マイノリティ雑貨店

自動車、発達障害などを扱うブログです。最近はQMAにはまっています。

オープンカーのクーラントは定期的に変えよう。快適さが違いますよ!

【冬のオープン、みなさんはどういった感想をお持ちですか】

みなさん。オープンカーの快適な季節っていつだか知ってるだろうか?

みなさんは「絶対夏の昼間だろ?屋根を開けたら涼しいよね!」

いやいや、とんでもない。日本の夏の昼間とか、一番オープンに向かない季節だ。

日本の真夏の真昼間に開けているのはただの自殺行為だ。日差しはガンガン、コンクリートからの熱はMAX、冷房の効きは弱くなるという大変デンジャラスな環境に身をおくことになる。

もし、夏に乗りたいのならば夜がおすすめ。若干湿気はあるものの、それなりに気温や日差しの条件が緩んでいるため寒くもなく快適だ。あと、虫が飛んでくるのでそこだけは注意してね。

 

本格的に寒くなる前の秋口もそれなりに楽しめる。同じような理由で春は花粉がうっとうしいことを除けば気温的には悪くないだろう。

 

だが、日本の人たちは冬のオープンカーを「やせ我慢、夏のほうが快適だろクソが」みたいなこと言い出すんですよ。

そういうこといわれるとですね、バイクに乗っている人たちにそれをつっこまないのはなんでだろうと毎回思うわけですよ。

その理由を次のところで話していこう。

 

【オープンカーは冬でも乗れるんです】

考えてみてください。バイクにあって、車にあるもの。それはエアコンやヒーターだ。

オープンカーが屋根を開けて冬でも乗れる理由ってヒーターがあって暖かくできるからなんです。

あまり日本でやっている人がいないので実際に冬のときに開けていると対向車線の人が「なんか頭の弱い子がいる・・」みたいな感じになりますが、気にしないほうがいいかと。

逆に言えば、ヒーターがまともに聞かないオープンカーはかなり寒い。

だからこそ、ヒーターを効かせる要素であるクーラント(冷却液)の交換と、そこを通る経路の掃除をしたほうがいいということになる。

もちろん、クーラント交換は慣れていない素人が簡単にやれる作業ではないため専門の業者に依頼したほうが無難ではないかと思う。

特にエア抜きの作業などがありこの作業を手抜きでやるとオーバーヒートをおこして車をお釈迦にするようなことを避けるためにも言っています。

 

【車のヒーターの原理を知り、なぜ交換するのかを理解しよう】

自分が説明するより、もっと詳しいところがあるためそこを引用しましょう。

www.sankyo-radiator.co.jp

エンジンで温まった冷却水をヒーター(小型ラジエーター)につなぎ電動ファンを取り付けてラジエーターで放熱された暖かい空気で車の室内を暖めます。

後部座席からのものは リアーヒーター(小型ラジエーター)がついています。
あるいはフロントヒーターの熱をダクトを通して噴出しています。

エンジンの温度が上がらないとヒーターは上がりません。

温度は湯量のヒーターバルブによって調整します。

ウォーターポンプによってクーラントは回転します。

風量はヒーターファンの回転によります。

風の方向は方向板によって 窓、足もと、真中、と変える事ができます。

最近は自動でクーラーと組み合わせて空調している車が多くなりましたが、原理は同じです。

 

簡単に言えば、エンジンを冷やすための冷却液がエンジン熱で熱くなる。

熱くなった液体はヒーターコアという部品(引用文章の小型ラジエーター)へ入り、そこについたファンから熱い風を送って車内を暖かくする。

ということは、この冷却液や冷却液が通る経路が詰まったり、汚くなっていては熱効率が落ちてしまうということだ。

熱効率が落ちれば、当然「暖房が弱くなる」というのは理解できると思う。

一番だめなのはヒーターコアが詰まっているパターン。自分の前の車はこの部分がかなり詰まっており、暖房がほとんど効かなかった。そのため、冬はコート着用が当たり前だった。外の気温が2度くらいの時には最大10度くらいまでしか上がらずシャレにならないくらいの状況だったこともある。

この前、自分のMR-Sクーラントを交換と清掃を依頼したところ、気のせいではないレベルで暖房が強くなった。以前は冬のオープンがきつかったが、きちんとした暖房の効きになっていれば着込む前提で乗ることはできるようになる。

 

そう、冬にオープンにできるのは、このヒーターが普通の車よりも強めに設定されているおかげである。クローズ状態で温度と風量をMAXにしていると確実に汗が出てくる。

普通の車に乗る感覚でこれをやると本当に地獄を見るので注意。

 

もし、古いロードスターに乗っている方などで「最近冬に屋根開けていない」と思ったはクーラント交換+冷却経路の清掃を依頼するなりしてみるといいかもしれない。

 

今回は以上です。