マイノリティ雑貨店

自動車、発達障害などを扱うブログです。最近はQMAにはまっています。

軍隊ごっこはもう止めろ。

社畜が好きな言葉「社会は厳しい」 「甘えるな」などの言葉はよく巷で説教の話題として広まっている。
だが、この言葉が出る目的っていうのはなんだろうか?
自分はこう考えている。 「気が引き締まる」ことがやたらと好きなんじゃないかなと。

何を言っておるんじゃボケナス!と言いたくなる人もいるだろう。ちょっと話題を進めていこう。
ブラック企業にはだいたい、体育会系の人たちがいる。とくに、上にこびへつらうため、出世するのは体育会系の人間が多い。そうすると、社内の雰囲気はどうなるか。
めちゃくちゃ殺伐としていることが多くないだろうか?自分がやられてきたから後輩にもやるという考え方もあるが、今回はその意見は横に置いておきたい。

基本的に、体育会系社畜というのはイライラしていることが多い。それも、わざとやっているんじゃないかと思うくらい。普通にしていればいいものを何がよくてそんなにイライラしているのか?
理由と考えられるのが、「ゆるい雰囲気=怠けている」くらいの感覚があり、ゆるい雰囲気であることは「社会人らしくない」とでも考えているのだろう。おそらく先輩とか上司に取り入っているうちに本当にそうなってしまったのだろう。
だから、新人をみると「教育」をせずにいられない。もちろん、"本当の意味"で間違っている方法なのはいうまでもない。彼らにとって新人はぬるく見えるのだろう。見えるだけで本当にぬるいかどうかなんてわからないのにね。

もちろん、ここでいうゆるい雰囲気というのは仕事に最低限必要な緊張感は保っている前提で話を進めている。だから、そんなに遊んでいるような雰囲気ではないことを付け加えておく。
もっともゆるい雰囲気が嫌いな人がいるのは別にかまわない。ダラダラしちゃいけない境界さえ見極めればそれは別におかしいとは思わない。

だけど、社畜にとって重要なのは「形から入る精神的・身体的な厳しさに酔う」ことではないだろうか。
はっきりいって、そんなものは愚の骨頂だ。なぜか? そんなものは自己満からの行動をしており、非常に非効率なことをしていることに気が付いていないからだ。

後輩に「お前、俺様に気を使え!」みたいなことを要求しているやつは、自分を後輩のお客様かなんかと勘違いしてるんじゃないか? しかも、店で言うなら超DQNクレーマーというおまけつきだ。
上下関係を大事にしているとかっていうなら、下も大事にするはずだ。ただのお上様関係じゃないっすか。
やたらな上下関係っていうのは軍隊式の育て方だが、戦略を考えていかなければならない会社運営においてただ何も考えずにやらせるというのは上の指示がまずいと全滅するという脆弱性がある。

アメリカ海軍だかどこだか忘れたが、ある軍隊では「上司の言うことを聞ける」よりも「自分で考えて行動させる」ということを重視するところがあるようだ。それはなぜか?敵が攻め込んでも、判断材料を自分で作ることにより戦略を無限に広げることができるためだ。

社畜用の軍隊教育は思考停止をさせるためのいらない決まりなのだ。そんなことをしてどうやって売上げを作るんだろうか。社員が間違った根性論だけで動いている様子が自分の支配下で気持ちいいというのなら、言ってみよう。
ずいぶん、稼がせるように仕向けるのが下手だね!富士通の業績傾いたとかちょっと前に言ってたけどそんなことさせて自分のもうけ分が来ないって? 自業自得だ。

ただ、そういった風潮の元凶じゃある1人のサラリーマンではない。だいたい、効率のいい業務するにはあまりにも意味がないのでそんなことを自分からするバカはいない。
社員(社畜)教育の会社であるアイウィルの社長(染谷和巳)や戸塚ヨットスクールの校長、ワタミは基本として、そのほかにも管理者養成学校などがそういった思想をまき散らしている。

警告!:一番下に会社が3つありますが、そこには入らないほうがいいです。間違いなくイカレタ教育があなたを待ち構えています。おそらくむやみに怒鳴ったりさせられます。こんな学校で教育されたとか危ないという宣伝以外の何物でもないです。

王将やくら寿司のおかしい研修をやったのはアイウィルらしい。それだけ、この染谷とかいうおっさんはとんでもない思想をもっていることは間違いない。余談だが彼の本を少し立ち読みした。内容があまりにもぶっ飛びすぎていて社畜に染まりすぎていないとまともな気持ちで読むことは不可能だった。
「社員に甘い=悪」みたいなことが延々とかいてあり、奴隷でも作るのだろうかと思える本だ。
それで下手に王将が儲かっちまったもんだから他の会社もゲスになっていくっていうメカニズムになっているのだ。どうするんだよ!