マイノリティ雑貨店

自動車、発達障害などを扱うブログです。最近はQMAにはまっています。

特別編「となりのたかくん」

となりの関くんのパロディものです。今回、主役級のはやて、ゆうこは出てきませんのでご注意。
また、しおりもたかひさも同じクラスの高校生という設定です。セリフはしゃべりませんが、前田くんの役としてけいじを出しておきます。(でかいし、気にするタイプじゃないし)
そして、先生はなぎさを登用します。
なお、セリフ部分は授業中のため、小声です。

そもそもしおり、たかひさの名前に関して意味がわからないよというかたはこちらの解説を見てくださいよ!(前提知識用のリンク)


今日は数学の授業。積分の分野をやっており、難易度はかなり高い。数�Vという慣れない科目に苦戦する生徒たちが結構いる。

しおり(不定積分ですか・・・+Cっていうのが数字である限り、適用できるわけですね。積分の基本ってここからきているのですね・・。あれ、たか君は授業を聞いていないようですね!)

たかひさ(うぬぬ・・これではモーターの回転数が高すぎる。ギア比下げて減速しないとトルクが足りない。)
しおり(何を作っているんですか・・・授業聞かないとわからなくなりますよ?)

たかひさ(まあ、実際につるしながら計算しよう。よし、ここは鉄を加工したフレームをはめこめば・・・)
しおり「たか君!カチャカチャいってます!静かにしないと先生に怒られますよ!」
たかひさ(静かな環境を作りだすのは難しいが故、完成を急ごう。あとはサイズに合わせたΦ2.2のワイヤーとフックだ。)
しおり(あれ、もしかしてクレーンでしょうか?なんでそんなものを作っているのでしょう・・・さて、真面目にやらないと!)
たかひさ(あ、ベアリングを組もう。これで旋回を可能にできる。そして、バッテリーは9Vを3つ直結で・・・)
なぎさ「おい、しおりちゃん!まじめに聞いているのか!」
しおり「あ、先生!すいません!」
たかひさ「よし、できた。」
しおり「こら!たか君。そんなものを作っている暇があったら積分の授業を真面目に聞いてください!けいじ君が前にいてばれないからと言って遊んでいい時間ではないですよ?」
たかひさ(ん・・・・しおりさんが何か怒っているが、気にしないことにしよう。さて、実験としてしおりさんの机のフックに引っ掛けて引っ張ってみよう。)

クレーンは旋回し、机の横のフックにひっかけ、机が動き出す。
たかひさ「よし、パワーは十分だ・・・」
なぎさ「おい、なんだその変な機械は!」
たかひさ「!!!」
あわてて元に戻すたかひさ。すごい勢いでしおりに睨まれる。
しおり「たか君、これ以上ふざけていると、クレーン取り上げますよ・・・?)
たかひさ(ちぃ・・・・。ではけいじのYシャツの襟を使ってテストだ・・・)
気配に気づいたのか、けいじは後ろを向く。
たかひさ(だめだ。どちらにしろ不可能だ。仕方がない、諸元表でも書いておくか・・・・)
しおり(もう・・・テストで赤点とっても知りませんよ・・・まぁ、たか君は機械設計を独学していますから微積はわかっていたりして・・・フフッ。)
なぎさ「何がおかしい!」
しおり「いえ・・なんでもございません・・・」
たかひさ(よし、こんな履修済みのことなどやる必要はない。諸元表も書き終われば他の物を作ろう・・・)
そう思った矢先、前の席にいるけいじの消しゴムが落ちる。拾うためにけいじが屈むと、遊んでいるたかひさの様子が丸見えになる。

なぎさ「たかひさ君!あなたまた小学生みたいなことしてるの!?授業くらい真面目に聞け!」
しおり「ほら、怒られたじゃないですか。いまさら遅いですけど、せめてノートくらい出しておくべきですよ?」
たかひさ(ちぃ・・面倒なことになってしまったが、教科書を出して聞いたふりをしておくしかないのだろうか。)

キンコーンカーンコーンと鐘が鳴る。 授業が終了した。
たかひさ「よし、動作確認再開だ。これで好きなだけテストができる。」
しおり「私のスカートをアームでつかんでどうする気ですか、たか君?」
たかひさ「しまった、標的を間違え・・・うわああああああ」

このあと、どうなったかは誰も知らない。