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自動車、発達障害などを扱うブログです。最近はQMAにはまっています。

変人と教育について

人物評価入試?おっさんたちがイノベーティブな若者を「評価」できるの?

イケハヤさんの古い記事だが、日本の組織って面倒な人嫌うんだなっていうことを再認識した。

特別な注意なく運用されるかぎりにおいて、「人物重視面接」は、結局「面接官が評価できる程度の人材」を集める結果に終わるでしょう。後に大きなイノベーションを起こすような、型破りの人材は排除されてしまいがちです。
もっと「面接重視」を適用することで、「大学の和を乱さないであろう、無難な人間」を採用する圧力がかかる可能性もあります。「この学生は成績は低いけれど、すばらしい能力を持っていそうだ」という理屈で採用した人材が、校内で問題でも起こした日には、採用した面接官は何らかの責任を問われる、なんて話もあるのでしょうし。
実際、就職活動においては、そのような例は多々見受けられます。「「面白い学生」を門前払いする日系企業」でも書きましたが、一般的な大企業は本当に面白い人材を排除する圧力を持っています。



上司がほしい人を車で例えてみる」の記事の言葉でいうなら、F1みたいな奴は取りたがらないということだ。
もしとるとしたら、大型セダンか、よくて市販のノーマルスポーツカーくらいのレベルじゃないだろうか。
まぁ、乗りこなせる人がほとんどいないってことですね。

またイケハヤさんのブログより。from 「面白い学生」を門前払いする日系企業

以前、某大手出版社の採用の話を漏れ聞いたのですが、その会社では、人事部の方で「飛び抜けすぎている人を足切りする」プロセスが入るそうです。現場スタッフが一次?二次面接で「こいつは面白い!ぜひ採用したい!」と思う人材にかぎって、三次以降の人事面接で弾かれてしまうとか。実績があって、それだけこだわりが強い新卒学生は、使いにくいと判断しているのでしょう。



とびぬけすぎているF1みたいな連中を現場は欲しがるわけだ。

だけど、現場で直接部下にかかわるわけじゃない人たちが「こいつら、バツ!」とか言ってふっとばしてしまう。

これって組織の風通しとしてはすごく悪いってことを露呈している。本来、業界としてこういう人材が多いことは想定できているはずじゃないだろうか?
組織を守るという意識が強すぎるからこういった問題がある。(ある程度、仕方がない面もあるが・・)
それと、やたらに日本全体が行動に対してバッシングする風潮もそれを助けているのだ!

強烈な人材を教育するノウハウみたいなものも蓄積されていない。

変人どころか、常識的な人の教育も満足にできない状況があるわけですよ。

教育しようと考えている小さな組織がまったくゼロとまでは言わない。

だけど、そういう組織が表立ってメディアに出てくるようなことは少ないし、関連するコンテンツを見ている人口はおそらくもっと少ない。競争やお金第一でやっているので、教育は無駄遣いみたいになる。そこでお金を出すにしてもすごく決断に勇気がいる。

どこでこの悪循環を断ち切れるか。タイミングはいつになるのやら。