社会でうまくやる=モラハラを容認する?
「働くのが怖い」という声を聞く。 特に、日本の就職活動では割と多くの方がお持ちの感情ではないだろうか。
それもそのはずだろう。会社が求めている新卒の条件は「ストレス耐性が強い」ことである。
しかも、ストレス耐性の本質は「普通だったらぶん殴るレベルの暴言を当たり前に感じさせて麻痺させること」だ。
本来であればモラル・ハラスメントとなるはずの発言に対し、下の者に圧力をかけて本気で「社会の厳しさ」だと思い込ませる。
新入社員が入ってくれば自分が受けてきた発言の感覚を当然に行い、へたばってしまうことに軟弱だと思い込ませるシステムが意図せずに出来上がってしまっている。
これが毎年続くのだからとんでもない。
なんだかんだで耐えられてしまうタイプの人は「社会にはそういう人たちがいるからうまくやらないといけない」という考えを持つようになる。
社内の中にトラやライオンを放し飼いにし、食われないようにおびえることが仕事の本質だろうか?
業務に関係なく、それは違うということを強く言いたい。日本国民の中にはそういったタイプの割合が多すぎる。
外国人が日本の労働環境を嘆いているのも無理はないはずだ。
そしてこれから会社員として働く後輩に「社会は厳しい!」ということを主張する。特に、親世代の人たちはその発言が割と子供などにあんまりいい影響を与えていないということを自覚したほうがいい。
思っている以上に子供が働くことのイメージを下げている。
パワハラ(モラハラにも該当)の一覧がNAVERまとめに書いてあるので参照されたい、
職場で受けたモラハラ事例集【モラルハラスメント・精神的暴力】
【モラル・ハラスメント】職場に苦手な人がいて、朝会社に行くのがつらい
小学生のいじめってあるけど、処世術がついた分こっちのほうがだいぶたち悪いよね。
一応、平均レベルでの対人折衝能力がある分、表面上では問題を分からなくさせている。裏表の切り替えスイッチが結構上手なため、よほどのことでない限り、ボロを出さない技術はあるんだなこれが。
生活のためにクズを野放しにしなければいけない状態は本当に何とかしなくちゃいけない。
特に、銀行員などの社会的地位が高い職業ほど早急に対策をしないといけない。なぜなら、その地位のためにやめるという決断が人以上に遅れる傾向になりやすいからだ。給料が安くて生活がギリギリの場合も同様だ。
仕事の中でも言っていいことと悪いことの区別も分からないようではいけないんですよ。
どっかの記事でも似たようなことを言ったと思うのだが、仕事は傍若無人になる免罪符ではない。
陰でモラルハラスメントを行っている人が「俺は社会人としてだな〜」という感覚の人が多すぎてうっとうしい。