マイノリティ雑貨店

自動車、発達障害などを扱うブログです。最近はQMAにはまっています。

自信のない子供

先進国で「自分に自信がある(自尊心がある)」と答えた子供は、アメリカで85%ちょっと、日本では58.4%だそうだ。日本の子供、40%以上自信がない子が多い。半分以上自信がある子たちじゃないか!と思うかもしれないが、残りの40%って結構でかいと思う。
兵隊の3分の1を減らせば、軍隊は壊滅するといったような話をちょこちょこ聞くのだが、それですら33%だ。
そこから考えると、40%の子供が自信を失っているということは、ほかの子供も自信を失いやすい環境にあるのではないか?しかも、この水準は先進国で最悪だ。
勉強できる平均水準がかなり高い割にこの自信のなさの傾向は何だろうか?
原因は彼らの実力でも、性格でもない。大人たちが子供たちを受け入れる土台ができていないことではないだろうか?
「あれしなさい」「みんなと同じにしなさい」「なんでこんなことができないの?」
発達障害児に言ってはいけないような言葉ばかりだが、日本の教育ってこういった言葉が多くないだろうか?統計としては定型発達の子も当然含んでいるため、全体として自尊心の低下を招いている。
「じゃあ、甘やかせばいいのね?」と思う人、それは断じて違う。
何もやらせないとか、過保護で子供がよくなるわけではない。
自分が言いたいことは、「子供を受け入れる」ことなのだ。そのまま(?)の自分でも生きていてもいいんだということを認識させること。もちろん、ほかの子供と軋轢が生じて日常生活に支障が出る場合、ある程度の矯正は必要かもしれない。だけど、個人の特性を受容してあげることはやっぱり重要だ。
学校・会社において集団主義が多い日本ではやや難しいことであるのは確かだが、家庭内だけでもできることはないだろうか?
せめてものセーフティネットとしての役割が家庭にはほしいのだ。
ここ最近は平均より外れた人を馬鹿にするような風潮が学校空間内では強い傾向にある。それが「自信低下」や「いじめ」のもとになっている。
だから、子供を肯定する環境、すなわち居場所をつくってあげましょうということだ。