マイノリティ雑貨店

自動車、発達障害などを扱うブログです。最近はQMAにはまっています。

ヒモザイルがなんかパッとしないので自分流に考察してみた

実を言いますとですね、なかなかポテンシャルを感じる作品だなって思うんですよ。

だけど、なんかよくわかっていないなーとかって感じの人が多いので説明とかそんなことをやってみたい。

 

まず、前提としてヒモザイルってこれのこと。

www.moae.jp

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記事を書こうと思ったきっかけは、これです。別に引用とかはしないけど。

tm2501.hatenablog.com

 

自分は彼と同じ路線で書けない(というか意味がない)ので、若干方向性を変えてすすめていきたい。だから、うしじまいい肉さんとか峰なゆかさんの話はしませんし、面倒なのでやりたいとも思わない。

ちと脱線したがヒモザイルって何ですかって話に戻りましょう。

まぁ、あれだ。簡単に言えば「冴えないヒモ気質(家事担当)と忙しいキャリアウーマンの需要ってピッタリ合うんじゃねーの?」ってことなんですよ。

だけど、冴えないヒモ気質の人はお互いの需要そのもののベースが合っていてもキャリアウーマンのご希望に添えない部分が多すぎて話にならない。彼女たちの仲間、意識高すぎて世間体とかうるさそうだし。

著者の東村さんっていうのは、そういうキャリアウーマンみたいな人たちをよく知っている人だから初期パラメータのヒモザイル軍団に足りないものが一瞬でわかる。

ただ、彼らに必要なパラメータは苦手分野なので伸びしろの悪さを知っている。あくまで「マシ」にするくらいにとどめているのも可能であると見込んだ理由だ。

いうなれば、彼女は「触媒」としての役割なのだ。

日本の自由恋愛市場って、基本的に生まれ持ったコミュ力の初期パラメータで勝負するか、独自に経験値を積んで男のほうが主導みたいな感じで進めていくみたいな感じなのが当たり前だったりする。そこにハードルを感じてしまう人が多い。自分もそうなんだけどさ。

男のほうが主導ぎみで動くというのはどういうことになるか?

1ついえることは女性が「ツッコミ気質」ではないこと。聞いたことある?

「あんたさぁ、そりゃ駄目だよ」みたいな人。自分が知らないだけかもしれないけど、女性側がツッコミ気質みたいなカップルってあんまり見たことないよ?

なぜ、今の恋愛市場で女性がツッコミ気質ではいけないのかを考えていこう。

「旦那のほうがデキる人で、妻はそこそこ」という図式が今の世の中にはすごく求められている気がする。一言で言うなら男の甲斐性と言われるものだろうか。

女性がツッコミ気質で、自然体に結びついたカップルというのは場合によってはものすごく世間体が悪いことがある。

(逆のタイプの対応として旦那がしっかりしていない場合が多い)

本人たちはよかれと思っててもまわりが結婚を望まないような方向に進めることも十分にありますね。

 

ちょっと話の毛色が変わるけどアニメやマンガで女性がツッコミ気質なものって何があるんだろうな?って探してみると案外ないんだなこれが。女性がツッコミ気質な傾向のアニメはだいたい主人公がろくでもない。

リストアップしてみようか。

★俺の青春ラブコメは間違っている。

これなんて、まさに典型的だと思うんですよ。主人公の比企谷八幡なんて進路表に専業主夫志望とか書いて担任教師の平塚先生に殴られる。妹の小町にはいろいろたしなめられるわ、由比ヶ浜にも怒られるし雪ノ下には罵倒される。

おまけに死んだ魚のような目をしているので第一印象で損な扱いを受けていたりする。

だが、空気が読めない(読まない?)とはいえ洞察力や独特の事件解決能力は目をみはるものがあるのではないか。

ヒモザイルの一員に入れるにはピッタリの人材じゃないですか!この人。

惜しいのは実在の人物ではないことだよね・・・

 

★マンガ家さんとアシスタントさん

「ドMの変態漫画家」「汚いキリト」として有名な愛徒勇気。

比企谷と違うのは過去のトラウマを引きずっていないことと、自分はどうしようもないみたいな部分を曝け出してプライドを捨てているところだと思う。

締め切りギリギリまでギャルゲーやりすぎて、足須さんやみはりにものすごい怒られる。でも絵の才能はすごくて、その点では本当に尊敬されている。

マンガの仕事がなかったらこの人、完全にただのキモオタだよ!それも結構なこじらせ方しちゃってる。でも、そんなところが憎めなくて暴言とか吐きながらもどこか甘やかしちゃう女性アシスタントの人たちはマジすげえと思うんですよ。

 

★トリセツなカテキョ(マンガ)

主人公の春吉が落とした17点のテストを拾った井原美沙との話。

クールビューティな彼女と馬鹿だけど明るい男の話。

ただし、井原先輩のツッコミは若干毒がある。俺ガイルの雪ノ下が好みなら楽しめると思いますぜ。

 

今日のユイコさん(マンガ)

主人公 黒木ユイコとその彼氏である多田野トモヤを中心に話が進む。

すごく真面目(カタブツ?)なユイコの口癖は「トモヤ!○○してはダメよ!」のような命令形が多い。

それにたいしてトモヤは「すいません・・ユイコさん」みたいに怒られている。でも、変にデレたりするのでなかなか面白い。好き嫌いが分かれるマンガだとは思うけどね。

 

まぁ、自分はそこまで広くアニメとか見ている人ではないのでなんとなく知っているものをあげるとこんな感じだ。もし、なんか知っている人がいたら情報提供をお願いします。

 

ヒモザイルの使命というのは「今のままではどうしようもないんだけど、光るものはもっているんじゃないの?」っていうような冴えない男を光らせたりする。

でもそれをやるには彼らの持つ資金が足りないんですよ。そのかわり、時間はあるから好き・得意な分野に熱中できる。

逆に独身OLはうなるほど金はあるが、残業とかで時間がとれない。

「凸凹が嵌る!」って思うのはシンプルだけど正しいよね。

ぶっちゃけ、彼らみたいなやつらを社会的に干すのは簡単だ。

放っておけば金がなくなって自滅する。でも、そこをあえて東村さんは見捨てずになんか伸ばすべきなんじゃないの?って思ったわけです。

ヒモザイル軍団はphaさんに雰囲気が似ていると思うが、よく観察するとたぶん彼とは微妙に人種が違う気がする。細かいところはまだ把握できていないので申し訳ないが・・・

 

さっき、アニメの話をしたが対象にするのは比企谷や愛徒くらいに雰囲気から「どうしようもない感」が出ている人だ。

今日のユイコさんに出てくるトモヤは頼りなさそうな雰囲気はどこかあるけど、普通に彼女ができているくらいの社会性はあるので放置しても割と問題はないと思う。

 

そう、最近のモテ論というのは「どうしようもないけど愛すべき奴」を本気でつぶすつもりなんじゃないかと危惧してるんですよ。「イケテる彼を捕まえよう!」みたいな広告のための優生学じゃないけど、そんな感じの圧力が結構せまってきてる。

それに踊らされている人が増えてきているが、世間の基準でイケテない部類に認定された人は風潮によって勝手に生み出された被害者としての立場になるのでたまったものではないよなーと。

 

まぁ、ヒモザイルは割と新しいジャンルなので批判とかはあるかもしれない。だが先ほど述べた意味でのポテンシャルの高さはあるということは言っておきたいなということです。