ろくに分かってねえ癖に「アスペ」なんて言葉を使うな!
あのですね、みなさん思っていることかもしれないけどブログで言っている人今のところ見たことないんで言いますね。
アスペって言葉を簡単に侮蔑語として使うんじゃないよってことだよ。
もともとは、れっきとした医学的根拠のある言葉なのよ。だいたい、日本で言われているのは「こいつむかつく=アスペ」 「馬鹿=アスペかよ」みたいな発想がほとんどだ。
嘘だと思うなら、Twitterの右上の検索バーで「アスペかよ」で検索してみ?どんだけ意味分かってないの?って言いたくなるやつが多いか。
確かに日本ではホイホイ発達障害の知識が出回るような環境じゃないから相当勉強しない限り、無意識に「アスペ」と使っているやつが多くなるのは仕方ない背景はある。
だけど、この風潮がよくないということは言っておくべきだと思うんだよ。最初から学べとは言わないが、この記事を読んで「俺、使ってたんだけど・・」って人はこの使い方に関して危機意識を持ってもらいたいなということだけは言っておこう。
なんでかというと、アスペルガー症候群に対するちゃんとした話が出てきたときにあからさまな偏見から知識の習得が始まるきっかけになるからだ。
特に日本では空気を読めない=悪みたいな感じがひどいのでアスペを「よく分からないけど空気の読めないクズ」のようなイメージでとらえている人は多いんじゃないだろうか。あれで、どれだけの当事者が迷惑しているのかな?と思うときがあるんですよ。
自分はたまたまアスペルガー症候群の傾向は薄かったのだけど、明らかにアスペルガー症候群の判定がクロだと診断された人というのはこの生まれつき空気や非言語情報の読めない特性と向き合いながら生きていかなければいけないんですよ。
だから、診断されたときの基準としてはすごく重いしこれからの生活にも関わってくるようなレベルのものだ。
それをアンタらが「ただムカつく」「死ねよ」って感じただけで使われちゃたまったもんじゃないよって話だ。この特性のせいでひどいと小学校時代からうつ病になるやつだっているくらい。
もし、「俺、分からずに使ってしまった」と思ったらその事自体はもうしょうがない。知らなかったことを責めても何の得にもならないので言わないし、こちらもそこまで求めていない。だが、せめてこれを読んだら「アスペルガー症候群」がどんなものかくらいは調べてほしいとは思う。
まぁ、調べた上でなんか文句があるならどうぞ。