マイノリティ雑貨店

自動車、発達障害などを扱うブログです。最近はQMAにはまっています。

誤解は軋轢を生むだけだ。

発達障害のやつは勉強ができるだけの馬鹿だ」とかいう人。
それは、あなたがちょっと仕事の様子だけ見て言っただけの一部に過ぎない。
仕事以外で付き合いがないので、そうなってしまうのも仕方がない一面もあるがそれにしてもひどい意見だ。

気が利かないという傾向には当事者にはあるが、二次障害を引き起こすまでにされなければいけないのだろうか?
「こいつは何を考えているのか分からない」と思うのは、今までの常識で考えているせいだ。もちろん、常識を否定しているわけではない。発達障害の人も常識を理解し、それなりに適応して行かなければならない。
適応してやっていこうとしてるのだが、ベースの考え方がそもそも違うので修正パッチが追いつかないような感じに近いのだろう。
LinuxのソフトにRhythmboxというソフトがだいたいプリインストールされている。これはWindows Media Player下位互換みたいな機能を持っている。(mp3プレイヤーの同期、曲の情報検索ができない?)
核となる「音楽を聞く」という機能に関してはまったく問題がない。
知的障害ならば、プログラムが壊れており、ソフトの起動に支障があると互換できる)
このソフトを使っている人しかわからないかもしれないが、このRhythmboxは文字化けがひどいという問題が割と洒落にならない。
具体的に「IéØcxéÔ¿áñl」みたいな状態で曲名が出ており(実際はもっとひどい)、とてもではないが一発で曲名がわからない。数曲なら修正する気力があるが何千曲クラスをいちいち直すというのもアホらしい。
(本当は直せるらしいが、端末いじってもなぜか反応しないのと、ミスると洒落にならないので放置)

アスペルガーの人が空気を読むのに苦労するというのはこのRhythmboxの文字化けのように、言語外の情報が入ってこないので表面上の言葉だけを拾い、頭をフル回転させていちいち考えていく必要があるためだ。
そのため、健常者よりも脳を酷使しやすいため非常に疲れて倒れる人が多いのだ。
普通の人なら文字化けがそんなにひどくなく、曲名がわからなくても歌手名だけはしっかり出ているのである程度だが候補を絞れる。しかしアスペルガーの人は全部文字化けになっており、曲名を知りたいなら1曲ずつ聞かなければならない状態だ。
だが、他人からは「なんでそんなこと言うんだ!?」みたいなことを言われ続ける。自分はまずいということをわかっているのだが、どのようにすれば相手の機嫌を治せるのだろうか? それを暗中模索で探していくことが続いているのだ。
ADHDの人はいろいろな判断をする時におそらく他の人よりも選択肢がむちゃくちゃ多いのではないかと思う。
なぜなら割と空想にひたっていることが多いので非常識なアイデアも斬新なアイデアを持っている傾向にある。
そして、衝動的なところもあるので仕事とかで判断するときに悪い意味で早く判断し過ぎてしまったり、いらない動きをしてまた修正するために他のことにすぐ移ったりする。
そういうところでロスをしてしまうので、「イライラする」などと言われてしまうのだが、「まずい」ということは分かってる。 だけど、その場その場で瞬時に判断するときに情報が整理されていないので、どういうふうに組み合わせるのかを間違えてしまったりするのだ。

それが、不注意として問題になる。 持っている情報を整理することをサポートしてくれる人がいれば、ADHDの人が活躍しやすくなるんじゃないかと思う。
扱いにくい人なのかもしれない。だけど、対立するんじゃなくて共生することを考えていかないとギスギスした社会が加速していくだろうな・・・・