マイノリティ雑貨店

自動車、発達障害などを扱うブログです。最近はQMAにはまっています。

ピケティ氏で騒ぐ前に、日本で警告している人の話も聞けよ!

経済学者のトマ・ピケティ氏が最近、Twitterとかそういったところですごい人気なのはみなさんがご存知だと思うんですよ。

彼のいっていることは本当にすばらしい。

「日本は若年層を優遇する税制に変更すべきだ。特に資産が少なく、労働所得しかない若者を優遇すべきだ。若者が多い非正規雇用の待遇改善も重要。格差の縮小だけでなく、人口増加につながる。若い世代が子供を持つのを支援することは日本の長期的な成長にとって極めて重要だ。」

 

どういうことかというと、一般的に働いてる若者はだいたいがワーキングプアだったりする。そういった層を放置するとろくなことにならないよってこと。

確かにすばらしいとは思うのだが、これって稲葉剛さんや本田由紀先生がさんざん言ってることじゃねえか!どれだけ若者の問題を彼らはネットや本で訴えてきたか。

図書館とか行けばすぐにそういった本とか情報なんてすぐ手に入る。だけど誰も改善しようとしねえ!それどころか知ろうともしない。もっとたちが悪いのは知っていてかつ「お前の努力がうんぬん・・」とかいう話に持っていくやつとかね。

ブラック企業がどうのこうのって言われてても、その一方でブラック企業の社長がなんだかんだ持ち上げられていたりする。理由としては儲かっているからだ。

勝てば官軍という言葉があるが、その前にはモラルもへったくれもありゃしないよ。

若者が消費をしないって当たり前だろ。必要な生活費でカツカツなのに、なんでそんなプラスアルファのものが何で買えると思っているんだ?

非正規雇用で4割もやすくこき使っておいて何で景気がよくなると思うのかね。

しかも、6割の正社員の中でどれだけの層が余裕ある暮らしができていると思うか考えていないでしょ。この余裕があるというのは精神的なものも含むので、経済レベル的に最低限の生活ができることはもちろん、大体の人が病むような環境はご法度。

例えば、いろいろ努力しまくって20代で手取り36万もらっていたという想定で話してみようか。それが夜1時までの残業代や休日をほぼ返上している前提で高い給料がいろんな体験のかわりに得ているものだとしたら、実はそんなにおいしい気がしないんだよね。組織の中で大暴れして終わっちゃうってすごい怖い気がする。

(成果や報酬を重視する人にはすごく怒られそうだけど、個人的な価値観ではそう思うっていうだけです)
 
話がずれたので元に戻すと、正社員ですらワーキングプアになっている層がいる。誰もが就きやすいサービス業なんて年収が300を切ることなんてざらだ。
産業的にはこういった人を安く使い倒すことで本来売り上げという指標ではそんなに儲かっていないとしても経営者からすればマイナスと見なせる人件費を安くすれば「儲かっている会社!」みたいなことをおおっぴらに発表できてしまったりする。
利益=売り上げー(諸経費)
 
こういうことをもっと先に言っている人が日本にいるにも関わらず、まるですごい!みたいなことを言っている風潮になっているのはやっぱり情報がそれほど行き渡っていないか、分かっていて黙殺しているんだろうなって思う。