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マイノリティ雑貨店

社会に関すること、自動車、発達障害などを扱うブログです。社会ブログなのか、車ブログなのかよく分からなくなってきました。

組織適合度と仕事能力について

社会などの風潮

人口の10%は「組織で働くのが向いていない人(組織不適合者)」だと思う

さて、引用としては使用していないが、日野瑛太郎さんの「定時帰宅」の考え方のフレームで話を展開していきたい。

急なのだが、今回の話では「組織適合度」を「社会擦れ度合い」として扱うことにする。というのも、この2つの要素がそのまま体育会系組織のモットーに通ずるからだ。社会擦れしていないけど、仕事のできるタイプはいる。
これらの人はだいたいは起業するか、潰される、辞めるかのどちらかだ。要するに、狭い社会の常識において振舞うことに抵抗が低い、またはそういったことを受けても耐えられる人が今回の話題で扱う組織適合者なわけだ。

大なり小なり、何らかの社会的な困難を抱える人は、仕事を選ぶのも大変です。いつも思い出すのは、夏目漱石の「いちいちこっちから世の中に合わせていくことはできない」言葉です。彼の場合は、結果として一人でできる「創作活動」を仕事に選んだわけですね。とても共感できます。



少し前だろうか、「リクルート住まいカンパニー」に学生で編集者として有名になった小川未来さんが就職した。そのとき、イケダハヤトさんが「会社になんて入ってどうするのよ、3年後に死んでもおかしくない」といって大分反響があった。
ここで、自分が考えたのは「これって組織適合度の違いってこういうところで出るんじゃないかな?」ということだ。前提としていっておきますが、イケダさんを批判しているわけではないです。むしろ、ここまで組織適合度が高い人向けの生き方しかしにくい日本というのはあんまりよくないんじゃないかなと思っているくらいだ。

日野さんの新書「定時帰宅」をおおまかに読んでみたのだが、モットーとしては「仕事をできるように見せて、早く帰ることができるキャラを定着させる。」ということになる。
実際、ある程度技能をつけておいて(エクセルのマクロ、プログラミング、道具の工夫など)仕事効率を少しは上げておく必要はあると思う。だけど、経験年数とか職場の環境などにより、個人だけでできない要素も出てくる。だからある程度「見せる」ということを日野さんは重視しているのだと思う。
会社では個人では学べない機械の操作や交渉などを覚えるにはうってつけの場所だ。

ただ、この「うまく見せる」ということを世渡り的な要素が苦手な「組織不適合」な人にとって簡単であるか?という問いに対して言えば、自分は「ノー」と断言したい。
これは仕事ができる、できないとかの問題で単純に考えられる問題ではないからだ。もし、仕事ができる/できないという問題ならば日系パワハラの管理人である山下さんはあんなに苦しむことはなかったはずだ。

実を言うと、組織の中に入れただけでも大分「運がいい」or「組織適合者」の要素がある。もしかしたら、奇跡レベルで入ったけど、大失敗の場合も少なくない。
優秀で入ることにも問題はないけど、組織での振舞いはダメという人もここに含まれる。

もっと掘り下げると、組織不適合者がつまづくのは「就職活動」のときではないだろうか。当然、仕事ができる、できないに関わらず面接官が「扱いにくい」と思うだけで嫌がられる。

就活で自分を偽ると、内定後に地獄を見る

「そうは言っても、多少は背伸びをしないと、どこの会社からも内定はもらえない」とあなたは言うかもしれない。

思うに、自分を偽らなければとても就職活動ができそうにないというのであれば、それは最初から就職には向いていなかったということである。なんとかして、就職以外で生きる道を模索したほうがいい。



ここの部分は実はかなり大事な部分になる。組織不適合のレベルというのはやはり段階があると思う。iPhoneで有名になったスティーブ・ジョブズなんて、エピソードを聞く限り「暴走している」という表現に近いようなことが多い。彼は極端すぎる例だが、プチジョブズやマイルドジョブズ(=概念としては就活アウトローに近い)くらいの人材なら山ほどいる。

だから、組織の前提にもよるのだが、「定時帰宅」のテクニックを楽に使える人はそこそこ組織でもやっていける人だと個人的には思っている。
頭の中ではわかっていても、上司を受け流すということのハードルが高かったりする。
別に良い悪いの問題ではなく、生まれつきの素質なのだからこれは仕方のないことなのである。社会のルールは同じように学んでいても興味の問題で定着度は人によって違うからだ。そういった人が人間的にだめな人だったかといえば、そんなことは経験上なかった。

イケダさんは「これでも社会不適合向けの仕事は増えている」といっている。そういった雰囲気はだんだん増えているように見えるが、受注できるスキルを持っている人はそこまでいないと思う。
せめて、日本の会社では得られないようなスキルは身に着けておいたほうがいいのかもしれない。