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NEWS23の安倍首相のインタビューを文字起こししたよ。その1


安倍首相生出演!NEWS23への反響 - Togetterまとめ

どうやら、Togetterで安倍首相のインタビューが騒ぎになっているようだったので、聴くだけでなく、文字に起こしてみたら面白そうと思いやってみた。

生で見ることはできなかったのだが、YouTubeという便利な媒体を使って文字起こしをしていこう。たぶん長くなるのでくどかったら続きを次の記事でやっていこうと思う。

※話し言葉をあえて忠実に再現しているため、えーが多かったり、句読点多すぎて読みづらいのは勘弁してください。

以下、会話。

 

岸井成格(以下岸井): それでは、まず最初にですけどね、なぜ今このタイミングなのかということを是非伺いたいんですけど。

 

安倍晋三(以下安倍): 昨日、7区のGDP速報が公表されました。えー、大変厳しい数字、成長軌道には残念ながら戻っていない中において来年の10月から法定で予定されている消費税10%の引き上げを行わず18ヶ月延長し、そして18ヵ月後には、平成29年の4月にはですね、確実に消費税を10%に上げていく。今回、附則18条景気条項を使って引き伸ばしをする。延長したんですが、えー、それを今度はなくしてですね、法改正をして、削除して、えー、間違いなく行っていく。これを合わせて、えー、国民に真意を問わねばならない。瑞星っていうのはですね、まさに議会制民主主義の基本ですから。えー、前回の総選挙においても民主党マニフェストで約束していなかった消費税引き上げを断行した。これはおかしいと我々はずっと訴え、民主党はその結果大敗をしたわけであります。さらには私たちが進めている経済政策、また成長戦略、えー、法人税減税も含め、成長戦略にはさまざまな反対フェローもありますし、あるいは抵抗も強い。中にあって、この政策を国民とともに進めていくためには国民の皆様の声を聞かねばならないと判断をいたしました。

 

岸井:  そしてね、ただ今この師走って言うのは非常に急いでいて、素朴な疑問からいいますとなぜ、今日、今、これをやらなければいけないのかっていう疑問が残ると思うんですよねー。

 

安倍:  この師走ということで言えば、投票日は前回の野田さんの選挙と2日しか実は変わっていないので、江田さんはなぜそこを批判されるのか私はまったく分からなかったのですが。えー、来年度、予算に遅滞をもたらさないギリギリのタイミングであると、そう判断したからであります。

 

膳場貴子(以下膳場):  あの、消費税の引き上げについていいますと、ほとんどの野党がまぁ、凍結している。民主党も先日ですね、来年10月の増税は凍結するとはっきり言っているわけですよね?となると、争点にならないのではないかと思うのですがその点は?

 

安部:  あの、民主党はですね、7区のGDP速報を見る前に、それが発表される前に凍結をされたんで私はビックリしたんですがね、こういう不真面目な態度ではだめですよ。われわれはその統計を見て、これでは連続して消費税を引き上げるべきではないという判断をしました。でも、これは賛否両論あります。久井の新任はどうなるのか。あるいはまた、社会保障の充実のためにも使えます。その点はどうなのか?そしてさらに民主党は三年後の引き上げを約束していません。我々はそれも含めて約束をしています。必ず約束、必ず引き上げていく。景気条項、判断状況を落とすんですから、大変重い判断だと思います。そしてマニフェストに書いていないこと。前回の選挙では基本的には予定通り引き上げるということを決めていた。それを変更する以上、やるべきだとこのように考えますし、そもそも野党はですね、常に解散を求めているんですよ。だって、自分たち政権とれないじゃないですか。で、解散に反対するというのはですね、政権取る気がないのかという風にわたくし大変驚いているんですがね。

我々は、えー、野党時代、もう1年経過した段階であなたたちには任せられないと解散をずっと要求してきました。そして、えー、まさに2年前、野田さんが解散をして政権交代できた。野党は政権解散しないということはですね、安倍政権が続いていくわけですね。今のこの議席で。それはやはり野党である存在意義を放置しているのではないか?と思いますね。

 

岸井:  まぁ、消費税の実施を、引き上げの先延ばしをするということで、まぁ、今度は踏み切って、国民の仕事をということですけれども、これ、あのー、総理から見ると、これはメディアの勝手な推測だという風にいわれるかも知れませんけども、こういろいろ今までの解散、あのー、こう実績なんかを見ていまして、情報をいろいろ総合して分析した結果なんですけども、やっぱり党利党略といわれてもそりゃどこでもそういうことあるんだろうと思うんですけども、野党の選挙準備が整わない、あるいは政治とカネでいろいろあってまだその疑惑がまだあれしてる。それをリセットしたい。とか、支持率の低下傾向とか、あるいは景気の、おー、減速っていいますかね、低迷、これにストップをかける。それは、何よりも追い込まれてからの解散だけは避けたいっていうね、そういう総合的な政治判断があってこのタイミングになったんじゃないかっていう。これについてはどう?

 

安倍:  普通、支持率が低下して景気低迷のときにはせ、選挙しませんよね。また、政治とカネで追求されたときには選挙、しません。それもあわせて私は、あー、今回2人の大臣が辞任したことは私の任命責任です。このことも含めてですね、真意を問いたいと思っています。野党の選挙準備というのはですね、これはそれぞれの党の責任ですから。えー、わが党はですね、119名になりました。しかし、しっかりといつだっても一年後でもいいと、一日も早く民主党政権を倒すことが日本のためであると我々は考え、直ちにですね、準備に入りました。 これはその準備が整っていない。2年たっているんですから、それは野党の責任じゃないですか。

 

膳場:  た、ただ、普通の有権者から言わせていただければ何で今、解散総選挙なのかな?と思ってしまうです。そこでこう、これが理由なのではないかなと思ってしまうのが追い込まれる前に、今のうちに解散してしまおうというおつもりなのかな?という。

 

安倍:  今、290を越える議席を持っています。これ、選挙敗れれば私は退陣しなければならない。政治家はですね、選挙には常に命がけなんです。そんな単純な理由でですね、解散総選挙をするわけがないんですよ。そしてですね、4年間。今まで日本は一応、任期4年ありますが、この4年、任期を満了したことはほとんどありません。では3年だったらよくて、2年ならいけないのか?例えば、アメリカの下院議員は2年ごとに選挙をやります。下院議員は全員が改選されますね。それにはもちろん大きなお金がかかる。しかし、それは民主主義のコストだとみんなが思っているんですね。2年ごとに民意を反映させるべきだ。それはその時々の日本においては判断になります。この判断に対して、ご批判ももちろんあります。ご批判もいただいている。それはもとより覚悟の上です。それも含めて国民の皆様に真意を問いたい。その結果ですね、自民党公明党で過半数を取れなければ、選挙は常に過半数です。取れなければ私は退陣します。

 

岸井:  それほどまた後ほど伺うことがある。ただ、消費税の引き上げを先送りするということは同時にね、ずーっと政権の公約としてやってきたことができなかったってことになりますし、何よりも財政の健全化の問題とか、あるいは税と社会保障の一体改革の、これの社会保障への手当てができなくなるという、そういうそれも先送りされるという問題もはらんでいる。

 

安倍:  まぁ、できなかったということになるんですからまさに真意を問わねばならないと思っているんです。左記の総選挙においては、我々は三党合意において基本的には上げていくということを申し上げました。だからこそ、そのことについて、真意を問わねばならない。この18ヶ月引き上げ、えー、この延期というのはですね、延期というのは、まさにそれは今、岸井さんがおっしゃったご理論があるからこそ、私は選挙を行うわけであります。

 

岸井:  ただね、有権者から言うと非常に、そのじゃあ何が大義なのかな?とか、あるいは何が争点なのかって、ものすごく迷うと思うんですよね。
 
安倍:   まぁ、でも今、岸井さんもおっしゃったように(我々は)選挙で約束したことができなかったわけでありますから、それは当然問わなければならない。で、選挙というのは常に争点があります。それで閣議決定をやったときにも、おー、集団的自衛権に関する閣議決定を行ったときも、解散して真意を問えと、あの時、結構たくさんの方々から言われました。それは当然、今回もですね、含めてこうしたことも含めて論点になると。もう1回繰り返して言いたいんですが、解散しなければ野党のみなさんは政権取れないんですよ。よっぽど自信がない限り、解散反対するというのは私は本当にもう、のけぞったくらい驚きましたよ。
 
膳場:  えー、さて安倍総理。あの、税制、そして経済政策を訴えてこの選挙に臨むということですけれども、こちらをご覧いただきたいんですね。あの、最近の日本のGDP、国内総生産の伸び率を見るとこの1年間で三四半期マイナス成長、さらに円安で地方の中小企業の状況も大変厳しいと聞きます。で、アベノミクスが実はうまくいっていないのではないかという声も総合して聞くんですけど、これに対してはどうお答えになりますか?
 
安倍:  まぁ、経済の指標で、各国共通ですが、雇用と賃金です。我々が政権をとって有効求人倍率は22年ぶりの高水準です。完全雇用に近いですね。そして今年の4月、2%以上賃金が上昇しました。物価安定目標より上です。そしてこれは15年間で最高ですね。つまり雇用においても、賃金においても結果を出しています。そして就業者の数は100万人以上増えました。企業は最高の収益をあげていて、その収益が、雇用の拡大や賃金につながり、消費が拡大し、そして景気がよくなる。そしてこの景気の好循環に変わり始めたのは間違いありません。デフレ時代に、それは起こっていなかった。例えば、今年の4月。大卒・高卒の新卒者、内定率は改善しています。高卒者はこの2年間で1割以上プラスになっているんですね。間違いなく良くなっている。また、円安・円高、どちらについていいと言う事は私は言いません。しかし、円高時代を思い出していただきたい。根っこから仕事が奪われるんです。私の地元でも最もたくさん若者を雇っている会社が、行き過ぎた円高のために技術はあるのに倒れました。これ、500人以上の職が一気に失われました。日本中たくさんあった。あの期間にたくさんの製造業が外に出て行った。日本ではなくて、製造業は海外に投資し始めた。輸出も落ちた。しかしこの輸出の減少を私たちは食い止めることができました。やっと今になってこの為替水準、このビジネス環境の水準においては日本に投資をしようかと考え始めた。投資はメインで大きな投資をしています。そしてこれがですね、まだまだ不十分です。デフレマインドがこびりついている。あの、経営者にも、これはね、組合にもそうです。もっと賃上げ、これ続けなければいけない。
 
膳場:  あの、そうですよね。あの総理、成果出始めているとおっしいましたけど、まさにその賃金、あの物価じょうほ・・上昇分をくわ、加味した実質賃金ですけども、15ヶ月以上連続で前年比マイナスなんですよね・・・ですので、あの、まずここでですね・・
 
阿倍:  いや、あ、あのそれはね・・・
 
膳場:  (安倍総理の声と混ざりながら)街の声も・・ちょっとお伺い・・・
 
安倍:  (膳場さんを遮って)いやでも、ちょ!ちょっと!大事なところなんで言わせていただきたいんですが、実質賃金というのはですね、消費税も今含めての話なんですが、我々は物価安定目標を2%に定めました。しかし、賃金はですね、賃上げのチャンスは4月しかありませんから必ず遅れます。で、我々はだいたい2年間遅れるといいました。しかし、待てないからえー、背通しの会議をやって、今年から上がって2%上がりましたが、それ以上に消費税3%あがります。その分は、これはカバーできないことを申し上げています。これは社会保障をみんなで負担していこうということであります。この社会保障費を除けば、実はもう追いついているんです。実質賃金においても追いついています。それプラスですね、もう一点言わせていただきますと景気回復局面においては、基本的にパートの労働者、短期の労働者から仕事が始まります。経営者もそうです。そうしますと、平均すれば賃金が下がってきますから正しい指標の見方はですね、これ。いわば総雇用所得でみなければならないんですね。これは働いている人の数を掛けます。これでみれば、この三ヶ月はプラスになってきていますから間違いなく良くなってきていると思います。
 
 
岸井:  好循環ね。もう、総理は好循環は始まっているんだよと。これはおそらく、選挙になれば政府与党としてはそれをズラーと訴えていくっていうことになるんだろうと思うんですけど、だけどそれが庶民の間で本当に実感になっているかどうかということが非常に今のタイミングで・・・
 
膳場:  では、街の声を今ここでお聞きください。
 
(街の声です) ※年齢は適当です

男性1(30代くらい):誰が儲かっているんですかね?株価とかいろいろ上がっていますけどね、はい・・・。僕はぜんぜん恩恵受けてないんですけどね。お給料も上がったのかな?上がってないですね。 ふへへへ・・・(絶望しながら?)

 

男性2(30代くらい):仕事の量が増えているから、給料が、その分残業代が増えてるぐらいでなんか、景気がよくなったとあんまり思わないですよねー・・・。

 

男性3(60代くらい):今のままではね、ちょっと、こう景気も悪いですし、解散総選挙してまた出直し?で、民意をとってやればよろしいんじゃないですかね。

 

男性4(50代くらい):株価とか、そういうのも上がってきたりとかっていうのもありますし、まぁそういう部分では、そないに?はい、いやそないにってか、まったく効果がなかったいうわけではなくて効果はあったかなと。

 

女性1(30代くらい):ぜんぜん、アベノミクスは感じてない。

女性2(30代くらい):分からへんよね?たぶん、大企業しか分からんちゃうかな?

 
本題に戻ります。
 
安倍:  これはですね、街の声ですからみなさん選んでおられると思いますよ、もしかしたらね。だって、国民総所得っていうのがありますね。えー、我々が政権とってからプラスになっています。
 
 
安倍:  マクロでは明らかにプラスになっています。
 
膳場: (影で)まだ実感がわかないようですね。
 
安倍:  ミクロで見ていけば、いろんな、いろんな方々がおられますが中小企業の方々で、小規模企業の方々でTVで儲かっていますって答えるのは相当勇気がいるんですよ。それ、納入先にですね、どこに行って常識ですが、納入先にですね、「それだったら、もっと安くさせてもらいますよ」って言われるのあた・・・(前半はここで終わり)
 
ええ、恐ろしい手間がかかりましたが、これでまだ半分。アベノミクスが超富裕層くらいにしか影響ないということを国民が示しちゃっているわけだけども、マクロで増えているとごまかしている。てか、本当にいい商品作っている中小企業だとほかで作れないから値引きしようがないんだよね。値引きされるってことは大したことがないとも言える。これは余談だけどね。