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自動車、発達障害などを扱うブログです。最近はQMAにはまっています。

「浮きこぼれ」という概念

浮きこぼれとは、落ちこぼれとは真逆の概念だ。
え?優秀な人じゃないの?と思うのかもしれない。優秀なのは間違いないが、それによって叩かれたりするようなひとのことだ。出る杭は打たれるという言葉をひとことで言い換えたようなもんだ。

学校用語らしいので、具体的な例を授業で示してみまSHOW!
あなたは中学で英語の授業を受けています。そして帰国子女です。10年くらいhave been in USなので英語の発音はうますぎるくらいです。ぶっちゃけ、受けるだけ時間の無駄です。
先生はあなたに発音するように言いました。ただ、クラスの雰囲気を壊さないために日本語的発音を強要されるわけですよ。本当は「íntrəstɪŋ」と発音するところを「インタレスティング(interesting)」などとえらく母音がくどい状態で発音する。Weblioの辞書で発音ボタン押せば分かると思うが、gはほとんど発音されていないように聞こえる。
これが「空気を読む」ということだろうが、端的に言うなら「レベルが低い方に合わせる」だけだ。
もちろん、帰国子女だけでなく本気で英語を勉強したい中学生には邪魔じゃないだろうか。
正しいことを正しいと言えない。黒いものも先輩が白いというなら白いというDQN体育会系と発想じゃないですかやだー!!
そういった意味では、発達障害の人は「落ちこぼれ」か「浮きこぼれ」になりやすいという傾向になりやすいのかもしれない。自閉傾向があると、仕事(こだわり/やりこみ度)が細かい・丁寧なためみんながある程度手を抜いてやっているのに、自分だけえらくクオリティの高いもの作ったりし過ぎてクラスの嫉妬したひとから目をつけられてしまうことも十分にありうる。
言っておくと、自分はその特性は十分に活かすべきだと思う。いいものを作るためには熟慮などが欠かせないからだ。だけど、それを活かせない日本の教育現場はもったいないなと思う。
あのめんどくさいカリキュラムにガチガチに組み込むためには突出した能力は弊害なのだろう。
平均的になんでもでき、空気が読めて、ある程度手を抜けることが得意な人には楽なのだ。
評価が極端な人っていうのは、悪い評価をしている人からとことん叩かれる。それが上司なら給料などにも響いてくる。発達障害の当事者ブログなどを見ると、上司によって働きやすさが変わる度合いが定型発達者より強いなという感じがする。
決して無能ではないのだが、苦手分野だけを見て誤解されやすいということが多いので日本の職場/交友環境が割と合わないというのも不思議ではない。
SS「はやてとゆうこ」でいうなら、たかひさを変なものを作るコミュ障として迫害するか、面白そうだと思いアイデアに技術を組み合わせて素晴らしいものを作るかの違いだ。