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自動車、発達障害などを扱うブログです。最近はQMAにはまっています。

特別編「ロスジェネ社員のいじめられ日記 書評」

今回は、はやてとゆうこを使い、日系パワハラさんの著書を読んだ感想を述べていきたいと思います。

ここに出てくるキャラの名前もわかんねえのかよ! 社会人の常識だろ!?(パワハラ風紹介リンク)

リンクの言葉が妙に暴言気味ですが、これはネタなのでご了承を。
ええ、ちょっとしたブラックジョークです。会社だけに。
一応、真面目な人物紹介ですので、読んでおくと理解が楽です。

ゆうこ「ねえ、はやてちゃん。何読んでるの?」
はやて「ん?かおるから借りてきたんだけど、ロスジェネ社員のいじめられ日記という本だ。」
ゆうこ「かおる君、小学生なのになかなかハードな本読むのね・・・」
はやて「そういえば、俺は日系パワハラというブログを見たことがある。あれでは社員が辞めるのは無理もないだろ・・・」
ゆうこ「はやてちゃんの基準は基本的にへたれだから私に読ませて。・・・・うん、これは普通に暴言の世界ね。」
しおり「あら、ゆうこちゃん。読んでいる本のタイトルと書かれている顔のイラストが妙に一致していますが、どんな本ですか?」
ゆうこ「ロスジェネ世代(だいたい30歳くらい)の著者が金融業界で受けたパワハラを漫画にした本よ。ここの管理人より少し年上くらいかな?」

しおり「発言がメタいですよ、ゆうこちゃん。4人で一緒に読みましょう。あとでたか君が来ますから。」
はやて「了解。これはそのままブログに書いてある部分もあるけど、少し文章が追加されている。そして新しいネタがあるね。なんというか、仕事の風景がもっと深い感じだ。」

しおり「この会社、教育体制が実質成り立っていませんね。強引にノルマをこなした分だけで会社を持たせている感じがしますわ。これでは研修なしの飛び込み営業に近いですよ。」
はやて「しのさんが俺の上司になったらこんな感じだろうか・・・?」
ゆうこ「あとでしのぶに言ってあげようか?はやてちゃん。」
はやて「やめてください死んでしまいます」

たかひさ「兄、さっきしおりさんに起きろと言われたので来たのだが、それはなんだ?」
はやて「おう、起きたか。とりあえず読んでみろ。」
たかひさ「しばらく読んでみたが、著者は新しい部長と林氏がいなければ間違いなく営業部での仕事がはかどらずもっと早めに挫折していたのではないだろうか?」
しおり「そうですね。いい上司に出会えばそれだけ部下も働きやすいですしね。私が働いているところはやる気を削ぐような方はいらっしゃいません。」

はやて「あれ?赤田さんってパワハラをするときもあるけど、ノルマの達成とかの部分でおかしいと言っている部分があるな。完全に会社側の論理にはまっている人じゃない・・・」
たかひさ「なるほど。このブラック上司の中にも会社への隷属度が違うことが分かるな。早川氏は強烈な暴言などを言わないが、明らかに会社側の論理で物事を話している・・」

しおり「見ているだけで倒れそうになりますわ。新卒の離職率が6割ということは、平均年齢層は相当高い組織なのでしょうね・・・」
ゆうこ「でも、転職できてよかったね。おめでとうございます!」
はやて「エージェントの人、びっくりしてるな。いろんな経歴の人見ているんだろうけどよっぽどたまげたんだろうな。」

しおり「ノルマ主義になってから、みんなで助け合うチームプレイではなく、相手の手柄を横取りする内戦状態になっているみたいですね。こんなことをしていては、情報が入ってこないのでホウレンソウなんてできません。」
たかひさ「ホウレンソウ(菠薐草、学名:Spinacia oleracea)は、ヒユ科アカザ亜科ホウレンソウ属の野菜か・・・ヒユってなんだ?」
しおり「私にもわかりません。そしてたか君、この流れで私が野菜のお話はしませんよ?報告・連絡・相談のことですよ?」

はやて「さて、この機械オタクはともかく、ここの会社って日本の官僚や政治家の構造とそっくりなんだよね。」
たかひさ「聞いたことがあるな。老人たちの権力で若手がつぶされているということか?」
ゆうこ「そうなるわね。著者の会社だけでなく、いろんな会社でこういうことが行われているのよ。だから認知するだけじゃなくて労働犯罪に罰則を強化しないといけないのよね。」

はやて「だから、もう僕は頑張らない。自宅警備の求人・・・」
ゆうこ「駄目です。理由にならないし、あなたは私に甘えすぎです・・・」
しおり「ゆうこちゃんを困らせてはいけませんよ?」

たかひさ「あとがきには、仕事は本気で取り組むということが書いてあるな。著者は結構仕事できる部類じゃないかと思う。やはり、能力を生かすためにはまともな環境が必要だ。」

はやて「しかし、転職が悪だと思われているのはどうにかならんのか。得意分野を見つけることがそんなにかっこ悪いのか?」

しおり「どうも、会社員の中にはそう思っている方も少なからずいるみたいですね。自分の居場所は会社だけではないと思います。家の中だって小さな社会なのですから。」

ゆうこ「給料を稼ぐことは必要ね。でも、その環境は自然に人が働けるものじゃないと構造としてはまずいよね。」
はやて「まぁ、自然に働けない場所があまりにも多いからこうやってメッセージを出さないといけなくなってしまったわけだ。」
しおり「なんとか読み終わりましたね。じゃあ、かおるちゃんへ返しにいきましょう。」
はやて「おう。」

SSで感想文書くと人物名の関係上、えらく改行が多くなる。これは致し方がない。
やや読みにくいかもしれませんが、普通の人が無理をせずに給料を得られる。これが継続の条件の第一歩ではないだろうか。いびつな環境で我慢して帰ってくるリターンが非常に割に合わない。だけど、ここまで悪い風習が硬直してしまうと組織は情熱だけでは動かせなくなるよということを今回は述べたつもりです。