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マイノリティ雑貨店

社会に関すること、自動車、発達障害などを扱うブログです。社会ブログなのか、車ブログなのかよく分からなくなってきました。

「世間体に合わない人」を攻撃する人たちって何でしょうね?

前置きとして、現在、就職して正社員という安定した状態で働ける人というのはだいぶ減ってきているんですよ。正社員になれても、事実上まともな労働環境といえる人の割合はとても多いとはいえない。

大学生も、残業代をネギで払うというマサイ族以下の待遇を受けていたりする時代だ。

 

当然、あんな就活では脱落者が一定数出てくる。好きでニートフリーターになったわけではないのに、「君はダメだよ」に近いような言葉をかける人がかなり多い。しかも、家計や世間体に直結するような家族ではない。当然、彼らに直接影響があるわけでもない。

だけど、言いたくてしょうがない人は一定数存在するのだ。自分の近いところに「世間体に合わない」人を排除したいのかな?と思わざるを得ない。

 


周囲の言う「世間体」はその人の考え方を押し付けているだけ! 壁はもっと簡単に乗り越えられる―田中俊之さん×藤井佐和子さん対談・前編 - Woman type [ウーマンタイプ]

自分がだいぶ前から注目している「男性学」の田中助教の記事は結構いいものがある。

今度、本が出ていたら少し見ておきたいと思う。

 

日本の価値観の対話を少し引用してみる。

田中:でも実際は、会社で定年まで働いている男性が90%以上という統計があるんです。つまり、働いていない男性はわずか数%程度しかいない。それが僕は疑問だったんです。男性でも仕事に向いていない人はいるだろうし、体調が理由でフルタイムで働くのが難しい人もいるだろうし、僕みたいに単純に働きたくない人もいるだろうし(笑)。そのことに疑問を持てないような社会の仕組みってどうなんだろうと思って。それで、なぜこうした社会が作り上げられたのかを探りたいと考えたのも、「男性学」の道に進んだ理由です。

藤井:男性は働くのが当たり前で、働かなければ「人としてどうなの?」と思われるのが今の世の中ですよね。しかも定年が65歳まで延長されたので、さらに長く働き続けなくちゃいけない。
田中:あれも「長く働けるのは幸せだ」という報道の仕方ばかりですよね。反対にリストラや早期退職についてはネガティブな報じられ方をしていますが、もしお金に余裕があるなら、僕は早期退職もいいことなんじゃないかと思うんです。
藤井:海外だと早期退職を自ら望む人も珍しくないですよね。「早くリタイアして第二の人生を楽しみたいから、若いうちに頑張って稼ぐんだ」という考え方の人、結構いますから。でも日本では、「早期退職をして自分でビジネスを立ち上げたい」と考える人がいると、「やめたほうがいい」とか「どうせうまくいかないよ」と否定的な意見を言う男性が多い気がします。日本社会では「どこかに勤める」という形が正解だと思われているのかもしれないですね。
 

「ひきこもり」考や、タテ社会の人間関係でも言われているように、日本というのは人の価値を「所属している場」で判断する。要するに、会社がデカければすごい理論だ。

たとえ、どんなに内情がブラックであろうとも有名かつイメージがよければいいのだ。

最近はユニオンとか近野さんのおかげで少しだけ状況が変わってるけどね。

田中:周囲の人が言う「世間体」って、実は世間全体の意見ではないことがほとんどなんです。親や友人が言う「世間体」は、その人の考え方を押し付けているに過ぎない。ただ、藤井さんがおっしゃるように、自分が壁を作ってしまうということもあるでしょうね。「私は女だから、チャレンジングな生き方をしてはいけない」とか。本当はその壁はたいしたことはなくて、思ったよりも簡単に乗り越えられるかもしれないのですが。

 個人的には、これに意見を少し加えたい。世間全体の意見でないというのは間違いではないと思う。となりの家のオヤジと向かいの家の兄ちゃんの発想が違うのは当然だから別に疑問はない。ただね、暗黙で了解されている価値観を言うとある程度は意見があってしまう境界線があると思うんですよ。さっき引用した、「定年まで働いている人が9割以上」というような目線で見ている人がいる以上、そういった特性の意見は一致しやすいというのが「世間体」として出てくるんじゃないかなと。特に日本なんか「みんな一緒」が大好きだから余計その傾向に拍車がかかるよね。

家入さんあたりは見事にぶち壊してくれたのでいい傾向だね。

アクティブな性格の人だと「世間体に合わない」対象の行動を止めたりするひともいるんだろうなと想像する。

後編も面白いのだけど、今回の話だと全然関係ないので言及は避けておく。

個人的に、もう株式会社で働ける人数というのはどこかで頭打ちになるんじゃないかなと思っている。だって、人を入れたって完成度が高くなければ続かないような構造になっているし、月曜日から金曜日まで耐えたところで、儲けるために高く設定された目標のせいで次の週はもっとハイパワーにならなければいけない。

時間がたてばたつほど、自転車操業状態の働き方は悪化していく。あれを続けられる人だけが会社に残れるなんていわれても、それが本当の意味での安定雇用か?といえば首を縦に振ることをとまどう人は一定数存在するだろう。

それを「世間体」とか言われても、ちょっと受け入れにくい人が多いんじゃないだろうか。

経済成長は「人を大切にしたうえでついてくる」ものでなければならないと思う。経済成長のためには法律を犯してでも・・というのはどうなのかね。