タコメーターの意味って何ですか
車に乗ると、スピードメーターとかそういうのを見ると思うけど、案外タコメーターって気にしていない人は多いんじゃないだろうか。
メーターのデザインを決める上でも格好がつくというのはあるけど、そういう意味でついているわけじゃない。
あれは、エンジンの調子をみるためにあるものだと個人的には思っている。
確かに普段は変に意識しすぎるものではない。だけど、異常を見つけるときにタコメーターはすごく役に立つ。
特に、アイドリング時は馬鹿にできないんだよね。自分の車の冷却ホースに穴が空いてしまい、一度オーバーヒートになったことがある。ラジエーター内のクーラントが空になるというやばい事態が起きた。あの時ほどタコメーターがほしいと思うときはなかった。クーラントが空になっている状態だとものすごい勢いでアイドリング回転数があがるのだ。
たぶん、あの状態だと2000rpmは余裕で超えていたんだろうけど本当のところはどうなのか分からない・・・・
ちょっと音がでかいなぁくらいで走っていたらボンネットから煙が出てきたので急いで止めて修理屋を呼んだ。もっと早く気づけばよかったのだが、いかんせん水温計の上がりがそこまで高くなっていなかった。(年式が古いので、水温計は針なのだ!)
もちろん、ATでも走行時のアクセルの感覚の調整、エンジンブレーキがそれなりに効いているかどうかというところでも役に立つわけですよ。CVTでSモード使うときは割とギア比が下がっているなというのを回転数で確認できる分、助かる。
「音を聞いていればわかるじゃん」という意見は別に否定しない。自分の車にはタコメーターがないのでシフトアップとかシフトダウンはいつもエンジン音の感覚でやっている。ただ、数字としての情報を仕入れて参考にするという意味で付いている意義はあるんじゃないか?ということだ。
もちろん、タコメーターを見すぎてパニックになっている状態じゃだめだよ。
「ATや非スポーツだといらないから、はずせ!ゴミ!」というのはなんか無粋な気がする。よっぽどコストダウンする必要があるんだろうなって場合は仕方ないだろうけどね。初代ヴィッツのデジタルメーターとかもうどれだけやる気ないのよって感じして殴りたくなるよ。視認性最悪だし。