったく返答を返す様子はない。

 

 ゆうこ「ちょっと?何があったの?どうしたの?」

だが健闘むなしく体をゆすってもまるで心を開かない。

 

ゆうこ「ちょっと!ああ、もう!しょうがないなぁ。」

 

 はやて「・・・・。」

 

後ろから抱きつきながら、ゆうこが切り出す。

ゆうこ「ねぇ、はやてちゃん。ちょっとこっち向きなよ。」

 はやて「なにもない、俺は大丈夫だ」

後ろから抱き着くゆうこから逃げ出し、へやの隅っこに体育座りをする。

 その態度に少しばかり怪訝な表情をするゆうこ。

ゆうこ「はやてちゃん、本当に何もないときは私から逃げたりしないよね?本当に何があったの?話してみてよ」

 

 

 

はやて「わかったよ。ただ、別に心配するほどのことではないし、俺1人でも解決できる。」

 

ゆうこ「はやてちゃん、それは嘘だよ。君はすっごく嘘をつくのが下手。

そんなつらそうな顔しているのに解決できる!みたいに言ってるのちょっと空振りしてる感じすごいよ?」

 

はやて「もういいよ」

投げやりな態度に少しカチンと来たゆうこ。

 

ゆうこ「はやてちゃん、よくないから!! そういう態度取るなら私、もう研究室で口きかないからね? それはちょっと違うと思うなぁ」

 

はやて「いや、それは困る・・・」

 

想定外の反応を食らい、おとなしくなるはやて。

 

ゆうこ「はやてちゃん、君が本気で泣きそうなくらいに甘えたいときはいっつもそういうこと言うのよ。言葉ではそういってても、もう表情がいつもと全然違うの。研究を頑張っているときの君と全然違うじゃない・・・」

 

はやて「ごめん・・。ゆうに泣きつけるときはまだ動けるんだろうけど本当に駄目なときは自覚できていないんだと思う。そして周りが全部うるさいように感じるんだと思う。」

 

 そういうと、ゆうこははやての後ろから抱きつき頭をなで始める。

 ゆうこ「よしよし、ちゃんと言えてえらいえらい。そうか・・でも、今そうやって自覚できたじゃない・・。おいで♪」

 

そういうと、ゆうこははやてを抱きしめ頭を撫でる。

 

ゆうこ「はやてちゃんさ、強がるときはもう少し元気なときにしなきゃダメよ。」

はやて「ゆうちゃぁん・・・」

ゆうこ「しょうがないなぁ。はやてちゃん、こっち向いてよ。何があったの?もう、ボロボロ泣いてるじゃないの、ハンカチ使って。鼻水もすごいことになってるよ。ほら、ティッシュ

はやて「うん。あじばどう(ありがとう)・・・ゆうちゃんの胸、あったか~い」

 チーン! 強く鼻をかむ音が部屋に響く。

胸に顔をうずめるはやて。嫌がりもせず、そのまま頭を撫で続けるゆうこ。

 

ゆうこ「ったく、躊躇なく私のおっぱいに顔を当てるなんてえっち。あんまり甘やかしすぎちゃうといけないなとは思っているんだけど、こういうところ見るとほっておけなくてね。はやてちゃんはどうしようもないところもあるけど、基本は優しいしキュンとするような可愛いところもあるから・・・ね。」

 

はやて「ごめんね、ろくでもなくて。」

ゆうこ「もぉ。そんな自分を卑下しないの。ああ・・・はやてちゃんが泣きついたから涙で私の洋服がグシャグシャじゃないの。しょうがないなぁ。」

はやて「あ、ごめん・・・」

ゆうこ「いいの、はやてちゃんが元気になったなら私はうれしいな。」

 

頭を撫でながら何かを思いつくゆうこ。

ゆうこ「あ、そうだ。今日用事のついでに買ってきたおやつあるよ。はい、アーン」

チョコレートをはやての口に持っていくゆうこ。

 

はやて「うまい。おっぱいを味わうのは駄目?」

ゆうこ「はやてちゃん、メッ!だぞっ。さすがにそれは調子に乗りすぎだぞっ。」

はやて「厳しいなぁ・・。膝枕はダメ?」

 

ゆうこ「まったく君は本当にしょうがないな・・・。」

はやて「足がプニプニで気持ちいいなぁ・・すりすり」

足を躊躇なく撫でていくはやて。

ゆうこ「こらっ!えっち。あと、気持ちがいいのは分かるんだけど私としてはすっごい複雑な気分になるからプニプニはやめて」

気恥ずかしさで、ゆうこははやてにデコピンを食らわせる。

はやて「痛い・・・。ごめん、でも、さっきより気分がよくなった。ありがとう、ゆう。」

 

さっきより雰囲気が明るくなったはやてに安堵したゆうこ。

 

ゆうこ「よかったわ。安心した。でも、そんなに泣くほどつらいことがあったの?聞いてあげるから話してみてよ。」

 

はやて「まず、生活態度と研究のことで1時間くらいなぎさ先生にものすごく怒られた。あとはゆうのことを少し悪く言っていたからどうしても我慢できなくて少し反論したら鬼のように怒られた。だから俺はやっていられなくなって、廊下に消しゴムを投げたら偶然しのさんにぶつかった。面倒だったので半ギレで悪かったなって言ったらしのさんにも思いっきり詰められた。散々だった・・・、」

 

ゆうこ「なぎさ先生の件はまぁ、分からないわけじゃないよ。あの人、悪気はないし正しいんだけど結構言い方がきついし、私が甘やかしちゃってる部分あることは否定しない。つらかったよね。」

 

はやて「俺が怒られるのはどうでもいいけど、ゆうのことを言われたのがつらい。あと、俺だって全部サボっているみたいに言われるのが本当に嫌だった」

ゆうこ「よしよし、私のことそんな風に思ってくれてありがとう。私は研究に関しては君じゃないとできないところがあってそこは私も助けられているの。ありがとう。なぎさ先生も忙しい人だから全部は見れないと思うけど、ちょっとはやてちゃんはだらけるタイミングが絶望的に悪いかなぁと思うときもあるかな?」

 

話を聞きつつも、改善すべき点はやさしく諭すゆうこ。

 

はやて「確かに・・・あと、全体的にゆうに計画とか頼り過ぎててやべえときが・・」

 

ゆうこ「そこはもうちょっと頑張ろうね。ただ、なんとなくわかっていないみたいな感じだからそこは私もフォローするわ。」

 

はやて「ありがとう。ただ、しのさんにあの状態で胸倉掴まれたのはしんどかった。謝ったつもりだったけど雑だったのかな」

 

ゆうこ「消しゴムの件は完全にはやてちゃんの八つ当たりだし、それはしのぶ悪くないよね。そこは改めてちゃんと謝らないと駄目だよ。胸倉はちょっとやり過ぎだとは思うけど・・・」

 

はやて「正直、しのさんの件はちょっとまずかったとは思っている。もう少しまじめに謝りなおす」

 

ゆうこ「そうだね。分かってるじゃない。」

 

そして、はやてがあることに気が付く。

はやて「ありがとう。明日なんかあったような・・」

ゆうこ「ちょっと待って。論文の中間発表よ?」

はやて「助かった、昨日ゆうに見てもらってプレゼン作ってあってよかった・・今日の俺の状態ではどう考えても無理だった。」

 

緊急の予定に気が付き、青ざめたが作ってあったことを確認し安堵した。

 

ゆうこ「こればかりはちょっと私が計画立てて正解だったわ。昨日のうちに無理にでもやっておいてよかったでしょ?」

はやて「今日、ゆうが用事でいないからということも考えなくちゃいけなかった・・・流石だなぁ。」

ゆうこ「私も怒られちゃうからね。計画立てるの下手だけど、一回集中しちゃえば私より作業早いじゃん。」

はやて「明日仮病で休もうかな・・・それか、ゆうの膝枕の状態で発表する」

名案とばかりにいうはやてだが、即刻却下する。

 

ゆうこ「そこは頑張ろうか?私があなたのパートまで発表するとか思ったけど、それやるとなぎさ先生が絶対怒ると思うわ・・」

はやて「だめかぁ。だったら心が折れてしまっているという理由をつけて抱っこ状態+頭なでなででやらせてもらうように頼めない?」

ゆうこ「それもっと怒るパターンのやつじゃない・・・。31歳独身で婚活中の先生には目の毒よ?昨日のことも蒸し返されそう・・・」

はやて「頑張りたくない」

ゆうこ「じゃあさ、もう1回合わせてみようよ」ナデナデ

 はやて「わかった、明日に向けて頑張る」

ゆうこ「よし、その意気だよ!」

 

そして、二人は発表のプレゼンを一通り練習した。そのあとはまた甘え、甘えさせあえの関係をずっと続けたのであった。

 

発達障害って、現代社会からの排除の口実なのかもしれない

 

 

辛めの記事です。

たんたんめんさんのツイートで強く来るものがあったのでそれをベースに話をしていきましょうか。

たまにいるんだけど、「発達障害は才能だ」みたいにいうのは個人的に違うよということをいいたい。

 

【才能?いいえ、あくまで補償機能です】

まず、発達障害の人の知能やできる能力っていうのは凸凹なのが基本なんですよ。

ただ、知的障害のないタイプの場合は本来なら知的障害水準~平均レベルにある苦手分野を得意な分野で無理やり伸ばしてカバーしている。

こういうのを「脳の補償機能」っていいます。

結果として、プラマイゼロで表面上はなんとかなるんですよ。バランスが悪いから後でボロが出るんだけどね。

言い方を変えれば、生きるためにその部分を伸ばしてごまかさないといけなかっただけなんだよ。

伸びなくても生きていけるはずだった。むしろ、日本の行き方の密度的には安定な脳のほうがよっぽどいきやすい。

更にいえばカバーの能力にも個人差がすごくある。自分なりにがんばって伸ばしてみたけど、所詮得意分野ですら人並みくらいにしかできないケースなんてたくさん。

 

【才能っていうんだったら、せめて潰さないようにしろよ

偏っているといわれても、補償機能を活かして平均以上に伸ばせているならば非常にそれは幸運なんだよ。ただ、それが万能なんて思うな!っていうのが持論。

能力が偏っているってことは、弱い部分のフォローが必要なんですよ。

日本の職場って、なんでもそつなくこなすことが第一じゃないですか。あの仕事は誰よりもできるけど、ほかはからっきしみたいな人にやたらプレッシャー与えるよね?

マッチョイズムな会社員の発想にはフォローするっていうのがあまりなくて、個人のポテンシャルだけでそれなりにできることが期待される。

「できるよね?それなりに広くやってもらわないと困るから」みたいなこと言っておけばいつの間にか身についているジェネラリストみたいなタイプじゃない。

 

【能力が凸凹だからこそ、埋め合わせるチームが必要だ!】

この状況が当たり前になると、低い動作性IQを平均以上の言語性IQでカバーしている発達障害の人で会社員がずっとうまくできるひとなんて何割いる?

そして退職したら「働け」

会社に行けば「そんな能力で社会に出てくるな」の繰り返しじゃないか。

そんなことやってると,lose-loseしか生まれてこないんだよ。がんばって働いている人の士気は下がるし、怒られている本人だって能力発揮できない部分を求められて疲弊するんですよ。

そうじゃなかったらホリエモンの発言じゃないけどさ、「お金あげてプー太郎やらせたほうが儲かる」状態になっていることにみんな気がついていないんだよ。

もしかしたら、気づいていても「働いていない状態」をたたきたいから損な状態を野放しにしているのかもしれないけどさ。

組織1つだけでもそうなんだから、日本全体でやっているこのLOSE-LOSEスパイラルの総量ってどんだけだ!?ってことになるわけじゃないですか。

「こいつの得意分野はココ、あんたはココ、よっしゃ!アタイがあんたらの苦手な全部まとめ部分やるからとにかく目標に向かって暴走しな!」って動きをする必要があるんじゃないんですか?

それがチームじゃないんですか?そいつの特性も見ねえで、何が才能だ!