マイノリティ雑貨店

自動車、発達障害などを扱うブログです。最近はQMAにはまっています。

ウイルスの感染って?

この季節はだんだん冷え込みがひどくなっている。自分の住んでいる地域は雪とは全く無縁のところだが、気温はおそらく最低10度を切っているだろう。
寒くなると、だんだん風邪やインフルエンザがはやってくる。その原因はウイルスや菌が感染しやすい環境になり、発病するメカニズムだ。
ウイルスが体の中で増えることにより、毒が体に回ることで発熱が起こったりする。
なぜ、ウイルスはわざわざ人間や動物なんかに感染する必要があるのか?
それは「ウイルスが単独では増殖できないから」である。体の構造としては、DNAまたは、RNAがあり、それをタンパク質の外殻(エンベロープという)が包んでいるというとてもシンプルな構造だ。
(本来の言い方ではまずいのだが、DNA・RNAは遺伝情報を持っている構造体とでも思えばいい。)

ウイルスにはDNAがベースのタイプとRNAがベースのタイプがある。
受験近くになるとインフルエンザが流行るので、今回はRNAベースで話を進めていこう。
ただ、どちらにしても基本構造は似ておりあんまり話が変わらないかもしれない。
ちょっと物語形式で感染する経緯を話していきましょう。

インフル「おいおい、俺はぼっちになんかなりたくないぞ?」
細胞を見つけたインフルエンザウイルスは細胞膜に自分の体を巻き込んでいく。

インフル「ふふふ・・・細胞を使って増えてやろうじゃないっすか。お邪魔しまーす」
侵入に成功したインフルエンザウイルスは細胞膜とくっついたところから自分のエンベロープ(外殻)を破りRNAを飛び出させる。目玉焼きを作るような感じだ。

インフル「よっしゃ。RNA出してやったらそいつの細胞の核に入って自分の遺伝情報をばらまいてやる」
核の中にはリボソームという器官があるため、そこで自分のたんぱく質(遺伝情報)を大量にコピーさせる。
人の家のコピー機で勝手に印刷するような真似をしている。

インフル「OK.中身がいっぱいできたからあとは外に出して体中に広げてやろう。」
できたRNAは核から出て細胞膜の外へと出ていく。その時にはノイラミニダーゼという酵素が細胞とウイルスの切り離しを行う。ちなみに、異常行動の固有名詞で不名誉ないわれをしているタミフルはこのノイラミダーゼの効果を阻害し、増殖を防ぐ効果がある。

そして、ウイルスは再びほかの細胞にも飛んで感染範囲を広げていってしまうわけだ。
インフル「俺の子孫、ゲットだぜ!」

そして咳やくしゃみなどでもよく飛んでいくのがウイルスの特徴だ。いやですねー

一つ言えることは感染源には気をつけましょう。そして、手洗いうがいで予防。
一番いいのは予防接種。受験生はかなり気をつけないと受験が終わる可能性がある。
まあ、最後のことは医者にで言わせておけばいいや。
まとめると、こういったメカニズムでウイルスは増えていくわけです。