マイノリティ雑貨店

自動車、発達障害などを扱うブログです。最近はQMAにはまっています。

ADHD独特の目線

ADHDの人は割と空想にひたることが多いだろう。その時に、どこを向いているのか分からないと感じる人が一定数いるようなので、それについて話していこう。
結論から言うと、見ているのは「壁や空、物の間などの割と無地な所」だ。少なくとも、何か情報を得るようなものをじっと見ていることは少ないのではないだろうか?

前頭葉の整理機能に割と問題があるため、頭の中はいろいろなノイズが非常に多い。だから、何を考えているかを説明するには物事が多すぎてごちゃごちゃになっている。
部屋で例えるなら、ゴミ屋敷の中にある物品を全部答えるというような無茶ぶりに近い。というか、不可能だ。
頭の中がザワザワするという感覚が一番端的に示している言葉になる。もちろん、このなかのザワザワを言語化するのは非常に困難だ。おそらく、行動的な多動タイプの人がドタバタしているように見えるのは頭の中のザワザワを独特に具体化して作られたタスクを全部やろうとしている可能性は十分にある。

本題に戻るが、定型発達者が感じるADHD当事者独特の目線というのはノイズが多すぎるが故、これ以上ノイズを入れないようにするための代償方法かもしれない。
(論文では証明されていないので、自分の単なる仮説にすぎないけど)
だから、もしADHD当事者がどこを見ているのか分からないと感じるのなら対処は2つある。
相当深く考えている(空想の可能性もあり)か、脳が疲れて動けなくなっているかのどっちかだ。
それを考慮すれば、急用でもない限りあまり気にしなければいいということだ。
仕事などで「部下(同僚)がフリーズしてる」というようなことがあるなら、大体は後者のパターンだ。なので、頭が動けるようになるまで少し放置しないとろくな答えは返ってこないので、せかさないほうがいいだろう。
(こればかりは、本人の努力でどうにでもなるわけでないので特性を分かる必要がある)
ADHDにしても、アスペルガーにしても、発達障害者の人は脳が疲れやすいので全体のスタミナが人よりも悪いことを意識しながら生活しないといけない。