マイノリティ雑貨店

自動車、発達障害などを扱うブログです。最近はQMAにはまっています。

管理体制の大小

おそらく、前からも言っていることが多いのだが、管理体制はでかすぎるとどうしても監視が難しくなる。

運転席で例えるなら、大企業や大きな役所はジャンボジェット(飛行機)の操縦席、中小企業とか小さい組織は普通の自動車の運転席や自転車のハンドルのようなものだ。
飛行機の操縦席はどうなっているかというと、計器がたくさんあり、まず素人がみても何のスイッチだかわけがわからないことだろう。飛行機を操縦する人は、1人ではなく機長とか、管制塔の人と連絡を取り合いながらでないと動けない。機能はたくさんあるがこういったしがらみが多く、手続きばかりで行動が遅くなるというのは仕方ない側面もあるのだろう。

一方、普通自動車や自転車は飛行機に比べ、だいぶシンプルな構造をしている。もちろん、自動車は決してシンプルではないのだが、運転席は比較的誰でも扱えるようなものとなっている。自転車にいたっては、ベルとブレーキくらいだろう。豪華なやつだと変速機とサイクルコンピューターといったところだろうか。
これらは1人でも動かせる分、管理体制はすごく楽なのだが移動できる範囲が飛行機に比べて小さくなってしまうというデメリットがある。
大企業は金の力でなんとかできるが、管理が難しく決定などが遅れやすい
小さな組織は、管理は楽だで決定も早くしやすいが、資金がないので大規模なことがしにくい。

37シグナルズという16人の会社は規模が小さいゆえの利点を生かし、社員全員を効率良く労働させている。
日本の企業なら、岡野工業だ。従業員は6人の会社なのだが、テルモの「痛くない注射針」の量産だけでなく様々な大企業とも対等に渡り合える技術力も持っている。
小さいけど、それなりに資金力があるところがいちばんつよいのではないだろうか。
いいところ取りだが、やはり資金力では大企業が特化し過ぎている。それならば、小さい企業は小回りがきくところで勝負し、資金を増強していったほうがいい。
10年続く会社がそんなにないのは残念だが、成功しているところもあるのでこれからも頑張っていける会社があればいいと思う。