マイノリティ雑貨店

自動車、発達障害などを扱うブログです。最近はQMAにはまっています。

特別編「ゆうことしおりの居酒屋談義」

キャラの名前とかがわからない人向け→ここ

※今回、主役であるはやては出てきません。姉妹の会話をお楽しみください。

酒癖が悪いため、ゆうこの態度がいつもより悪いです。

 

とある夜、姉妹は居酒屋に行くことを決めた。

しおり「ゆうこちゃん、今夜は一緒に飲みませんか?」

ゆうこ「え~・・しぃちゃんが飲むと私のお尻を触るから嫌・・・」

しおり「大丈夫ですよ。今日はほどほどにしますし。」

ゆうこ「本当かな~?はやてちゃんも一緒にいくならいいけど・・」

しおり「いえ、今日は姉妹でお話がしたいので、はやて君はお留守番決定です。」

ゆうこ「え?そうすると、たかひさ君も?」

しおり「そうです。たか君とかいると話せないこともありますし・・・」

ゆうこ「ふーん。そういう前提なら、ありなのかな?でも、なんか怖い」

しおり「姉なのに随分信用がないんですね・・お酒を飲んだ私は・・・」

 

みゆき「そりゃ、しおりちゃんの触り方が完全に痴漢のおっさんだからねぇ・・」

しおり「お母さん・・ひどいこと言いますね・・・」

みゆき「ただ、ゆうちゃんもしおりちゃんも酒癖が半端なく悪いから気をつけてよ?」

ゆうこ「わかってるよ・・・」

しおり「はい・・・」

ゆうこ「じゃあ、行ってくるね」

みゆき「あいよー。気をつけて!」

 

飲酒をするため、歩いていける範囲の近所の居酒屋を見つけることにした。

ゆうこ「あ、しぃちゃん。こことかどう?」

しおり「いいですね。ここにしましょう。甘くないお酒が多いですから。」

ゆうこ「決まりぃ!」

しおり「ゆうこちゃんったら、はしゃいじゃって・・・。」

 店員「いらっしゃいませー!(あ・・・あの変な人の彼女さん・・・)」

しおり(あれ?ゆうこちゃんを見た瞬間、引き気味ですね)

店員「2名様ですね?おタバコはお吸いになられますか?」

しおり「いえ、吸いません。」

店員「禁煙席2名入りましたー」アイヨー

 

ゆうこ「しぃちゃんは何を頼む?」

しおり「やっぱりビールがないと始まりませんねぇ。」

ゆうこ「そうだね、私も生中頼もうかな。」

店員(あの彼女さん・・・すっごく酒癖が悪くて怖かったなぁ・・・・)

 しおり「すいません、生2つおねがいします!」

店員「かしこまりました!」

 ビールが2つ届く。

姉妹「乾杯!」

ゆうこ「今日のお通しはレンコンの煮付けね。なかなかいける。」

しおり「へぇ。ちょっとピリっとした後味がいいですね。なかなか考えてありますよ、これ。」

ゆうこ「しぃちゃんって料理がすっごく好きだから、味とかの感覚にはすごく繊細なのかな?」

しおり「う~ん、私はみんなが思うほどそこまでグルメではないですよ。作るのは好きですけど、自分で工夫したりする過程が楽しいですわ。」

ゆうこ「料理に厳しいから味にうるさいかと思っていたけど、そうでもないのね。」

しおり「厳しいというか、熱中しすぎちゃうのかも・・・」

ゆうこ「ぶっちゃけ、あれは怖いので泣きそう・・・」

しおり「ごめんなさいねぇ。」

 ゆうこ「さぁ、もう生中は飲んじゃったから次頼もうっと。」

しおり「飲み放題じゃないんですから、給料考えて8:2で料金出してくださいね?」

ゆうこ「流石に全額負担はつらいよね・・・」

しおり「というより、あまり酔わずにセーブぎみで飲んだほうがいいですね。」

ゆうこ「この前、めっちゃ迷惑かけちゃったからね・・・」

しおり「そういえば話は変わりますが、たか君もはやて君もすごく将来が心配です・・」

ゆうこ「そうだよねー。やっぱりあの2人、どっちも社会性がある方じゃないし。」

しおり「これでもよくなった方なんですよ?たか君なんてものすごい成長しました。」

ゆうこ「まぁ、あの子は流石にしぃちゃんが修正しなければ学校中退してたんじゃないのかな?すごく頑張ったと思うよ、たかひさ君も、しぃちゃんも。」

しおり「う・・・確かに。はやて君もゆうこちゃんがいなければ泣きつく相手がいなくて不登校も考えられたんじゃないかなって。」

ゆうこ「確かに頼りない。はやてちゃんはたかひさ君より常識や空気を読む力はあるほうだけど、発想が基本的に吹き飛んでいるからねぇ・・・」

しおり「もう、2人の精神年齢の低さは織り込み済みですよ♪すいません、ウイスキーの水割りと芋焼酎ください!」

ゆうこ「私は冷酒で。あと、シーザーサラダお願いします」

店員「かしこまりました!(選択がサラダ以外完全におじさんだよ!)」

 しおり「でも、小さい頃からしっているからそういう部分も分かって接することができているんですよ。」

ゆうこ「そう!それはある!」

店員「シーザーサラダと、冷酒、ウイスキーの水割り、芋焼酎ですね。」

ゆうこ「ん~!おいしい!」

しおり「私、日本酒は冷酒より熱燗が好きですね。おでんをつまみにするのが最高です。」

ゆうこ「もう完全に屋台にいる会社帰りの人じゃん!」グイグイ・・・

しおり「そうですか?最近は若い人がお酒飲みませんからねー」

ゆうこ「サラダ完食ね。そういえば、飲む層と飲まない層が二分化してるよね。」

しおり「そうですねー。私の友達にも飲まない子いっぱいいますよ~」

ゆうこ「そうらねぇ。ぜんぜん違うよへぇ・・・」胡椒バラパラ

しおり「ゆうこちゃん、駄目ですよ!テーブルに胡椒かけちゃ!もう!飲みすぎですよ!」

 ゆうこ「てんいんさ~ん!スピリタス!」

店員「申し訳ございませんが、当店にはございません・・・」(またなの・・・?)

しおり「うちの妹が申し訳ございません・・・ゆうこちゃん、水を飲んでください!」

テーブルを拭く店員。

店員「いえいえ・・。ところでご注文はありますか?」

(勘弁して・・・でも、お姉さんはあの彼女さんよりも飲んでる量は多いよね・・強いなぁ・・)

ゆうこ「なんで水なのよ!酒じゃないと嫌なの!」

しおり「ほっけの煮付けと、焼酎、ウーロン茶で。」

ゆうこ「えー!なんでウーロン茶!?」

しおり「飲みすぎです!どんだけ酔っ払ってるんですか!」

ゆうこ「量はしぃちゃんの方が飲んでるじゃん!不公平だ!」

しおり「そういう問題じゃないです!私は私で強いっていうのは確かですけど・・」

店員「はい、ほっけです。焼酎のお客様ー」

しおり「私です。ウーロン茶はそちらですね。」

ゆうこ「もう・・・しょうがない。飲んでやるわよ!」

店員(なぐろうかな・・・)

 しおり「ほっけ完食ですね。ウーロン茶飲んだら帰りましょう?」

ゆうこ「ウーロン茶じゃつまんない!酒飲ませろ!」

しおり「うるさいですね、お母さん呼びますよ?」

ゆうこ「ああ、どうぞどうぞ!」

スマホを取り出すしおり。

しおり「もしもしお母さん?ゆうこちゃんが酔っ払って気分が悪いみたいなので迎えに来てください。」

みゆき「あいよ、今行くわよ。(気分が悪いか、めっちゃ暴れているパターンだな・・・)」

10分後。

ゆうこ「てんいんさーん、このオバサンがお酒だめって言って来るんだけどー!!」

しおり「ゆうこ・・・1つしか違わないのに私をオバサン扱いするのですか?あなたは後で覚悟しなさいよ?」

店員(怖い!お姉さん、いつもは優しい感じの人なのに怒らせると静かなのにめっちゃ雰囲気が怖い!)

みゆき「はぁ・・・馬鹿娘がすいません・・・ ゆうちゃん、帰るよ!」

ゆうこ「うっさい!なんでしぃちゃんはお酒頼ませてくれないのよ!」

しおり「私のことをオバサンとか言い出しているのでしばいちゃっていいですよ。」

みゆき「おいおい、そりゃないわよ・・・あんまり調子乗ってるとしばくよ?」

ゆうこ「お母さんくらい、余裕でしばいてやるわよ!」

ブチンと音がしたかと思うと、みゆきは社長モードになった。

みゆき「ゆうこ。貴様をしばく。ちょっとここに座れ!」

ゆうこ「いいでしょう!やってやる!」

みゆき「帰るぞ!」ガシッ

ゆうこ「離してよ!この蹴りでも食らえ!」

みゆき「ごめんねやり方が悪くて、効いていないわ。これで反省しな!みぞおち!」

ゆうこ「グエッ!吐きそう・・」

しおり「お母さん・・・位置的にちょっとやりすぎでは?」

ノーマルモードに戻るみゆき。

みゆき「ちょっと当たり所悪かったかしら・・・?」

 ゆうこ「うう・・おとなしく帰るわよ・・気持ち悪い・・・」

しおり「ゆうこちゃん、会計払っておきますからあとで2割分くださいね。」

ゆうこ「わかった・・・」

店員「ありがとうございましたーまたのおこしをー」(グッジョブ!)

しおり「すいません、いまさらなんですけど水を一杯いただけますでしょうか?」

店員「こちらになります!」

ゆうこ「しぃちゃん、店員さんありがとうございます・・・」

みゆき「さ、帰ろう?あんた、強い酒はもうやめたほうがいいと思う。」

ゆうこ「うう・・・」

2人の肩によさりかかりながら、居酒屋をあとにした。