マイノリティ雑貨店

自動車、発達障害などを扱うブログです。最近はQMAにはまっています。

内向的リーダーと外向的リーダー

内向的な人が向いている統率の仕方と、外交的な人が向いている統率の仕方がある。
巷でよく、「リーダーはみんなをぐいぐい引っ張っていかねばならない!」とか言っているのはだいたい外交的なタイプの人だ。



内向的な人と外交的な人の統率の仕方を図示してみると形式としてはっきりとした違いがある。
個々に対応しあい、それぞれの得意分野で仕事をやらせることが得意なのだろうか?
集団をまとめて、一致団結の形で物事を進めさせるのが得意なのだろうか?
これは特性の違いであり、優劣どうこうの話ではない。だから、外交的なやり方が向いていないとしてもがっかりすることはないと思う。むしろ、世間体だけで向いていないことやる方が無駄な気がする。

内向的な人の最適なまとめ方は1人1人の意見を尊重することで、それぞれの経路を通らせてゴールは同じというようなやり方が向いているのではないかと思う。なぜなら、部下や仲間が内部に秘めている力をしっかり認識するためには1対1で丁寧に向き合うことが必要だからだ。あと、内向的なタイプの人は変わった特性だからと言って疎外する傾向は低いこともあげられる。さまざまな方法を熟慮しているので、なにか変更があっても割とすぐに対応できるという利点があるし、さまざまな得意分野から新しいアイデアの組み合わせが出しやすい。
もちろん弱点もあり、それぞれの方向性が決まるまで準備の時間がかかるのでスタートアップがどうしても遅い傾向になってしまうこと。また、多数を一気に率いるようなことはそんなに得意じゃないので、時々様子を見ないと仲間内で方向性がずれがちになっていることがあるだろう。
個人的にあてはまりそうなのは、未来工業の社長や、本多信一氏などがそうではないか。

外交的な人の最適なまとめ方は、経路をまったく同じような形にさせて一直線に進めさせるやりかただ。
基本的にパワフルな人が多く、行動の素早さでは申し分ない。率いられるタイプの人間もパワフルな人が比較的多いため、問題に対して率直な取り組み方をするだろう。だから、行動量や仕事量(時間も関係ある?)が評価される日本型組織では重宝されることが多い。
ただ、行動を重視しすぎるきらいがあり、戦略などをじっくり考えることが苦手なタイプが多いかもしれない。
また、あんまり柔軟なタイプではないので問題などに対する方向転換もあまり得意ではない。
あとは、同じようなタイプでも微妙な違いがあるが、その内部での差異を考慮することができるようになれば強みをさらに活かせるようになる。

どちらにしてもリーダーに向いている人と、そうでない人がいる。もし、リーダーに不向きな人が無茶な組織の動かし方をすると、こういった感じになる。

内向型:内部の統制があまりにバラバラ、本来のゴールを見失ってしまう。正反対の特性を組み合わせてしまうと動かしたいはずの計画がすべてダメになってしまう など

外向型:リーダーが暴走し、内部の人が振り回される。そのうえ、組織の柔軟性に難があるので他の人たちもその間違った方向を加速させてしまう。(例:柔道連盟、ワタミ

暴走のリスクはどちらのタイプにもありうるが、うまく活用できれば強力な組織になる。まぁ、そんなことを言っているこの雑貨店はだいぶ迷走しているような気がするが・・・