おねえちゃん成分が足りない?そんなアナタには 「すのはら荘の管理人さん」がおすすめ
さて、今回はマンガを紹介していこう。
ねこうめさんが描いている「すのはら荘の管理人さん」
場所は中学の女子寮。主人公の「椎名亜樹」は女の子みたいな男子中学生。
春原彩花(すのはらあやか)が管理人である「すのはら荘」でおねショタすぎる展開がすごいマンガなんですよ! もうね!表紙自体にもうその雰囲気が漏れちゃっている!
みなさん、こんなに母性が漏れすぎてる表紙のマンガ見たことあります?自分はないです。はい。
あげくのはてに、帯には「私がキミのこと・・・管理してあげるね」とか書かれているんですよ! こんなおねえさんなら管理されたすぎるわ。
グランブルーファンタジーのナルメアおねえちゃんもビックリの母性だ。
案外、一般的なマンガでこういうフワフワ系のお姉さんに甘やかされる作品ってないんだよね。
ここまでベタなおねショタをやってくれるとは思わなかった。
「あねどきっ」みたいに、女子高生が男子中学生にちょっかいかけてからかったりするタイプのやつはあるけど、それでも結構不人気なジャンルなため知名度が低い。
何のマンガ、読んでる?とか聞かれても「あねどきっ」ってすっげえ言いにくい空気なんだぞ! 河下水希さんの作品といえば、「いちご100%」がメジャーなんだけど、個人的には「あねどきっ」のほうが圧倒的に面白かった。
正直、いちご100%のストーリーなんて覚えてないもん。
マイノリティ雑貨店というだけあって、取り扱うマンガもやや癖があるんですよ。
すいません、脱線しました。
一般コミックスの系統で「お姉さんが甘やかしたり、からかいすぎて一回読んだらダメ人間になりそうなレベル」の作品を見つけるというのは至難の業なんです。
こことか、絶対に次の日から働かずに彩花さんに養われたいみたいな気分になる。
こんな風なコマを表現している一般のマンガ、自分は見たことがない。
もしかしたら思い出せないのかもしれないけど、それなら印象に残っているはず。
左下は主人公の亜樹が女の子っぽいことにコンプレックスがあるため、しょうがない展開だとは思う。(そのことを強く感じ取った彩花さんは後半から亜樹のことを「あっくん」と呼ぶようになる) 甘やかし方は変わらないけどね!
おまけに、彩花さんはいきなりコスプレとかするしマジぶっとんでる。
ほかにも3人の年上の女の子が出てくるけど、霞んじゃうくらいの強さを持ってる。
でも、実はすごく逆らえない雰囲気も持っている。
亜樹が彩花さんに怖いものがないかをたずねたときの返答。
いつもめっちゃフワフワな癖に、無言の圧力すごい。
男子中学生が逆らえる雰囲気じゃない。主導権を握るお姉さんっていうのはこういった意外と怖い部分をもっていないといけないんですよ。それが武器だから。
そうそう、作者のねこうめさんの後書きがなかなか秀逸なんです。
一部ですが、個人的に素晴らしいと思った部分を引用しますよ。
会社で働いておりました。社会というものに慣れていないせいか、誰かに無性に甘えたいと思っておりました。具体的にはおっぱいの大きな女性に癒してほしいと思っておりました。年上の女性に優しく弄ばれたいと思っておりました。そんな気持ちでこの漫画が始まりました。 おっぱい!おっぱい!
そうなんですよ、全くもってそのとおり!
妄想を本気で絵にしているからこそクォリティの高い甘やかしマンガができるんです。自分のように画力・表現力がないとできないけど、ねこうめさんはそれをすごく実現できるし、してくれた。
これ、ガチでアニメ化してくれないかな・・・・