身近だけど、尻込みしてしまうスキルについて その2
では、その1の続きを書いていこう。参入障壁が妙に高いものを探してみる。
そして、スキルの目的と、習得の障害となるものを分析していきたい。
自分が素人なものを探すと、プロではわからない視点がありそうだ。
・本を書くこと⇒ 主張をしたい。副次的ではあるが、収入源。
障害1:書く文字数が文庫本サイズでも結構必要だったりする。
一般的な厚さ200ページの文庫本の原稿は総文字数14万字くらいらしい。 根をつめて1ヶ月で作るとしたらだいたい4600字(原稿用紙11枚と半分)を1日のノルマにするくらいでいいだろう。自分の能力と必要文字数から製作期間を計算できるようにしよう。
(文字が大きい本でならもう少し負担を軽減できるだろうけどね。)
障害2:割と重要。何を書くのかが決まらないといけない。
長いといえば、内容をずらずら書いていけばいいってものではない。いいたいことを絞り、それについての解説や展開を長くする必要がある。要するに、このブログみたいに脱線ばっかりしていちゃダメなのですよ。
・プログラミング⇒ アプリやゲームをつくりたい、エクセルなどの作業を楽にしたい。(ルーチン作業の自動化)など。
障害1:初心者向けの本が実は「本当の意味での初心者向け」じゃなかったりする。
苦しんで覚えるC言語さんのサイトで知ったのだがプログラムを組むときはそのための言語を組む環境が必要らしい。ようするに、Windowsのメモ帳とかに組みたいコードと同じ文字列を書いたところで、それはあくまで長い英文だらけのテキストファイルとしての役割しか果たさない。意外と、そのことが書いてある本が少ない。そして丁寧に説明するため、分厚すぎて初心者に見やすい構成ではない。
下手すりゃ、ネットに転がってる無料サイトのほうが見やすいんじゃないだろうか。
障害2:コードを覚えても、使える気がしない。
文法が多すぎるっていうのもあるけど、理由は絶対それだけじゃない。ちょっと前にC言語の環境を整え、1から順番に学んでいたのだが面倒になって挫折してしまった。
というのも、体系的でなさ過ぎてコピペ作業や写経みたいなことをやっているだけということに気がついてしまったからだ。これでは何の意味もない!
パソコン教室に通うおばあちゃんがパニくる理由が若干わかった気がする。
じゃあ、アプリやループを作りながらやればいいかといえば確実に無理だ。なぜなら、あまりにも前提知識がなさ過ぎて命令すべき関数なんかがまるで思いつかないからだ。
もう1回やろうとして考えているのは、やりたいことを日本語で書き出す。そしてそれをフローチャートにする。おそらく、そこにコード(要するに、文法に則ったパソコン向けの言葉)を貼り付けていけばいいんじゃないかなと思っている。
それとも、Cから入るのがまずいのかな?教えて詳しい人。
エクセルならVBAなんだろうけどね。
ピアノとかと一緒で、ある程度は体で覚えろみたいなことは分かる。
・楽器演奏⇒ ちょっとした場面で弾けるようにしたい。演奏会に出たい など。
障害1:そもそも、音符が読めません。
小学校・中学校でリコーダーが苦痛だった人は確実にこれだと思う。
フルートとかの笛系統をやりたい人だとこれは割と致命的だったりする。
ギターでいえば、コードとかがあるからある程度はなんとかなるだろうけど体で覚えるまでの時間を稼ぐしかないだろう。
障害2:体で覚えるまでが結構つらい。
1と若干混ざってくるんだけど、それまでの過程ってあくまで作業っぽい。それが本当に楽しいかどうかが分かれ目。指の動きと楽譜が連動するまでに不器用なタイプだと余計・・・
のだめカンタービレを数年前にまとめて見ていたのだが、楽譜系のLDって実は文字が書けない・読めないとは別の系列にあるんじゃないだろうか。
あいにく、LD関係は勉強不足なので詳しいことは分からない。
注:のだめは楽譜だけでは弾けないため、ピアノの演奏をすべて耳で覚えているようです。これはこれですごいけどね。
・DIY ⇒自分で物を作ってコストを下げたい。自分好みのデザインを形にしたい。
種類がいくつかあり、大きく分けると建築系、機械系、電気系、弱電系(要するにマイコンとか)の4つの系統に分けることができる。
障害1:大雑把すぎるタイプだと最初は苦戦するかも。
例えば、丸のこで板を切る。シンプルそうだが、案外まっすぐに切ったり、寸法を正確に測るということが必要。プロではないため、うるさいことは言わないだろうがあまりに寸法とかがデタラメだと使い物にならなかったりする。
この発想が案外しっくり来てしまう・・・
【面白画像】雑すぎるDIYで満足する人たち | 地球ジャック
だいたいの日本人ならこれは嫌がるだろうけど、個人的にはこれでいいと思っちゃうかもしれないときがたまにある。
ちなみに、自分は扇風機の後ろにある首振りのボッチョを倒して壊しちゃったときにクリップを改造して曲げた針金を巻きつけて直しました。毎回、ラジペンで引っ張るよりはましになります。
障害2:電気系、マイコン系は制御の知識を結構勉強する必要がある。
マイコン系は専門の本から入ると確実に脳が焼けます。電子工作から入ったほうがいいかもしれません。電気系(強電)は家の中の配線ですが、ここらへんは電気工事や大工の実務経験あたりがないと知識の導入自体が大変かも。
まぁ、どれにもいえることなんだけど、最後に力を発揮するのは経験をつむための根気と自分が好きかどうかが重要なことだ。もし、どうしても1つ身に着けたいならばまず自分にとって導入が簡単そうなものを選ぶといいでしょう。