マイノリティ雑貨店

自動車、発達障害などを扱うブログです。最近はQMAにはまっています。

特別編「寒くて動きたくない」

初めてきてわけわからん!という人向け

今日はゆうこの家で鍋パーティ。
たかひさとはやては招待されており、食事が終わった後の会話。

はやて「なんでこたつは有線なんだろう?」
たかひさ「100Vの電圧を無線すなわち電池で供給することは非常に難しいためだ。」
ゆうこ「たかひさ君、たぶんはやてちゃんが言いたいことはそういうことじゃないわ。」
はやて「電池は高出力が難しい。プリウスのバッテリーでも背負って歩ける筋力をつけよう。」
ゆうこ「車を動かすほどのバッテリーを背負うだなんて、金次郎さんだってへたばるわよ?」
はやて「そうだなー・・。たかひさ、プリウスのバッテリーって何キロくらいあるんだ?」
たかひさ「この前、調べたデータでは40kg程度のようだ。背負って歩くにはいささか負担が大きすぎる。だが、こたつを無線化するのは面白そうだ。兄、誰かのプリウスから電池をもってきてくれ。」
はやて「無茶言うな。おれの腰が死ぬわ。お前も手伝ってくれるならやる。しかもはずし方のマニュアル見たけど外すだけでも20工程以上あるぞ。しかも前の型だから現行型の外し方は手探りだ。」
ゆうこ「それ以前に、人の車からバッテリーを盗むな!」
たかひさ「その問題があったか。さっそく行き詰まったな。」

食器の片付けを終えたしおりが戻ってくる。
しおり「ふぅ。終わりました。あら、たか君。考え込んでいますけどどうしたのですか?」
たかひさ「プリウスのバッテリーをコタツに流用できないか考えている。だが、他人の車から拝借するのはやめろとゆうこ殿から言われてしまってな。」
しおり「むしろ、ゆうこちゃんは言ってくれるだけ優しいですよ?ところで、なんで無線化を?」
はやて「こたつから出るのが面倒臭い。」
ゆうこ「しぃちゃん、こんなくだらないことからとんでもないところに発展してるのよ・・・。」
しおり「そっちのほうがだいぶ面倒くさそうですね。」
たかひさ「問題が大量にあるな。」
はやて「それは俺でも分かる。」
たかひさ「仮に無線化できたとして、トイレはどうするのだ?40kg+10kg程度のものを身につけながら用を足すのは容易ではないぞ。」
はやて「しまったな、それは考えてなかった。」
しおり「それ以前に、はやて君だけでなく私たち3人を引きずっていくのですか?そうしますと50kgどころじゃないですよ?」
ゆうこ「待ちなさい。2人のペースに飲み込まれてるよ?そもそも入れないし、引きずらないで。」
はやて「省スペースは無理だろうな。あのバッテリーはプリウスの後部座席の幅とほとんど一緒だ。」
たかひさ「電圧は200V程度だからパワーは十分だ。」
しおり「200Vの電圧でこたつの温度は大丈夫ですか?」
たかひさ「それは制御でなんとかする。」
はやて「あ、トイレもつければ問題ない。」
しおり「大ありです!誰が処理するんですか?私たちにここでしろと?」
たかひさ「おむつを使えば問題ないだろう。」
ゆうこ「いや、そういう問題じゃないよ?殴るよ?」
はやて「しまった。トイレの問題は1人だけならともかく数人ではそういったことがあるのか。トイレとこたつを管でつなぐというのは本来のコンセプトから外れるし・・・」
たかひさ「垂れ流しという作せ・・・うっ!!」
自ら出したアイデアはしおりの拳が腹にめり込むことによって却下された。
しおり「お説教がいいですか?たか君。」
たかひさ「ごめんなさい」
しおり「よろしいです。」
はやて「分かった。ここまで弊害があるからこたつは無線化が進まないのか。技術はあっても衛生問題がそれを阻害する。」
ゆうこ「そこまで考える必要まるでないわね。罰としてほっぺたをギューします!」
はやて「いてってて!!縦にも横にも伸ばされる!!」
しおり「くすっ。可愛らしい罰ですね。」
たかひさ「自分はまだみぞおちが痛い。」
しおり「あらあら、それはごめんなさい。痛かったでしょう?」
ゆうこ「しらじらしい・・・」
しおり「あら?ゆうこちゃん、何か言ったかしら?」
ゆうこ「ううん!何も言ってないわよ!」

しばらくして、はやてたちは自分の家へと帰った。
当然、こたつの無線化の案は却下となった