マイノリティ雑貨店

社会に関すること、自動車、発達障害などを扱うブログです。社会ブログなのか、車ブログなのかよく分からなくなってきました。

はやてとゆうこ 5話

ちょ、ちょっとマニアックなんだけど、ここで説明してあげるんだからね!感謝しなさいよ!

はやては、ゆうこの指導を受けながら車の練習をしている。
乗っている車は、平成4年式のホンダ トゥデイ。ゆうこの母親からゆうこに受け継がれ、
新しい車を買ったゆうこは、古くなったトゥデイを廃車にするかわりにはやてにタダで
あげた。そして、4速のマニュアルに苦戦するはやてがいた。

ゆうこ「ああ!またエンスト!?はやてちゃん、クラッチ踏まないからだよ!」
はやて「やれやれ・・・エンジンをかけなおそう。2速に入れる速度まで下げようとしたらスピード落としすぎちまったわ。」
ゆうこ「そうね。わかってるじゃないの。さぁ、左折して!」

エンジンをかけ、シフトを1に入れるはやて。半クラッチを使いながらゆっくり進む。
はやて「よっしゃ!今度は動いたぞ!タコメーターがないから頼るのは耳だけ!」
ゆうこ「はいはい・・・口はいいから、どんどんやりましょう!」
はやて「ちぇっ!つれねえ教官だぜ。それ!3速!」
アクセルを戻さず、クラッチを踏み、ギアを変えてクラッチをつないだため、車内に揺れが来る。

ゆうこ「アクセルは戻すこと。一瞬だけどクラッチ+アクセルになっちゃうからふかして回転数上がるよね?」
はやて「あがるね。空ぶかしを走りながらやっているようなもんだね。」
ゆうこ「そう!そこにクラッチがつながるとふかした分、余計な力がかかるよね?」
はやて「適正の回転数+俺がふかしたことになっている分でギアの回転がずれるからその
    差でショックが出るのか、よくわかった!?って危ない!」
理解はしたものの、急に老人が飛び出し、危うく轢くところだった。しかし、急ブレーキで難を逃れることができた。
ゆうこ「前を見て運転するのは基本だけど、こういうときもあるから気をつけないとだめだよ?」
はやて「くそじじいが来るかもしれない!な運転を心がけようって事だな。」
ゆうこ「そうね、でも「くそじじい」は言っちゃだめよ?しかも窓全開じゃない・・・」
はやて「やべえやべえ。聞こえてないだろうな・・・。」
うっかり発した失言に対し、老人の反応はなかった。どうやら耳が遠かったようだ。
ゆうこ「もぉ。気をつけようね?でも、前より運転うまくなったじゃない。」
はやて「ありがとう!左折のために2速にするついでに華麗な左手のさばきを・・痛い痛い!!」
ゆうこの脚に来るはやての左手を、ゆうこの右手が全力の握手をする。骨からは軋みが聞こえる。
ゆうこ「教官さまのおみ足をご機嫌に楽しもうだなんていい御身分だなぁ!ん?」
はやて「握手は結構ですのでどうかお許しを!」
ゆうこ「さぁ、そのまま3速!」
はやて「あんたは鬼か!左手を全力で潰そうとしながらいうセリフじゃねえぜ・・痛い!」
ゆうこ「ええ、鬼教官よ?」
そういうと、ゆうこは、はやての左手を放す。
はやて「ふぅ。まじめにやらんと殺されてしまうわ。パワステないからハンドル重いぜ!」
ゆうこ「お母さんが昔、使っていたのを貰ったけど丈夫よね〜これ。」
はやて「もう20年以上だな。そして4速!あれ!?パワーが!?」
ゆうこ「こらっ!力がないときにトップギアで無理に上らないの!そういうときはどうするの?」
きつい上り坂にさしかかり、トゥデイのエンジンが悲鳴をあげる。スピードメーターの針はどんどん落ちていく。
はやて「よし!3速!非力を高回転で補う!ゴー!あぎひ!?」
また、さっきのようにガクッとシフトショックが起こる。
ゆうこ「お姉さんは、はやて君の操作のせいでお尻が痛くて痔になりそうですよ?」
はやて「身も蓋もねえ・・・ゆうこお姉ちゃんなんか痔になっちゃえー!」
ゆうこ「(受け流す)スピードが高い時にシフトダウンするときはクラッチを切ってちょっとアクセルふかすの。ブリッピングっていうんだけど。」
はやて「ああ、なるほど。ギア比低いと同じスピードでも回転数高くなるからその分の差でガツンと来るわけか。そしてアクセル煽ってその差をデリーィイト!」
ゆうこ「うるさいよ?しかしあんたは理論の理解力がここまで高いとは思わなかったわ。」
はやて「そうなのか・・のぼりが来たら下り・・検便する日に腹下り〜」
ゆうこ「そんなに下るのがいいなら地獄はどうかしら?」
はやて「ご却下させていたただくでございますです。」
3速のまま、さっき上った坂道を下るはやて。
ゆうこ「えらいえらい♪ちゃ〜んとエンジンブレーキを使えてるね。場所によってアクセルを調整すると120点!」
はやて「やったね、ゆうちゃん!」
ゆうこ「調子に乗らないのっ。」
笑いながら人差し指ではやてのおでこを突くゆうこ。

ゆうこ「ねえ、私の家に行ってよ。もこちゃん乗せていきたいところある。」
はやて「ん〜・・もこちゃん・・・ああ、あの人か。でもなんでゆうの家なんだ?」
ゆうこ「私のインプワゴンを取りに行きたいのよ。さすがに、あんたのトゥデイじゃ後部座席の人間は狭いわよ?4ナンバーじゃ。」
はやて「じゃあ、俺がゆうのインプに一緒に乗ればいいのか?」
ゆうこ「そうね。一回、あんたの家にトゥデイ置いてきなよ。」
はやて「ああ、そういうことなら了解だ。」

ゆうこの車について説明。
平成19年式のスバル インプレッサワゴン(GH2)、5速MT車。排気量は1500cc。
バイトでためた100万ちょっとでそこそこのクラスのものを買ったようだ。
色は、派手な赤色だ。
スポーツグレードではないが、パワーは悪くない。
トゥデイはゆうこの家の敷地に入っていく。
はやて「しかし、広いなぁ。ゆうの家は。下手なおれでもぶつける心配ないぜ!」
ゆうこ「ぶつけられちゃ困るわよ・・・あ、もう少し右側ね。ありがとう。」

そういうと、ゆうこはトゥデイから降りてインプレッサに乗る。
はやて「ほぉ・・・やっぱこいつに比べていい音するなぁ。水平対向エンジンは伊達じゃない。」
ゆうこ「ちょっと!バックしてくれない?インプの幅じゃあんたのいる位置邪魔よ?」
はやて「わぁったよ!」

ギアをバックに入れてまっすぐ下がるはやて。そして、インプレッサが入るスペースを作る。
それぞれの車の窓を開けて、会話する。
ゆうこ「ありがと、はやてちゃん。この車、やっぱいいわ!」
はやて「いい買い物したな。さて、俺の車を家に置いてこう。」
ゆうこ「本当にいいわ。私があとについてくから、乗り換えてね。」

2台はゆうこの家を出る準備をする。
はやて「さてと、ローに入れて、クラッチつないで楽しいドライブだ!」
ギアをセカンドに入れ、そのまま数百m先のはやての家に着く。トゥデイを置いてきた
はやては、後ろをついてきたゆうこのインプレッサに乗った。

はやて「お待たせ。とりあえず、行きましょう。」
ゆうこ「そうだね〜。さて、クラッチ切ってGO!」
ギアを一速に入れるゆうこ。しかし、こっそりはやては、3速へ勝手に変えた。

ゆうこ「あれ!?変ね?って・・3速じゃない!もう!くだらない悪戯しないの!」
はやて「ちぃ。インプワゴンならトルクが俺のやつよりあるからばれないかと・・・」
ゆうこ「4tトラックじゃないんだからさ・・・はぁ。」

エンストはしなかったので、クラッチを切ったまま1速ギアに入れ、クラッチをつなぐ。1500ccのエンジンから出てくるパワーは軽自動車のものとは差を感じさせる。

はやて「目的地まで残り30時間です。しかし、中速度域はいいなぁ、これ。」
ゆうこ「そんなにかかったら私死んじゃう・・。あと、もこちゃんの家までもうすぐよ?」
そんなことを言っている間に、2人は目的地に到着した。

はやて「さて、やっと着いた。どのお面をかぶっていこうか?」
ゆうこ「また奇行?飽きないねえ・・・もこちゃんがドン引きするからやめて」
はやて「仕方がない、ノーマルで行こうじゃないか。」

2人は、目的の家へのチャイムを押した。
はやて「逃げるぞっ!ゆう!」
しかし、はやての手を華麗によけるゆうこ。掴もうとした右腕が空を切って、はやてはその場からいなくなる。

???「やっほ〜!あれ?ゆうこ、あの変わった彼氏は?」
ゆうこ「もこちゃん、変わったは一言余計・・・。」
全力疾走ではやてが戻ってくる。
はやて「ちくしょう! お〜い、ゆう!なんで逃げるんだよ!」
ゆうこ「それはこっちのセリフ。」
???「相変わらずね。お久しぶりだね、はやてくん。」
はやて「え〜と、もこもこさん?」
???「一個多いわよ!私は、ともこ! 通称もこ。」
はやて「ああ、そうだったわ。思い出した。」
ともこ「なんか傷つく・・・」
ゆうこ「ごめんね、もこちゃん。はやてちゃん、ちょっと言葉選びが下手なの・・・」
ともこ「別にいいよ。そんな気はしてた・・・」
はやて「あんたらひでえ!ちょいひどいよ?まぁ、それはともかく、何の用で来たんだ?」
ゆうこ「なんか、いつもは親の車借りてどっか行くみたいなんだけど、今日はないから
行けないんだってさ。暇だから一緒に遊ぼうって話になったの。」
はやて「それは了解した。そして俺の存在意義は?」

ゆうこ「あんた、暇で死にそうだったじゃない。」
ともこ「その理由ってどうなの・・・?まぁ、退屈はしないわ。」
はやて「ふぅ。じゃあ、とりあえず、ゆうの車乗ろうぜ。」
ゆうこ「そうだね〜」

3人は車へ乗り込む。
ともこ「ゆうこ、あんたよくマニュアルなんか乗れるよね〜。私は無理だ〜・・・」
ゆうこ「そう?お母さんがくれた車、マニュアルだったからだと思う。」
ともこ「ああ、あの小さい車ね。あれはもう廃車にしたんでしょ?結構古いし。」
はやて「いや、俺が現役で使ってる。」
ともこ「どういうこと?」
ゆうこ「私がこの車買ったから、トゥデイは、はやてちゃんにあげたの。」
ともこ「タダで?」
はやて「イエス・キリスト。ノー!ドラッグ。」
ゆうこ「ジーザス。この子のお口を閉じてあげてください。」
ともこ「まぁ、物を大事にするのはいいことかもね。」
はやて「エコカー?あんなのメーカーの儲けのためのエゴカーだよ!」
ゆうこ「こういう時のはやてちゃんの指摘が妙に鋭いのよね・・・ふぅ。」

はやて「ありゃ?目的地?」
ゆうこ「そうよ。いちご狩り♪」
駐車場に車を止め、降りる。
ともこ「楽しみにしてたんだよね!イチゴは最高においしいもの!」
はやて「俺の弟なら、技術力でイチゴを効率的に狩りそうだな。」
ゆうこ「お願いだから、もこちゃんに恥をかかせないで・・・」
はやて「まぁ、今日は来ないな。あいつ確か部屋に籠ってなんか作ってるわ。」
ゆうこ「それなら間違いないわ。集中力がすごいもの。」
ともこ「はやて君の弟、面白い子?」
ゆうこ「悪い子じゃないけど、正直すぎるのよね。あとは、はやてちゃんと組むと絶対に何かやらかすのよね。」
はやて「まるで俺が悪者みたいだな・・・」
ゆうこ「あの子の技術力と、はやてちゃんの悪ノリが相性良すぎるもの・・・」しくしく
ともこ「ふふふ♪面白い!イチゴ食べようよ!」
ゆうこ「そうだね!」
はやて「よっしゃあ!食ってやる!」
こうして、3人はおなかいっぱいイチゴを食いまくった。