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自動車、発達障害などを扱うブログです。最近はQMAにはまっています。

非効率な会議は会社員がバカになる要素の1つ?

ここ最近、脱社畜ブログの日野さんは「会議」関係の話題をサイボウズの記事であげているが、それにもっと言及できそうな記事を見つけた。
2012年の記事ではあるが、会議という共通項がある以上長く通用すると思う。

会議は社員の頭を悪くするという研究結果

最初見たときは、正直ギョッとした。普通に考えれば、会議で新しい意見を交換すればいろんな知識が入ってきて知識や見解、解決策といったような頭脳のレベルは上がるんじゃないの?と思ったからだ。
でも、会議の非効率さや時間の無駄という話をチョコチョコ見たり聞いたりしてるうちに「意見とかの交換よりも、時間の無駄」のほうが圧倒的に多くなる。でも、やらないと事業が進まないなんてことは日常茶飯事ではないだろうか。それを何回も繰り返しているということは何かが原因で「頭が悪くなっている」要素として説明するには十分だ。

アメリカの最新の研究によるとある種の会議は時間をムダにするだけでなく、社員の頭を悪くするという結果が出たそうだ。一体どんな会議が頭を悪くさせるの? そんな会議やめたらいいのに!

会議は社員のIQを下げるという研究結果を発表したのはアメリカのバージニア工科大学の研究チームだ。研究によると、ブレインストーミング型会議、人事関連の会議、とりあえず全員招集するような会議は人のIQを下げる可能性があるそうだ。



全員召集するということは日本人がかなり好きそうな会議だ。メンツを立てるということを非常に重視するから役にやつかどうかより、出てもらうことに意義を感じるからではないだろうか。本人は嫌かもしれないが、会議となるとなかなか欠席ということはいいにくい。

実験では被験者70名にIQテストを行った。そして、テストの結果で5グループに分け再度IQテストを行ったそうだ。2回目は1問解き終えるごとに被験者にグループの中での成績の順位を伝え、プレッシャーを与えた。するとほとんどの被験者は2回目のテストの成績が1回目を下回る結果となったのである。

研究グループのケニス・キシダ氏は「彼らはグループ内での順位を告げられたとき、被験者の大脳、特に扁桃体前頭前皮質及び側坐核の活動が活発になっています。これらは感情の処理や問題解決、報酬や快楽に関係する部分です」という。

この結果から「集団環境が知能の発揮に影響を与える」といえるそうで、女性は特にその影響を受けやすい傾向にあるという。つまり、会議において社員は集団すなわち社内での評価が気になり、その不安から本来の力が発揮できていないと考えられるのだ。



扁桃体というのは、恐怖などで活性化する部位だ。体育会系の恫喝指導というのは扁桃体を活性化させて怒られないように仕事をさせるやり方になっているのだが、実は効率がとても悪いのだ。集団会議というのは発言の1個1個をすごく気にせざるを得ない環境だ。そこで思い切った発言をする人はうまくいけば車内改革につながるが、だいたいは当事者の左遷を狙う人にとっては「攻撃の餌」みたいなことになってしまう。
特に、女性だと感情を司る分野の脳の働きが男性よりよいので、影響を受けやすくなるのだろうな。
女性だらけの職場で集団会議なんかやったら、ダメージ相当でかくなりそうだな・・・

日本人は個人としての知能は高いらしい。(優秀だといわれる理由)
だが、チームとしての集団知能は低い。優秀な人をつなげるバイパスみたいなものがしっかりできていないということになる。斎藤ウィリアム浩幸さんが「ザ・チーム」を発行したのもわかる気がする。