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自動車、発達障害などを扱うブログです。最近はQMAにはまっています。

身近だけど、尻込みしてしまうスキルについて その1

「××ができるようになりたい」という言葉は結構いろんなところで聞くことがある。

もちろん、いろいろできるようになればそれにこしたことはない。

でも、実際はそんなにできる事ばかりではないんだな、これが。

外から見ていると難しそうだと思うこともあるし、やろうと思っていても「面倒くさい」という気持ちが勝ってしまい放置するとかがそれを思いっきり邪魔してくる。

 

じゃあ、具体的にどういったスキルが尻込みしやすいのか、考えて挙げてみた。

また、そのスキルをどう活かすかの傾向も探してみる。

スキルをつける障害となっている要素を探してみることも実は重要かもしれない。

・外国語を学ぶ⇒ 外人とペラペラに喋りたい、洋書をスラスラ読みたい、外国語を使った仕事

障害1:受験英語の特化のせいで会話のスキルがまるでつかないこと。文法力の割にアウトプット(会話)のバランスが悪すぎる。=日本の英語教育の深刻な問題のため、個人が悪いわけじゃない。これは話す力だけでなく、聞く力にも影響する。

障害2:日本語の構造と英語の構造がかなり違うこと。日本語の母音は5個しかないのに、英語は20個も母音があるのでそこを覚える学習コストが高い。

障害3:多民族国家ではないため、英語を学ぶ必要性が薄くなる。要するに、日本語だけで生活できてしまう。便利な側面を言えば、日本ではどんな学問も日本人が勉強しやすいように最適化されているということだ。(会社で扱うような専門技術、英語プレゼンは例外)

 

・小さな自営業の運営⇒ あまりにも組織に不向きなので、自分という最小単位で稼げるようにしたい。(=生活のため) また、組織を作ることで主張や社会貢献をしたい。

障害1: 株式会社の設立コストが高い(精神的、経済的コスト)

書類などを申請するだけで20万ちょっとがとんでいく。大卒の初任給レベルは安くない。下手すれば、ボロい軽の中古車がコミコミで買えちゃう。素人で書類を作るには手続きが大変煩雑なのもある。

 

障害2:自営業に必要なスキルが案外、会社じゃないと手に入りにくい。

交渉のスキル、仕事を請けるための技能は独学で学ぶということが非常に難しいこと。

家庭環境や趣味で身につけられていたならラッキーくらいに思えばいい。

本命である新卒入社でのスキル付けも実は案外博打な要素がある。(パワハラなど)

 

障害3:事業を起こしたことを職歴で評価されにくい

これは「無業社会」を読んだときにも同じことを書いたのだが、友達と2人で起業した女性が面接を受けたときに「会社員としての働きが一切できないでしょうね」と面接官に言われた。案外このような風潮が日本の職場にははびこっていたりする。

注意:この女性は会社員としての職歴が結構あります

 

MT車の運転⇒ 趣味のスポーツカーや乗用車、仕事や農業で軽トラ、2tトラックをMT車で動かせるようにしたい。

 

ややここのところは長くなっちゃったんで、興味ない人は「いかん。また脱線した。」のところまでスクロールしちゃって下さい。

 

障害1:そもそも、MT車を見る機会が少ないため運転のイメージがつかない。

現在、MT車の割合は日本にある車の1.5%だそうだ。円グラフならだいたい「その他」に分類されそうなくらいの数字だ。お父ちゃんが運転していたらラッキーだと思えばいい。

 

障害2:教習所でMT車が嫌になってしまいやすいのと、回転率重視のため習得期間が短い。

特に、回転率重視の問題は大きい。なぜならばそれだけ練習する時間が減るため、なれないうちに卒業してしまうからだ。教習所側からすれば、安心パックで申し込む生徒が多い以上さっさと追い出したい。最終手段だとオートマ限定に切り替えさせるということがある。(安全上の問題もあるため、これにはなんとも・・)

あと、これは個人的な意見だが、教習車の問題も若干あると思う。車種としてだいたい使われているのは2000ccとかのコンフォートやアクセラあたりだろう。

普通車の車両感覚を学ぶという意味では利点だ。このボディクラスの排気量やエンジン特性から考えるとエンジンに余裕があるからある程度適当にシフトしても坂を上れてしまったりするんですよ。これじゃシフトチェンジの意味を理解しにくいまま卒業する人が多い気がする。

コンフォートなんて頑張れば4速発進もできる低速トルクがある。よい子はまねしないでね。まぁ、あまりに低速がシビアな車種だと厳しいんだろうね。たぶん、同じ車幅で考えるならもう少し排気量の小さいマーチくらいなら減速シフトチェンジの意味を理解しやすいだろうと思う。

(さすがに教習車が軽だといろいろ問題があるからね・・・)

 

障害3:シフトタイミングが分からない、エンストしそうで怖い

半クラは車種によって感覚が違うので、MTに慣れていても最初のうちは変な運転になる可能性があることを最初に言っておきます。)

シフトタイミングは、これはもう回数を積むこと。まぁ、これは教習所のやり方もまずいんだけど、ポンポンシフトアップすればいいってもんじゃないということをまず一つ。同じ40km/hでも、渋滞しかけている道ではできるだけ3速で固定しておくとアクセルワークで車間を保ちやすいのでおすすめ。(軽トラは4速でも可)もちろん、その分エンジンブレーキも強めにかかるため制動距離も縮めやすい。

エンストしそうになったら、クラッチを切るかNにすればいい。動力が切れるためエンストはしない。クラッチ切ってるのに、エンストしたらそれはバッテリーか、エンジンの不調です。

もし、エンストしてもしっかりクラッチを切ってブレーキ踏んでいればエンジンはかかるので慌てずに(重要)かけなおすこと。

要するに、教習所上がりは免許は得ることができるんだけど運転経験としての経験値としてはほぼゼロに近い状態。

 

いかん。また脱線した。なんで尻込み対策なのにわざわざ障害の要素を出したか?ということについて話を進めよう。

物事を尻込みするということは、そこに「俺にはできないだろうな・・・」という漠然とした不安がある。 不安を分析するとそこには自分が苦手だなというような作業や要素がある。それがはっきりすれば、対策をとりやすくなることは間違いない。

もちろん、「だるい」という強い気持ちを振り切ることはそこまで簡単ではないため、ダラダラでもいいから少しずつ手をつけるようにする癖をつけるといいのかもしれない。脳科学的には側坐核を刺激することなのだが、これ以上脱線しないためにも今回は割愛する。