マイノリティ雑貨店

自動車、発達障害などを扱うブログです。最近はQMAにはまっています。

「就活アウトロー」って言葉はすごい!

「就活アウトロー」とは本来、2012年にはあった言葉らしいのだが、当時の自分は知らなかった。もちろん、今の日本ではそんなに浸透している言葉ではないが、これからかなり面白くなりそうな展開が読めそうだ。
アウトローというと、基本的に指すのは「関東連合」のような不良の集まりとか、マフィアみたいなものだ。というより、それ以外の使われ方を使われているのを見たことはない・・・。

ちょっとここのブログを紹介したい。⇒就活アウトロー採用非公式ブログ

特に、ここで話されている「就活アウトロー」の概念を説明している記事は本当に日本の就職活動の核心をついていると思う。そして、まだまだ就職活動のやり方がそこまで変わっていないなということをすごく感じてがっかりもしている。雑貨店でももう少し、この概念をうまく使っていきたいと思う。
どうでもいいけど、個人的に社会派ブログで有名なちきりん女史は「就活アウトロー」と「常識人」の間を往復しているような気がする。日本の社会に疑問を持っているけど、なんかそれなりに処世術は高いと思う。

記事の引用元:【声】就活アウトロー採用参加者ってどんな人?

最初、「一体どんなヤバイやつが集まるんだろう?」と内心ビクビクしながら初回説明会に参加してみた結果、集まってきた人達は、思ってたよりも”フツー”。むしろ、なんだかんだハイスペックな人が集まっている印象。
(中略)粗暴な無法者どころか、周囲への細かい気遣いが出来るある意味常識人ばかり。そしてちょっと独特だが、話してみるとちゃんと自分の考えを持っていて面白い。「自分はこれ」というのがあってそれについてはとことんやっている。そんな人がたくさんいるように感じる。



本来なら、大企業にいてもおかしくなさそうな感じなのだが、企業にとっては「何かがNG」だったのか、単純に定員が少なすぎてあぶれてしまった自然現象なのかのどちらかだろう。次の話を見ると、やはり日本の会社って単一な人材を扱うことに慣れすぎているんじゃないかなと思う。

・真面目だが ベクトルが独特
・他の人から見れば 遠回りしている。 道草くってる。
・既存のコースから外れた人
・社会に適応することを拒む人 迎合を拒否
・フツー・ジョーシキが嫌い
・変な人
・隠れた才能があるにいもかかわらず、社会に馴染めない
・個性が強い。故に自分の尊厳を大切にしている。組織に属していない。
・良くも悪くも個性豊かで我が強い。破天荒、不躾
・自分に素直。今ある採用システムでは嵌まりきれない、計れない。
・(統計的な意味で) 外れ値。
・色々な方向に はみ出し  てる



大企業における社会適合者というのはこの真逆ということを考えればいいのだろうか。ホリエモンとかティーケイテクノロジーの西村博之(通称:ひろゆき)氏などを見ていると上に当てはまる要素が結構あったりする。ただ、社会適合度は人によって違うため、あてはまる率がまちまちになるのはしょうがないことである。

概ね共通した意識として、“自分”をこのまま社会の要求に当てはめても窮屈だったり、大切に思っていることを出来なかったりするのではないかと考えているようだ。こういったことは現代において誰もが感じていることではないのか?しかし、ほとんどの人は”自分”が削られていくことを我慢することを選ぶ。



黄色で示した人はなんだかんだで会社員としての適性を持っている。本当に向いていない人というのは、ホワイト企業ですら会社員としての働き方が苦痛すぎるレベルのことだ。決して当事者が無能とかそういうことではないが、組織で扱いきれないため、どちらも得しないということになってしまう。
だけど、今の日本はそこまで起業する環境に恵まれているとは言いにくい。だから消去法として会社員をイヤイヤやらざるを得ないのだ。 孫正義みたいなのが多すぎて、やたら会社の社長の感覚を引き上げてしまっている。

すごいといえば、凄いんだろうけどそれってすごくもったいないと思う。
本来使える資源を化け物経営者たちが消し飛ばしていることは事実ではないだろうか。彼ら自身の能力は本当にすごい。社会を変えるという信念が強いのもわかる。だけど、就活アウトローみたいな感じとはぜんぜん違う。

先ほど名前を出したのだが、ちきりん女史が日本電産の社長の永守重信氏などをかなり賞賛しているときがある。そのとき、自分はなんか「違うんだよなぁ・・・」と思ってしまうときがある。確かに、バリバリやって出世したような人であることは知ってるけど、ブラック企業的な感覚も強いということを見てるとあんまり手放しで「すごい!」とは言いたくないのも事実だ。
「清濁併せ呑め!」みたいな意見もあるかもしれないけど、肩を組ませて「できる!できる!」を技術者に1000回も言わせたエピソードは異常だと思う。

話を脱線させてしまった。とにかく、「会社員としては駄目だから起業した」だっていいじゃん。 この職場がいやだから転職したというのとなんら変わりはない。

(前略)多分、どこに行っても器用にやっていくようなタイプじゃない。だけど、”ハマれば“、もしかすると周りに合わせるのがうまい人よりも、ずっと大きい価値を作り出すかもしれない。なぜなら、本当の意味で自分の中に”動機”を持っているからだ。 とりわけ、今活発にアウトロー採用内で動いている人の中には、「世の中を変えたい」という目標をもっている人もいる。「おかしい」と思ってても、その仕組の中にいる限り変えられない事は沢山ある。アウトロー採用は、“変化をもたらす”側の活動だということは言えるだろう。



まぁ、ここのブログ自体もある意味「就活アウトロー」みたいな話ばかりをしている。大学の就職支援課にいるおっさんが見たら全力で炎上させるんじゃないだろうか。これから、雑貨店では「就活アウトロー」のサイトの応援をしていきたいと考えています。