マイノリティ雑貨店

自動車、発達障害などを扱うブログです。最近はQMAにはまっています。

本当の「景気がいい」って何だろう?

最近、アベノミクスの影響で少しだけ景気が良くなったみたいな風潮がある。
だから職業も少し増えたみたいな話もちらほらあるが、自分としてはそこまで実感を感じない。
じゃあ、なぜ景気が良くなったというのか?そう、リーマンショックのときのドル80円の円高からドルの価値がアベノミクスで上がりドル100円弱になった背景がある。
アベノミクスで潤ったのは、たぶん超富裕層・富裕層だけではないかと思う。
あと、自動車業界の社長とかそういう人たち。そりゃそうだろう。車を売るには円安のほうが外国にとってお得だからだ。それで、その儲けがカースト下の中間層・貧困層ワープア)たちに届いている業界もあるのかもしれない。
ただ、周りの人たちの話を聞く限り、「給料は変わらん」といった声しか聞かない。
会社ではコスト削減の声が多く、正社員を減らして派遣やアルバイトなどの非正規雇用で置き換えている。
そうすると、収入としては必然的に貧困層になるので会社の儲けが回るということは到底考えられない。
正社員でもその立場を悪用されてサービス残業とかを暗黙の了解でやらざるを得なくなってしまう。
え?法律? 違法ですとも。労働のダンピングだし。
しかも、サビ残によるダンピングは景気を悪くすることこの上ない。
景気は金の流れ具合に依存するため、趣味などを楽しむという前提が必要だ。
会社員が労働によって金を得ても税金以外で金を、市場に流す人が少なくなるからだ。
少なくなる理由は「過剰な労働によって疲れ果て、遊びに行く余裕がない。」
お金を使う余裕などないだろう。時間はないし、くたくただし、次の日仕事なんて状態ならとても行く気にはなるまい。
また、仕事中毒の金持ちもいるので、そちらもお金を落とす対象としてはあまりいいとは言えない。
「趣味?仕事だよ。景気?俺がこの流れを変えてやる!」 まぁ、頑張ってください・・・としかいえねえ。
あと、部下が仕事人間じゃないからって押しつけるのは勘弁な!
儲からないからね。

バブルのときはよく知らないが、就職活動のとき「交通費5万」とかあったみたいだ・・・
そのころはたぶん、いろんなところを豪遊している人たちがいる。ということは、お金が回っているので景気が良いというには十分すぎる条件だ。ただ、ちょっとはしゃぎすぎな感はする。

結論として、言いたいのは「景気がいい」というのは、貧困な部類の国民が苦しまずにお金を使えるという前提でいうべきだ。1割の金をたくさんの国民で回しているというのはあまりに不毛すぎ。一生懸命働くとしても経済効果のコストパフォーマンスが悪すぎる。
これで国民が職をえり好みしているとか言われてもちょっと道理が通っていない。