マイノリティ雑貨店

社会に関すること、自動車、発達障害などを扱うブログです。社会ブログなのか、車ブログなのかよく分からなくなってきました。

特別編「マイカーを作ろう」

20歳くらい年上の友人のトラックに大量の車の部品をもらってきたたかひさ。

たかひさ「運んでもらって、大変かたじけない。」

おっさん「いいってことよ!じゃあな、たかひさ!」

 

しおり「たかくん!なんですかこのゴミの山は?」

たかひさ「ゴミではない。車の部品だ。」

しおり「そうなのですか。でも、こんなバラバラじゃ走れませんよ?」

たかひさ「今から自分が組み立てる。説明書ももらった。」

しおり「汚れるから私は手伝えませんね・・。雨が降りそうですよ?」

たかひさ「そのとき用の一時避難倉庫を自作した。」

しおり「たか君、すごい!」

 

ゆうこ「まぁ、その倉庫作る材料費はしぃちゃんからなんだけどね。」

しおり「あら、ゆうこちゃん。そのとおりです。」

ゆうこ「でも、その倉庫、うちにあったんだど・・・」

たかひさ「家では設置が不可能だ。だから借りさせてもらった。」

しおり「たか君?そういうときなんで一言いわないんですか!」

たかひさ「え?」

しおり「え?じゃありません!まだうちの庭は広いから支障はないですが、本来ならだめなことですよ?」

たかひさ「すまない。次は申告する。」

しおり「いいですよ。」

ゆうこ「まったく・・・甘いなぁ・・・」

たかひさ「さて、組み立てるか。」

はやて「うわ・・なんだこれ。」

ゆうこ「はやてちゃん、おかえり。たかひさ君が車の部品を組み立てるみたいよ?」

はやて「まさか・・1から?」

しおり「この状態を見る限り、そうでしょう。」

たかひさ「兄、手伝いを頼みたい。」

はやて「おう。」

ゆうこ「あんまり無茶しないでよ?無理だったらプロに頼んでね?」

 

はやて「おい、ドアってどうやってつけんの?」

たかひさ「はめるのは自分がやるゆえ、兄は抑えていてくれ。」

はやて「了解!」

ドカン! ガン!

たかひさ「よし。」

はやて「音的には大丈夫なのか?」

たかひさ「そんなもんだ、問題ない。」

はやて「たかひさ、ネジを締めるのは手伝えるんだがさすがに電気配線は分からんぞ。」

たかひさ「問題ない。それは自分が全部やる。」

はやて「しかし、お前は何でそんなに工具を持っているんだ?」

たかひさ「・・・」

はやて「そういえば、聞こえていないんだったな。」

 

 急造で作った倉庫の中にこもって3日。

 しおり「もう・・・たか君ったらいつまでやっているのでしょうか・・・」

はやて「おおっ。だいぶ形ができてきたな。大学が夏休みでよかったな・・」

たかひさ「クラッチペダルを設置。これはマニュアルトランスミッションか。」

はやて「お前、運転できるのか?」

たかひさ「免許のことか?法律的に運転は可能だ。」

はやて「車検通したらしおりさんに運転を指導してもらおう。ゆうの指導はお前には厳しい。」

ゆうこ「はやてちゃん、誰の指導が厳しいって?」ニコニコ

はやて「いえ、そんなことはないと思いますよ。ごめんなさい」

ゆうこ「ったく。ろくなこと言わないな君は。ところで車はできたの?」

たかひさ「エンジンをかける前の最終点検をしている。それがよかったら完成だ。」

はやて「拾い物を使うというレベルを通り越して、ゴミあさりに近いな・・」

たかひさ「最終確認は完璧だ。あとはエンジンをかける。」

カチッ!

はやて「おい、エンジンがかからないぞ。」

たかひさ「さすがにバッテリーは買うしかないようだ。」

はやて「古いバッテリーを再利用するな・・・お前、新品のパッキンとかは買い足しただろ!?」

たかひさ「さすがに、ガスケットは流通している新品をしたほうがコストとしては安い。」

はやて「さて、バッテリーは明日購入するとして今夜は寝るぞ。」

次の日。

たかひさ「さて、バッテリーを交換したゆえエンジンを始動する。」

 キュルルン!! ブルーン!!

はやて「くせえ!限りなくくせえ!」

たかひさ「においは直ったようだ。走行試験をしよう。ゆうこ殿なら、マニュアル車に乗れるから頼みたい。」

ゆうこ「いやよ、こんなボロっちぃの。何年前のエブリイなのよ、これ!」

たかひさ「友人によると、平成6年式のエブリイ(DE51V)とのことだ。」

しおり「どうしました?たか君。」

たかひさ「走行試験をしたいのだが、マニュアル車に慣れている人を頼みたい。」

しおり「私、やりましょうか?たか君。」

はやて「しおりさん、できるの!?」

しおり「私、ゆうこちゃんの車乗っていますし、以前ははやて君の車も乗っていました。」

はやて「それなら納得だ。しおりさんがいいなら、頼もう。」

 しおり「いいですよ。この車、洗っていないので汚れはありますが目が丸いので可愛いですね。」

ゆうこ「はやてちゃんの家には平成二桁の車がないわ・・・」

はやて「まるで老人ホームだね。」

しおり「はやて君・・・さすがにそれはどうなのですか・・・」

はやて「駄目か。それはともかく、自分で組み立てる代わりに新品の部品がタダで貰えるというのはこれ以上安い買い物ないよな。」

ゆうこ「すごいよね、たかひさ君。いっそのこと、全部自作すればよかったのに。」

しおり「駄目ですよ、ゆうこちゃん。私のお金がいくらあっても足りません。」

はやて「さて、俺は乗るぞ。」

しおり「そうですね。たか君、助手席にいらっしゃい。」

たかひさ「了解した。」

 しおり「よいしょ・・1速に入れますね。それっ!」

ゆうこ「へぇ。1速が低いから力強いわね。」

しおり「でも、これで高速はいやですね・・・」

たかひさ「機関に問題はなさそうだな。しおりさん、クラッチの調子は?」

しおり「大丈夫みたいです。ただ、たか君は練習しないといきなりでは怖いです。」

はやて「しかし、しおりさんもなかなか上手だ。いつもはオートマなのに。」

ゆうこ「私はオートマも乗るよ?しぃちゃんがお酒飲んだらセレナ乗らないといけないし。」

はやて「ちょいキレぎみっすね。」

ゆうこ「それをキレぎみって言われるのはなんか微妙・・・」

たかひさ「よし。動くことが判明したゆえ、車検を取りにいく。」

しおり「では、私も行きますわ。」

そして、たかひさのエブリイは無事公道を走れるようになった。