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自動車、発達障害などを扱うブログです。最近はQMAにはまっています。

いじめの背景には「独特の政治」がある

小学生・中学生・高校生の悲惨ないじめがあとを絶たない。
いじめという名の暴行によって自殺したり、精神を病んでこれからの人生に影響をくらってしまう。
加害者側は割と問題なく社会に出て成功することも少なくない。一部の極悪なやつが少年院やチンピラとして転落するケースもあるが、少ない。

では、加害者側が攻撃する理由はなんだろうか。この答えが半分くらい、前に書いた「空気を読む=「ノリ」でいじめ」の記事にあったようだ。これを掘り進めていこう。

「とりあえず罪はなくてもターゲットを決める」「虐げる理由は後でつけてみんなで盛り上がることが目的」なようだ。
要するに、なんかむかつくことがあってイライラする。イライラを発散させるためにいじめで発散する。
そして自分一人では不利なので仲間を集めて集団でいじめを行うメカニズムのようだ。(中略)
リア充のノリ=すべての権力みたいなところでは大人しくてやさしく、勉強のできるようなタイプは「あいつキモい」というだけで十分阻害する理由になってしまうのだ。
うちらのノリに合わない→出ていって欲しい→「空気読めよ!てめえキモいんだよ!」



ああ、そういえばこんなことを書いていた。
仲間を集めるためになにが必要か?そう、それはクラスをまとめるための権力だ。
このノリに合わないような奴は何人たりとも許さないという雰囲気を出す。そのための材料に気の弱いような奴を狙う仕組みだ。立派なクズの発想だ。ノリという言葉を使えば、非言語で組織を動かすことができるので彼らにとっては勝算の高い政治としての効果を得ることができる。

このようなことを行うのは基本的にリア充と言われるようなスクールカーストが高い人たちだ。基本的に彼らは明るいタイプの人たちが多い。クラスでの地位が高いから自信を持っていられることが要因だ。
スクールカーストの低い人たちは、地味な雰囲気の人が多いので彼らの嗜好には合わない。ただ、気をつけなければいけないのはこの軍団が明るすぎることは「鬱陶しい」と感じていることである。

「暗黙の了解でわかっていることを分からない」と理不尽な攻撃をすることは彼らにとって正義なのだ。
当然、この論理は学校の外の世界では理不尽な理由で否定される。
だけど、この閉鎖的な環境では「ノリ」がすべてなので人が死のうがなんだろうが、空気さえ読んでいればなんでもありの世界なのだ。まるで中世の魔女狩りでお金を得るために勝手に魔女認定を下しあう世の中といえばいいだろうか。
人間関係が狭い環境というのはそういった弊害に巻き込まれやすい。だから、いじめをなくす方法としては逃げ道を作る必要があるのだ。ただ、現在の教育委員会にそんなことをいっても実現する可能性は限りなく低い。彼らは「閉鎖的な環境」を望んでおり、そのうえでいじめがないという無茶ぶりをかなえたいという無茶なことをやりたいためだ。

生徒特有の政治背景が出てくるような場所をなんとかしない限り、いじめ問題は潰してもまた出てくる。
毎年、この繰り返しをやらなければいけない。こりゃ、子供の自信が失われても不思議じゃない。