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マイノリティ雑貨店

社会に関すること、自動車、発達障害などを扱うブログです。社会ブログなのか、車ブログなのかよく分からなくなってきました。

外国人女性にとって、日本の男は怖い?

Voice4uで有名な久保由美さんのツイートを抜粋した。

シャラップ上田様や橋下さんの件で、アメリカ生まれ&育ちの娘はこちらの友達から「日本の男はとにかく我慢ができないDVだから、彼氏にしちゃ駄目だ」と言われるらしい。娘は「日本人でもいい人はいっぱいいる」言ってるが、じゃ、なんでなんの罰もないの?」となって、誰も信じてくれないそうだ。



半分くらい、偏見もあるだろうがセクハラ事件を細かく調べると意外と嘘を言っている気もしない。特に、日本のセクハラは会社内で強要されるものが多い。ただ、個人的に言いたいのはすべての人がDV体質だなんて思わないでほしいということだ。もしかしたら日本人は外面をよくする分、反動でやらかしてしまう人が多くなるのだろうか。それだとしたらとても残念だ。

結婚の関係の話は正直、あまり得意ではないので来日してきた中国女性が会社でセクハラを受けている話を引用して考えていこう。せいぜい知っているのは妻がDVから逃げにくいということくらいだ。

中国人だから? アルバイトだから?「女」だから? ?あるセクハラ裁判を巡って?その1。の巻
中国人だから? アルバイトだから?「女」だから? ?あるセクハラ裁判を巡って?その2。の巻
中国人だから? アルバイトだから?「女」だから? ?あるセクハラ裁判を巡って?その3。の巻
中国人だから? アルバイトだから?「女」だから? ?あるセクハラ裁判を巡って?その4。の巻

小林美希さんが書くようなルポとだいたい近いような内容だが、おそらくこっちの方が初心者にはすごく読みやすい。雨宮処凛さんの話や本はすごく読みやすいのでおすすめです。別に回し者じゃないけど・・・

個人的に驚いたのは組織がセクハラを隠すことよりも、元の被害者であるお局社員がセクハラに寛容であるということだ。でも、深く読んでいくとこれは体育会系バッドスパイラルと原理が同じであることがわかる。
しかし、なんだこれ。セクハラじじいの言い分がひどい・・・・

そんなセクハラに耐えかね、川崎さんは支店の係長がビルに来た日、「毎日胸とかお尻触られる。なんとかして下さい」と訴えた。係長は「それはセクハラです。注意します」と言うもののA氏の行動はまったく変わらない。その次に課長に相談するものの、課長は「セクハラは個人と個人の問題」と言い放つ。その次、支店長に泣いて訴えると、こう言われた。

「あんた若いから。他の女性は50代、60代でしょ。あんた30代で若いんだから魅力的で触りたいのは男の本能」 その次に訴えた本社の部長には、「それは日本のコミュニケーション」と言われたという。



おい、おっさん。会社は無料のおさわりバーと勘違いしてねえか?しかも、日本のコミュニケーションってどういうこと?コミュニケーション研修があるとして、セクハラはやっていいものっていうところなんてあるのか?本音と建前があるにしてもこれはちょっと逸脱していると思うんだ。
礼儀正しい国としては割とイメージがいいんだけど、本質での人権意識が追いついていない。仕事の品質とかにはまじめなところはあるけどさ、コミュニケーション能力のありかたを思いっきり間違えているんじゃないかって毎回思う。

さて、元被害者であったお局女性が社内でのセクハラに寛容であることを説明していきたい。

そんな中、声を上げた川崎さんだが、裁判でも傷つくことは多い。

川崎さんの全然知らない女性が出てきて、「川崎さんはいろんな男性を誘惑してた」「仕事中に男性とカラオケボックスに行っていた」などと事実無根のワケのわからない証言をしたり、川崎さんがものすごく挑発的な女性であるかのような陳述書が出てきたり。一番腹が立ったのは、川崎さんが最初にセクハラを訴えた支店の係長の言葉だという。

毎日お尻や胸を触られる、という訴えに、「それはセクハラです。注意します」と言った当人が、裁判では「そんなこと一度も見たことも聞いたこともない」と主張したのだ。
 一方、川崎さんへのセクハラ・パワハラを目撃した人もいるのだが、会社に迷惑がかかるからなのか、証人としての出廷が認められても当日の公判には現れなかった。川崎さんのセクハラを見聞きしていた同僚たちも陳述書を書くのは勘弁してほしいというスタンスだ。会社が相手の裁判の難しさがここにある。
 
また、会社を訴えた川崎さんには別の風当たりもあった。異動になったホテルの同僚である50代、60代の女性たちはこう言ったという。
「なんでお世話になった会社を訴えるんだって。昔、私たちもこんなセクハラいっぱい受けたけど誰も訴えなかった、だからこのくらいいいじゃないとか。触っても減るもんじゃない、触られてるうちが華とか。私とは考えが全然違う」



いいだろ?減るもんじゃないってどこの漫画のセリフだよ。お局世代の人たちはよくもわるくも会社に忠誠心がある。ただし、それはやや歪んでいる形だ。彼女たちは少なくとも本質的にはセクハラが悪いとしての認識がないわけではないが、清濁併せ呑んで円滑なコミュニケーションを図るには必要悪だと思っているのだろう。
「自分たちが受けてきたんだから、あんたも受けなさいよ」みたいなことだろうか。
当時の日本人の意識の中では、それが人権侵害だというような感覚もないのだろう。自分の母親が若いころに働いていたとき、結構セクハラな言動が多い人の割合は少なくなかったとか。

現代は割と人権意識を高める必要があり、高度成長期の感覚ではとてもではないが荒すぎる。
Ra1.6の表面を出すのに60番の紙やすりだけで磨こう!と言っている様なもんだ。

多分中国人だけでなく、先進国の外国人女性が思っていることはこういうことなのではないか。

この裁判を通して、彼女は「なぜ日本の女性はセクハラを受けても裁判を起こさないか」がよくわかったという。
「裁判起こした女性は、会社にも周りの人にもものすごく非難される。人格まで侮辱される。あと、体力と精神力の問題と、お金がかかる。中国では、こんなに女性を侮辱したり、下に見る感覚はない。同じように出世できるし、同時に会社に入ったら同じ給料だもん。掃除だってお茶汲みだって当番で男性も女性もする。差別がない。私の感じでは、日本の男性は女性を人として見てない、ものとして見てる。結婚したら子どもを産む機械、会社だったらお茶汲む、掃除する機械。そういうふうに感じた」



中国の部分をほかの先進国に変えてもあんまり違和感がない。ただし、中国は今回の件で人権意識はそこまで悪くないということはわかった。ただし、経済発展のために組織ぐるみでとんでもないことやっているのはいただけないかな・・・・
だからこそ、日本人男性にはこういった人が多くて結婚とかが怖いと思われているのだろう。
頼むから止めてくれ・・・人権意識の風評被害とはまさにこのことだ。