マイノリティ雑貨店

自動車、発達障害などを扱うブログです。最近はQMAにはまっています。

あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。を読んでみた

題名の通りだが、脱社畜ブログの日野さんが書かれた二冊目の本を読んでみた。
ひとことで言うならかなりお勧めできる本である。特に自分が「社会不適合じゃないだろうか・・・・」と悩んでいる人には特に勧めたい。直接的な解決ではないが、気分を肯定してくれるという視点からすれば大きな助けになるのではないだろうか。

いつもブログで言っている反社畜論(?)に加え、就職活動における洗脳活動の恐ろしさ、会社の社畜タイプの厄介さについても語っている。
たぶん、自分のブログでも日野さんと同じようなこと言っている部分もあるかもしれない。どの記事かを探すのは面倒なので、探したい人は頑張ってください。(おいおい・・)
社畜精神を持たなければ会社を辞めないといけなくなる企業が多すぎる以上、日本全体がブラック化しているといっても過言じゃないと思う。

会社と依存しなければ会社員は生活に困窮する。だからスキルを得ることはかなりプラスになることは事実だ。ただ、個人的に思うのは「資格勉強できる体力がないくらい疲弊させられてしまう」場合があるので、やりたくてもできない人もいる。もしかしたら、あえてそれを狙ってるダメな企業もあるのでその場合、逃げた方がまだ潰しがきくんじゃないかなと思う。

今の日本は明らかに価値観が同じ人しか受け入れられない、「心の鎖国」が起こっている。昔からなかったわけではないが、シューカツという言葉が出て、就職活動を先導させている業界がその風潮を加速させていったのではないかと思う。心の鎖国の基準からすれば、明らかにこのブログは追い出されてもおかしくないくらいの主張をしているだろう。追い出すなら追い出せ!そんな鎖ぶっちぎってやるよ!

あと、日本の小学校、中学校で労働とお金、その権利についての話を直接的にしないというのはかなりまずいと思う。もし、その子供の父親が過労死しているならなおさらその教育をすすめなければならない。
これで「あんたの父親は軟弱だ」とかいうクソ野郎が出てくるなら、そいつの意見は無視してかまわない。時間の無駄以外の何物でもない。

やや話がそれた部分もあったが、就職活動とかブラック企業は基本的にかなり頭がいっちゃってる。
日本のサービスは素晴らしいが、この無茶と表裏一体であることを肝に銘じ、自分だけでもチンピラ客にならないようにしていただきたい。もし頼みたいことがあれば、冷静かつ的確に「こうなっていましたよ」くらいでいい。余分な怒りとかそんなの情報が錯綜するだけだ。