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マイノリティ雑貨店

社会に関すること、自動車、発達障害などを扱うブログです。社会ブログなのか、車ブログなのかよく分からなくなってきました。

経団連の異常な労働感覚

まず、一言言っておきましょう。経団連の常識は国民の非常識だ!

経団連の第13代会長に、榊原定征東レ会長が就任したようだ。
東レは合成繊維材料ではかなり強い技術力を持った会社だ。今のところ、ブラックな情報をあまり聞かない会社だった。しかし、今回の話で少し警戒したほうがいいのではないかと思うようになった。

過労死ラインの2倍となる月160時間を「適正」とし残業代ゼロ狙う榊原東レ会長が経団連会長に就任

経団連に入ってくる大企業の会長は多いのだが、どうも入ってくる人に「ブラック経営者」の割合が異常に高いような気がしてならない。

例えば、キヤノン御手洗冨士夫社長兼会長なんて偽装請負がばれたときに「派遣法を変えろ」なんていうことを言い出した。法律を変えれば非人道的な行為も平気でやってもいいと思う神経を持っている。
直接指揮はしたいけど、直接雇用すると首が切れない!なんて虫のいい話を通そうとしたのだ。

さて、東レの会長の発言をまとめてみましょうか。(若干、引用を編集します。)

1:「熾烈な国際競争の中で、日本企業の競争力を確保・向上させるためには、労働時間規制の適用除外は必要不可欠である。」

2:「提案の制度は、働く人が自らのニーズに合わせて、働く時間や場所を選べる。
しかも、成果に応じた報酬を得られる制度で、子育てや介護をしながらキャリアアップを求める女性の活躍推進のためにも、極めて有効である。」

3:「この制度の具体的な要件は、個別企業の労使自治に委ねることを基本に据えた上で、提案があったように、対象者に対しては、十分な健康確保措置を保障し、かつ、当面は過半数労働組合がある企業に限るということであり、適正な運用が可能である。」

4:「細かい制度設計については、現場感覚のある労使の入った場で議論してもらえれば良い。新たな労働時間制度を年央の成長戦略に是非盛り込んで、制度化していただきたい。」



1はいうまでもなく、ホワイトカラー・エグゼプションを復活させるつもりの発言だ。ただ、アメリカのようにそこまでエリート街道としての給料と引き換えになる保証はない。ようするに、能力のあるやつを使いつぶすつもりだ。
そして、みんな頑張っているんだぞ!と煽り、社員を脅すタネにでもするつもりだろう。
それなりの給料を払ったとしても、残業を増やす口実に使われる可能性が非常に高い。
しかも、高度成長期と違い、残業しても日本の産業がぐんぐん上がる時代じゃない。

2についてだが、まず1の条件がある時点で女性が子育てできる環境ではないので論外。残業時間の規制解除っていうことは社員の裁量で働く時間を選べるとは到底思えない。裁量権を持っているにしても、納期と仕事量でそれどころじゃないだろう。また、社員の社畜化しやすい環境になるため、マタハラの危険性もあがる。

3に言及するところによると、企業のやり方に任せると言ってるようだが、これって実質何も変える気ないよね。

だいたい1を宣言しているうえ、あんたの会社は残業160時間までOK!なんて言っている。これで十分な健康確保なんてできるか!
労働組合が正常に機能している会社は問題ないが、すかいらーくのように御用組合ではむしろ逆効果だ。
過労死ラインのガイドラインは80時間が目安なので、適正な運用もできていない。

4これも実質3と一緒です。労働制度の成長改革?社員の過労推進改革にしか見えないんですけど。
申し訳ないが、現場感覚の意味もあんまりよくわからない。

ごつい言葉でみんなを納得させようとしているつもりだろうが、そうはいかない。

ただ、たちが悪いのはこの暴君の集団になんだかんだ決定権があるということだ。人で稼ぐための経済なのに人をだめにしてどうするんだ。法律が違反なら法律を変えて非人道行為をするなんて、卑怯すぎてへどが出る。

外国にもこういう団体ってあるのだろうか?経団連の情報を外国人に説明したら、なんていうだろう?きっと答えはSO CRAZY!!