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自動車、発達障害などを扱うブログです。最近はQMAにはまっています。

自閉度、多動度(不注意でも可)、知能を3軸で考えてみる

発達障害界では割と有名な「自閉症スペクトラム」。自閉度だけでなく、多動もこのシームレスな概が使えそうだ。健常者と重度の自閉(多動・不注意)の特性を持った人の間には数値で表せるようなデジタルな境界の概念はない。(AQ指数があるが、あれは曖昧な部類に入るだろう)

これに座標の概念とZ軸を加えれば、3つの要素を同時に扱うことができるようになるのだ。
ちょっとこの図を見て欲しい。



なんで英語かというと、ペイントソフトが英語しか使えねえからです。すんません。
見ての通り、X軸とY軸とZ軸の3次元グラフで表記した。
英語があっているかどうかは不明だが、X軸は自閉傾向 Y軸は多動/不注意傾向 Z軸は知能指数を表している。この3軸グラフのメリットは自閉特性とADHDの特性を同時に扱うことができることだ。
そして得意分野を示す指標として便利なIQも考慮できる。
X軸の評価軸:共感をすることに重点を置く/自閉特性が重い(システム化に重点を置く)
Y軸の評価軸:多動要素のほうが強いか、不注意要素のほうが強いか
      (どちらもない、どちらの要素も強く持っている場合はニュートラルな位置に置き、点の表記を変えることで区別)
Z軸の評価軸:知能指数の高低。ただし、評価する項目によって上下するためその部分は明確にしておかなければならない。(得意分野・苦手分野により座標の位置がまるまる変わってきてしまうためだ)

本当は4軸を考えたいところだが、どうやら四次元の世界を定義するのは無理なため、もうひとつの考え方は2次元の4マス評価で代用せざるを得ない。4マス評価(2軸)っていうのはちきりんさんのブログにある、評価軸(頭脳/運・健全/不健全など)のようなものだ。
この3軸評価と4マス評価を合体させてもっと多く勘案できないだろうかと思うのだが、グラフが非常に見づらくなる。もちろん、X軸Y軸Z軸の項目を変えればいろんな評価に使えることは間違いない。
WAISの評価なら、言語性/動作性/総合IQなどで座標が作れる。
すぐ使えとまでは言わないが、こういった概念をなんとなく持っているだけでもだいぶ思考が変わってくるのではないだろうか?子供を画一的に見ることなく多面性を見るためのツールとしてぜひ考えていただければいい。
発達障害そのものの話題と言うよりは、「どう子供の特性を見るか」みたいな話になってしまったがそんなところで今回のお話はおしまい。