特別編「ゆうことしおりの居酒屋談義」
キャラの名前とかがわからない人向け→ここ
※今回、主役であるはやては出てきません。姉妹の会話をお楽しみください。
酒癖が悪いため、ゆうこの態度がいつもより悪いです。
とある夜、姉妹は居酒屋に行くことを決めた。
しおり「ゆうこちゃん、今夜は一緒に飲みませんか?」
ゆうこ「え~・・しぃちゃんが飲むと私のお尻を触るから嫌・・・」
しおり「大丈夫ですよ。今日はほどほどにしますし。」
ゆうこ「本当かな~?はやてちゃんも一緒にいくならいいけど・・」
しおり「いえ、今日は姉妹でお話がしたいので、はやて君はお留守番決定です。」
ゆうこ「え?そうすると、たかひさ君も?」
しおり「そうです。たか君とかいると話せないこともありますし・・・」
ゆうこ「ふーん。そういう前提なら、ありなのかな?でも、なんか怖い」
しおり「姉なのに随分信用がないんですね・・お酒を飲んだ私は・・・」
みゆき「そりゃ、しおりちゃんの触り方が完全に痴漢のおっさんだからねぇ・・」
しおり「お母さん・・ひどいこと言いますね・・・」
みゆき「ただ、ゆうちゃんもしおりちゃんも酒癖が半端なく悪いから気をつけてよ?」
ゆうこ「わかってるよ・・・」
しおり「はい・・・」
ゆうこ「じゃあ、行ってくるね」
みゆき「あいよー。気をつけて!」
飲酒をするため、歩いていける範囲の近所の居酒屋を見つけることにした。
ゆうこ「あ、しぃちゃん。こことかどう?」
しおり「いいですね。ここにしましょう。甘くないお酒が多いですから。」
ゆうこ「決まりぃ!」
しおり「ゆうこちゃんったら、はしゃいじゃって・・・。」
店員「いらっしゃいませー!(あ・・・あの変な人の彼女さん・・・)」
しおり(あれ?ゆうこちゃんを見た瞬間、引き気味ですね)
店員「2名様ですね?おタバコはお吸いになられますか?」
しおり「いえ、吸いません。」
店員「禁煙席2名入りましたー」アイヨー
ゆうこ「しぃちゃんは何を頼む?」
しおり「やっぱりビールがないと始まりませんねぇ。」
ゆうこ「そうだね、私も生中頼もうかな。」
店員(あの彼女さん・・・すっごく酒癖が悪くて怖かったなぁ・・・・)
しおり「すいません、生2つおねがいします!」
店員「かしこまりました!」
ビールが2つ届く。
姉妹「乾杯!」
ゆうこ「今日のお通しはレンコンの煮付けね。なかなかいける。」
しおり「へぇ。ちょっとピリっとした後味がいいですね。なかなか考えてありますよ、これ。」
ゆうこ「しぃちゃんって料理がすっごく好きだから、味とかの感覚にはすごく繊細なのかな?」
しおり「う~ん、私はみんなが思うほどそこまでグルメではないですよ。作るのは好きですけど、自分で工夫したりする過程が楽しいですわ。」
ゆうこ「料理に厳しいから味にうるさいかと思っていたけど、そうでもないのね。」
しおり「厳しいというか、熱中しすぎちゃうのかも・・・」
ゆうこ「ぶっちゃけ、あれは怖いので泣きそう・・・」
しおり「ごめんなさいねぇ。」
ゆうこ「さぁ、もう生中は飲んじゃったから次頼もうっと。」
しおり「飲み放題じゃないんですから、給料考えて8:2で料金出してくださいね?」
ゆうこ「流石に全額負担はつらいよね・・・」
しおり「というより、あまり酔わずにセーブぎみで飲んだほうがいいですね。」
ゆうこ「この前、めっちゃ迷惑かけちゃったからね・・・」
しおり「そういえば話は変わりますが、たか君もはやて君もすごく将来が心配です・・」
ゆうこ「そうだよねー。やっぱりあの2人、どっちも社会性がある方じゃないし。」
しおり「これでもよくなった方なんですよ?たか君なんてものすごい成長しました。」
ゆうこ「まぁ、あの子は流石にしぃちゃんが修正しなければ学校中退してたんじゃないのかな?すごく頑張ったと思うよ、たかひさ君も、しぃちゃんも。」
しおり「う・・・確かに。はやて君もゆうこちゃんがいなければ泣きつく相手がいなくて不登校も考えられたんじゃないかなって。」
ゆうこ「確かに頼りない。はやてちゃんはたかひさ君より常識や空気を読む力はあるほうだけど、発想が基本的に吹き飛んでいるからねぇ・・・」
しおり「もう、2人の精神年齢の低さは織り込み済みですよ♪すいません、ウイスキーの水割りと芋焼酎ください!」
ゆうこ「私は冷酒で。あと、シーザーサラダお願いします」
店員「かしこまりました!(選択がサラダ以外完全におじさんだよ!)」
しおり「でも、小さい頃からしっているからそういう部分も分かって接することができているんですよ。」
ゆうこ「そう!それはある!」
店員「シーザーサラダと、冷酒、ウイスキーの水割り、芋焼酎ですね。」
ゆうこ「ん~!おいしい!」
しおり「私、日本酒は冷酒より熱燗が好きですね。おでんをつまみにするのが最高です。」
ゆうこ「もう完全に屋台にいる会社帰りの人じゃん!」グイグイ・・・
しおり「そうですか?最近は若い人がお酒飲みませんからねー」
ゆうこ「サラダ完食ね。そういえば、飲む層と飲まない層が二分化してるよね。」
しおり「そうですねー。私の友達にも飲まない子いっぱいいますよ~」
ゆうこ「そうらねぇ。ぜんぜん違うよへぇ・・・」胡椒バラパラ
しおり「ゆうこちゃん、駄目ですよ!テーブルに胡椒かけちゃ!もう!飲みすぎですよ!」
ゆうこ「てんいんさ~ん!スピリタス!」
店員「申し訳ございませんが、当店にはございません・・・」(またなの・・・?)
しおり「うちの妹が申し訳ございません・・・ゆうこちゃん、水を飲んでください!」
テーブルを拭く店員。
店員「いえいえ・・。ところでご注文はありますか?」
(勘弁して・・・でも、お姉さんはあの彼女さんよりも飲んでる量は多いよね・・強いなぁ・・)
ゆうこ「なんで水なのよ!酒じゃないと嫌なの!」
しおり「ほっけの煮付けと、焼酎、ウーロン茶で。」
ゆうこ「えー!なんでウーロン茶!?」
しおり「飲みすぎです!どんだけ酔っ払ってるんですか!」
ゆうこ「量はしぃちゃんの方が飲んでるじゃん!不公平だ!」
しおり「そういう問題じゃないです!私は私で強いっていうのは確かですけど・・」
店員「はい、ほっけです。焼酎のお客様ー」
しおり「私です。ウーロン茶はそちらですね。」
ゆうこ「もう・・・しょうがない。飲んでやるわよ!」
店員(なぐろうかな・・・)
しおり「ほっけ完食ですね。ウーロン茶飲んだら帰りましょう?」
ゆうこ「ウーロン茶じゃつまんない!酒飲ませろ!」
しおり「うるさいですね、お母さん呼びますよ?」
ゆうこ「ああ、どうぞどうぞ!」
スマホを取り出すしおり。
しおり「もしもしお母さん?ゆうこちゃんが酔っ払って気分が悪いみたいなので迎えに来てください。」
みゆき「あいよ、今行くわよ。(気分が悪いか、めっちゃ暴れているパターンだな・・・)」
10分後。
ゆうこ「てんいんさーん、このオバサンがお酒だめって言って来るんだけどー!!」
しおり「ゆうこ・・・1つしか違わないのに私をオバサン扱いするのですか?あなたは後で覚悟しなさいよ?」
店員(怖い!お姉さん、いつもは優しい感じの人なのに怒らせると静かなのにめっちゃ雰囲気が怖い!)
みゆき「はぁ・・・馬鹿娘がすいません・・・ ゆうちゃん、帰るよ!」
ゆうこ「うっさい!なんでしぃちゃんはお酒頼ませてくれないのよ!」
しおり「私のことをオバサンとか言い出しているのでしばいちゃっていいですよ。」
みゆき「おいおい、そりゃないわよ・・・あんまり調子乗ってるとしばくよ?」
ゆうこ「お母さんくらい、余裕でしばいてやるわよ!」
ブチンと音がしたかと思うと、みゆきは社長モードになった。
みゆき「ゆうこ。貴様をしばく。ちょっとここに座れ!」
ゆうこ「いいでしょう!やってやる!」
みゆき「帰るぞ!」ガシッ
ゆうこ「離してよ!この蹴りでも食らえ!」
みゆき「ごめんねやり方が悪くて、効いていないわ。これで反省しな!みぞおち!」
ゆうこ「グエッ!吐きそう・・」
しおり「お母さん・・・位置的にちょっとやりすぎでは?」
ノーマルモードに戻るみゆき。
みゆき「ちょっと当たり所悪かったかしら・・・?」
ゆうこ「うう・・おとなしく帰るわよ・・気持ち悪い・・・」
しおり「ゆうこちゃん、会計払っておきますからあとで2割分くださいね。」
ゆうこ「わかった・・・」
店員「ありがとうございましたーまたのおこしをー」(グッジョブ!)
しおり「すいません、いまさらなんですけど水を一杯いただけますでしょうか?」
店員「こちらになります!」
ゆうこ「しぃちゃん、店員さんありがとうございます・・・」
みゆき「さ、帰ろう?あんた、強い酒はもうやめたほうがいいと思う。」
ゆうこ「うう・・・」
2人の肩によさりかかりながら、居酒屋をあとにした。
気軽なライトウェイトスポーツってどんな車?
【気軽の境界線を決めたい】
さて、人によってさまざまだが、まず気軽なライトウェイトスポーツの定義を決める必要がある。何を持って「軽い」というのがブレてしまっては何の意味もない。
定義づけが長くなるので、リストアップは次の記事で行う。
「気軽」という点で大事な点は3つほど。引用ではないが、目立たせるためこの形を使用する。
・軽いこと(ライトウェイトなのだから当たり前)
・維持費が安い(レギュラー車であること/2000cc以下であること)
・ブンまわせること(2番目とカブるが、馬力が大きすぎないこと)
要するに、いくら軽くてもスーパーセブンやエリーゼなどの車種は高かったり性能的にピーキー過ぎて一般人には手が届かないので除外せざるを得ないよという話。
【①軽いこと。】
これはまず外せない。だが、その前にパワーウェイトレシオの基準を決める。
軽くても馬力があまりにもなさすぎると軽快感は薄い。
カタログ上では軽ボンネットバンのMTが50馬力程度で600k~700kg台を叩き出す好成績。実際に乗ってみると、パワーはなくとも80km/hまでならそこそこ走る。
なので、このあたりのベーシックな車を基準にすると分かりやすい。
ただし、最軽量の軽ボンネットバンを基準にしてしまうと、重量が軽すぎてほとんどの軽自動車がはじかれてまずい。それゆえ少しだけ重くした乗用車グレードのミラMTをパワーウェイトレシオの基準として決める。また、現行ミラはNAの割に馬力があるため、マージンをとって4WDの重量までを許容することにした。
基準車:ダイハツ・ミラ 58ps/800kg 5MT 4WD
⇒基準パワーウェイトレシオは13.79kg/psとする
そして、馬力の関係があるため分かりやすく車両重量の上限を1000kg以下にする。
【②レギュラー車。】
気軽に乗れる・選択肢があるライトウェイトとして考えているのは「ハイオク」か「レギュラー」で決めている人もいるだろう。
ハイオクだからこの車やめよ・・・みたいな人も多いのではないだろうか。
ここでハイオクを選択肢に入れてしまうとある意味、「パワーウェイトレシオの増強なんて、ターボと高圧縮のハイオクエンジン、高回転の強さでKO」みたいな発想になるため、あえて気軽という意味でのレギュレーションとしてハイオク車を排除させていただく形にした。その究極形態はS2000とかエリーゼみたいなじゃじゃ馬になってしまう。
【③排気量は2000ccまで。(ターボ付は1500cc)】
この制限をするのはなぜかというと、排気量の比例による馬力が大きすぎると日本の公道で軽やかに回して走行するということができないからだ。ライトウェイトの楽しみは小排気量でそこそこブン回せる(だいたい4000くらいは回したい感じ)という条件がついてこそのものだと思う。
化学系の学生よ!SDSを知っておこう
あけましておめでとうございます。本年もマイノリティ雑貨店をよろしくお願いします。
では、今年第一号の記事はSDSのことについてのお話をかなり大雑把にひとつ。
この記事は学生向きにシンプルな書き方をしてあるので、企業などで大量の合成をしている人だと説明がかなり雑です。
要望があれば、追記します。
【そもそも、SDSってなんじゃコラ?】
SDSは正式名称をSafety Date Sheet という。日本語では安全データシートという。
古い言い方では、MSDS(Material Safety Date Sheet)という言い方もするがJIS上での表記はSDSを使用する。
で、これがなんの役に立つかというと「化学物質を安全に取り扱うためにどうやって扱えばいいのか?」というのが書いてあるんですよ。
素手で触るとかぶれるから手袋をしようね! 引火性が高いから火を近づけちゃいけないよ! 水と反応するから火が出たら粉末消火器じゃないとまずいよ!みたいなこと。
あとは、何度で沸騰する・溶ける、そもそも常温で揮発するものなのか?みたいな物理化学的性質も記載されている。
【なんで知っておく必要があるのか?】
簡単ですよ。使う前に性質を知っておくことで「俺はいま、ヤバイものを扱っているから正しい対処をする」って意識を持つ必要があるってことですよ。
揮発性のものをフタ開けっ放しにしておくと蒸発して引火の原因になったり、なくなったりするのでそういったことを理解してもらうための書類です。
【どうやって見るの?】
ネットで「(化学物質名)SDS」でググると、だいたいどこかの企業がpdf形式で出している場合が多いです。
一般的な薬品なら、使用する薬品の濃度と物質名があっていればどのメーカーのSDSでも問題ありません。もし、メーカーがわかればそっちのほうが推奨です。
ただし、あんまり特殊なものや独自で作っているものは出てこないかもしれないので、それは製造メーカーに依頼する必要*1があります。
まぁ、大学生が使う薬品でそこまで特殊すぎるものは珍しいのでググればだいたい見つかります。ぶっちゃけ、メーカーに頼むまでやる必要はないです。
例として有機化学研究室で器具の洗浄にアセトンを使っていますが、そのSDSを下のリンクに張っておきますので「SDSってこういう形式なのかぁ!」ってことを覚えてもらえればいいでしょう。
実際のSDS:アセトン(三共化学株式会社から出しているものです)
【まとめ】
ぶっちゃけ、SDSだけでは分からないことが沢山あります。ただ、何も見ない状態と少しでもいいから見てある程度でもいいから情報を知っている状態は違います。
あと、ここを見ているかどうかは知らないけど大学の研究室の先生にお願いです。
薬品を使って実験をするうえで、SDSというものがあるよってことを言ってください。
あれは性質を教える上でなかなか分かりやすい教科書だと個人的には思います。
新年の挨拶とともに、これからもよろしくお願いします。
悪いやつじゃないけど、どう扱えばいいのか分からない後輩の説明書
【こいつ、どうすりゃいいんだよ !?】
さて、いろんな人のコミュニケーションや指導に悩んでいる人がいるんじゃないでしょうか。
特に製造現場の叩き上げといわれるような人は理系的な癖のある人の扱いに困っているんじゃないかと思います。
もしくは、体育会系組織の中にちょっと違うタイプの奴を指導したら不適応を起こし始めてしまったなんてことがありうると思う。
一般的にコミュニケーションが苦手といわれてしまう人たちだけど、別に好きでこうなっているわけではなくそもそも思考回路が違っている状態なのでそれを説明していきたいと思います。
ちなみに「そんなのは甘え」とかいうのは聞かないぞ。その言葉を言われると話が平行線になって最初からやり直しになってしまう。
仲良くしろとまではでいわないけど、こういう考えがベースだよということを知ってもらうだけでもぜんぜん違うからね。
もちろん、適応できるかどうかっていうのは本人の技能と指導者の技量もあるからそんなに単純にうまくいくという保証はありません。
【まずは、teruyastarさんの引用から。】
teruyastarさんの古い記事をお借りして、補足をいれつつ、まとめていくぞー
彼の記事の雑貨店アレンジバージョンだと思ってくれればいいと思いますよ!
ITの専門的なたとえが多いので、こっちのほうで少し翻訳します。
(IT知識をぜんぜん分かっていない人がやるんですけどね!)
もし、会話の本質を探るために
質問の前提をさかのぼり、抽象化して
会話するまでもない常識には触れず、
いかに例外の共通点を貫く仮定を出していこうか、、
という人は、、、まあ自分のことだが、めんどくさいw
まず通常の会話ができない
Aを言われてるのにずっと先のGを返し、
その背景を簡潔に説明できないうえ、
長々と説明しても納得してもらえそうもないので、
返答にフリーズしてしまうことがよくある。相手がAやBを返してほしいことは分かってる。
が、それはワイドショーで
視聴者が見たい物を見せるかのごとく提供することであって
僕は本心を隠したまま、ウソを付いて相手に合わせることになる。
本心ではAやBが問題ではなく、
Gの方が核心に近いと考えたからだ。
【おい、よく分からないけどこれってどういうことなの?】
これってどういうことを言っているかというと、コミュニケーションが苦手な人(以下、論理系*1と記す)はひとつの言葉から相当な情報を張り巡らせるんだよね。
【考えているときにノイズが入っている】
受け取った言葉だけじゃなくてその裏にある背景とかそういうものまで脳内で広げちゃう。歩きながらとか、机に座りながらつい発想が飛びまくる考え事をする癖があるので、それが会話に出てしまってる。
言い方を変えれば「発想の飛びのせいで情報的なゴミを吸い込んじゃってる」と表現すればよいのだろうか。
叩き上げ系の人の感覚からだと、余分な情報が多いということになっちゃう。
考え事をするときにいろんな情報を混ぜてしまう癖があるかどうかでだいぶ会話のやり方が変わってくるのだ。
論理系同士の会話なら、前提条件がある程度確立されていることが多く問題はないし、もし分からないとしても彼らはあんまり察することをしないのでそれは細かく説明するのでまったく問題ないんですね。
叩き上げ系の人からすると「常識過ぎるからそんな説明はいらねえんだよ!」ということになるんでしょうね。
teruyastarさんも論理系の指導方法を書いているが、個人的に補足したいことがあるのでそれを追記する。
【具体的にはどうすんの?@引用より】
指導1「やってみせて」あげる。
指導側としては、解釈は1つしかないはずなんだが
受ける側は10個も方法を考えるので1割しか当たらない。
つまりあれこれ可能性を考える論理バカには、
指導側の「常識」がまるで通用しない。
だから言うだけでわかるだろう、、ではなく、
目の前でやってみせる事が大事。
そして「させてみて」、1回で覚えるわけないのだから
合格点がでるまで、毎日チェックする。
【つまり、彼らに今までの常識的な指導は通用しないと思え!】
叩き上げ系の発想というのは基本的に察して分かる要素が多いんじゃないかと思うんですよ。だから、答えそのものにたどり着くのにそこまで時間がかかりにくい。
仕事の動作を見て、それをコピーする。これが彼らの基本スタイル。見れば真似すればいいのだから、これ以上どう説明するんだ?というのが言い分。
見て覚えることが得意な人はこの教えられ方がすごく楽。もしくはスポーツ的に体で覚えるということが得意な人もここにあたる。言い換えれば意味は考えて行うんだけど、動きがすべてだ!というスタンスですわ。
事務的・専門的な技術の知識なら、ある程度「共有された感覚が身についている」前提で指導がなされる。
【そもそも、論理系にはなんでその「常識」が通用しないんですか?】
まず、叩き上げ系とは常識の扱い方の前提が違うんですよ。そこが分かっていないとこの問題は解決しない。
叩き上げ系:常識を着こなす
論理系:常識という工具を使う
常識を着るという表現に違和感を覚えた人がほとんどではないだろうか。
自分が最近になっていきなり思いついた言葉だからだ。正直、自分でも意味がわからないけどこれに変わる言葉が見つからないので使っている。
常識を着るということを説明しましょう。これは日本的な常識に対して自分を偽る度合を少なくふるまえるということだ。
常識という工具を使うのは、もともとの発想が日本的な常識とは若干違うが、適応するためにそれっぽくしているだけだ。
それゆえ、常識の使い方に技術差が出てくるのは当然だ。本人が常識知らずというよりは、知っていても使うのに苦労しているような感じなのだ。本質的には合わないので深く体にしみつけようっていう発想もないし、そもそも馴染まないと思う。
常識が自然に身につかないなんて努力をしていないんじゃ?というご意見が飛んでくると思うので、それに対して答える。
「常識を工具として使う」ことすらしようとしない場合、もっとぶっ飛んだ行動しますけど?って言うしかないよね。根底で納得はしていないけど、それでもマシに運用しようと思っているんですよ。
【"話を聞いていないように見える"後輩の指導について】
先ほどの話に加え、この項目をつけさせてもらった。別に彼は話を聞いていないわけじゃない。口頭では長すぎて覚えられないため、頭に負担がかかっているだけだ。
またあとで話をするが、基本的に論理系の人は平常時の緊張度が高い。
あえて赤字をつけた。指導で困っている人は「こいつ、理解力ないのでは?」みたいなことになるんだけど、指導される側のワーキングメモリのポテンシャルが全員同じだと思うなよ!ってことを追記する。
これね、何がよいかっていうと指導者自身が何を言ったのかということをはっきりさせることができるんだよ。
通常ならさらっとした説明でも覚えられる人が多いのだろうけど、いっぱいいっぱいになっているだなんて想像もしていないんじゃないの?
【きついこというと、指導者は指導を受ける側の状況を理解していないのでは?】
だから、こういう愚痴を言い出す。(ADHD記事の引用です)
「ああいう人って、『これがこうでこうでこうで…この部分だけ△△です』って説明しても、全然理解しなくて、最後の部分だけ耳に残って『全部△△』みたいに解釈して猛烈な勢いで反論してきたりするのよね。面倒くさいわぁ。全部紙に書いて一個ずつ説明してあげなきゃ理解できないのよね」
これって、本人の言語理解力とかもあるかもしれないけどそもそもワーキングメモリが足りていなくて情報が効率よく入っていないことを考えてますか?
ビジネス上の会話だから後輩は表面上、普通っぽく見せているけど実は口頭だけの指示で結構負担かかっている場合があるんですよ。
ワーキングメモリが足りない場合は大きく分けて3つある。
- ①ワーキングメモリの量が平均より少ない(平常時でもいっぱいいっぱい)
- ②ワーキングメモリは普通だが、常に脳内ノイズが多くて事実上足りない状況
- ③気がつかないうちに緊張しすぎて、ワーキングメモリを消費している場合
【仕事になると会話が通じなくなるメカニズム】
よく観察してみると、楽しい平常時の会話・雑談に問題のないタイプが多いはずだ。もし該当するなら、緊張度の高さと脳内ノイズに関して対処すればいい。
上の1~3の中で、多い原因はだいたい2と3だ。論理系の人がやりがちなのは2、仕事で緊張しまくっている自覚のある人は3。
1は関係ないとはいわないけど、どちらかといえば補助的な要素だと考えてもらえばよいだろう。ポテンシャル以上に情報が分別されずにたくさん入ってくるのが問題なのだ。
脳内ノイズの対処は⇒上部にある【具体的にはどうすんの?@引用より】の見出しの部分を確認してもらえればいい。もしくはteruyastarさんの記事も合わせてみてもらえば対処としては十分だと思う。
彼らは他の人が常識で無視するようないろんな要素を1から考えてしまうから遅いように感じるだけの場合が多い。
緊張度対策については、しつこいようだがこの秀逸な記事をもう一度。
【面倒くさいので、適当にまとめるとこういうこと。】
ただ頑張る方向が間違っているので、まるでハムスターが滑車の中を回るが如く、延々と前に進まないところで必死に走って空回りしているだけなのだ。
頑張っているけど、どこがどのように空回りしてるの?ということを図示でもなんでもいい。あとは変にプレッシャーを与えすぎないことだ。
いつもはそこまで緊張度の高くない叩き上げ系と同じようにプレッシャーをかけてやれば動いてくれるという常識は捨てたほうがいい。
「今までの発想と逆だから社会人として真面目っぽくない指導なんだけど、これでいいのか?」という意見が飛んでくると思うが、それに関して自分のの答えは「ああ、問題ない。」と答えるしかない。
最終的な目的は、一人前になればいいじゃんって話だよね。
【後輩の要領の良さでごまかしている要素があるんじゃないの?】
教え方の形式に小うるさい人がそれだけいるってことじゃないんですかね。
たまにいるんだよ、体育会系っぽい指導じゃないと気に入らないという輩がね。
丁寧な指導したら、それについて文句言うやつを何回見てきたか。
常識で通用しない相手に今まで通じていた常識的な指導を考えたら負けなんだよ。
要するに、相手によって指導方法を変えるということを恐れるんじゃないよ!って話。
自分もあまりでかいことは言えるような立場ではないが、指導を失敗した!って言う人はだいたいこの指導方法のやり方の固執でやられているんじゃないかと思うんだ。
本当に指導力が高いっていうのはね、要領の悪い人/世渡りの下手なやつでもわかりやすい説明・からだの動かし方をさせることができるってことなんだよ。
バランスよく採用したはずなのに体育会系出身だけしか残っていないなんて職場だったら、指導要素をもう一度見直す必要があるんじゃないの?
【まとめ・追記】
結局、自分が思ったのは「日本人は指導方法を同じにしなくてはいけないし、その指導方法で後輩も他の人みたいに伸びてくれないといけない」みたいな思想が心のどこかでこびりついているんじゃないかなってことなんですよ。
言い方を変えれば、日本の教育システムは整備されているようで実はそんなにレベルが高くできているわけではないんだと思うんだよ。まだ伸びしろがあるけどあんまりその部分を注目していない。
だいたい要領のいい人が出世しやすいから「本人の努力が足りない」みたいな方向にいきがちなことが多いんですよ。
教わる本人もさぼっていてはいけない。ただ、何もわからない人が努力できる領域っていうのは案外そこまで多くないと思うのも事実。
まずはその点を頭に入れておく必要がある。それを知らずに”今までの常識的”な指導でゴリ押ししてもうまくいくはずがないよね~ということですよ。
それってどっちもすごい消耗ばかりして何にも進まない。
フォローしておくと、指導者がすべて悪いわけでもない。ほかの大多数の人が今までのやり方でうまく行っていたのだから、根本的に間違っているわけではない。
そのまま伸びて仕事を回せるような仕組みを作ってきた実績はあるのだからさ。
ただ、今までのパターンでうまくいかないときもたまにはある。
この記事を通じて指導の糸口が見つかるとよいのではないか?ということを個人的には思ったのですよ。
ただ、もし違ったパターンの人が来たら性質はしっかり見極めておく必要があるということと、分かった上でうまく対応できることは大きく違ってくると思いますよ。根っから人の性質を変えることはできない。
だからこそ、指導する側は指導される側の性質とかをよく見ないといけないんですよ。
*1:注意:論理系=理系の人ではありません。一番近い言葉が「学者肌」だと思います。 日本の仕事の仕方に最適化している人のことを便宜上「叩き上げ系」として分類しているだけです。バリバリ技術系の人でも、体育会系風のさわやかな人はだいたい叩き上げ系です。
好奇心を失った者は莫迦だ。
【なんで、いきなりこんなこと言い出したの?】
夏目漱石の「精神的に向上心のないものは莫迦だ」をもじりました。
これは自分への戒めとしての記事だ。言い換えれば、ちょっと面倒くさい反省文のようなものだと思ってくれればいい。
結論を言うと、この雑貨店のアクセス数はゆるやかではあるものの右肩上がりをずっと続けている。最近は、日によって変動は大きいが平均700PVくらいのペースだ。
月当たりで換算すれば2万PVちょっとくらいはいける計算になるし、前月のPVがだいたい19800くらいだった。ただし、このPVにあんまり中身があるとは思っていないのも事実だ。
それはなぜか? 記事の内容にあまり中身がない状態かつ、更新頻度が低い。
言い換えれば挙がっている理由が検索SEOに偶然ちょっと引っかかっただけという状態だからだ。
人気記事トップ3をあげていこう。
現時点でのアクセストップ3はこれらのSEOだけ強いタイプの記事だ。
言いかたを変えれば、図鑑としての機能を持っているものが多い感じだ。
【アンタが言うほかのタイプの記事って何よ?に答えよう】
それ以外の記事はだいたい、社会と組織適合性、発達障害のことを絡めたことに関してウダウダくだらないことを言ってるだけの状態になっている。
どちらのタイプの記事にせよ、暗すぎるものがほとんど占めているってことなのかもしれない。少し方向性を変えたものが「はやてとゆうこ」になるのだが、感性として一般的なものとはズレがある。
でも、一定数は興味を持ってくれる人がいるのだから他の切り口を考える必要がある。
【なんかパッとしないのは更新頻度が低いことのほうが問題なのだ。】
思いつく理由をおおまかに考えてみる。
・そもそも、話しすぎたのではないか?(=ネタ切れ)
⇒同じような繰り返しをしているということはネタ切れという要素がないわけではない。でも、他ブログではネタの提供が途切れていないことが結構ある。
すなわち、ネタの入れ方とか、整理の仕方に問題があると考えるしかない。
ネタをブログに入れるということは、「これ、面白そうだからマジで語ってみよう」ということに繋がる。
もし、自分すら面白いと思えずに使えないわけではないデータの事実だけを淡々と話していたらそれは「あらそうですか。」で終わる残念なものとなる。
ブログを書くときには楽しいことを追求するする力が必要だ。
【好奇心が落ちると莫迦になる理由】
自分の好奇心が枯れると、人が面白いかどうかという観点を考えるという力が格段に落ちる。
Twitterでもなんか考察して発言したというつぶやきのようなものが減ったと感じたら特に注意したほうがいい。言い換えるなら、自分のツイートがつまらなくなってきたなと感じたらブログのパワーもそれに比例してダウンしている。
y=ax+bという一次関数でいうなら、aの傾きがマイナスの状態だ。この場合の傾きaのは「好奇心の枯渇度合い」のことだ。
これが上がっている指標としては精神的に疲れたり、会社などで目の前の仕事だけに没頭しすぎて周りが見えていなくなっているときだ。
Twitterを楽しんでいるつもりでも、実は漫然と見ているだけ・語るパワーがなくてRTに頼りまくって主張を代用しているときがすごく危ない。
まともにツイートできるパワーがなくなったなと思ったら、それは好奇心的な感性が大分落ちている。言い換えれば、学ぼうとしなくなっている状態になっている。
だんだんそれを続けていくと知能指数が落ちるとか、仕事能力が落ちるという意味ではない「バカ」になっていくよ。なくなった状態がまずいわけではなく、なくなったことに気づかないのが本当にやばいのだ。
最近、ツイッターのフォロワーがやっと100を超えることができたがあまりにもそれはゆっくりすぎる状態だった。なんかものすごく疲れて面白いツイートっぽいのがあまりにもできていないような感じがあまりにもあった。
だからこそ、この言葉を題名にした。
定型発達者の強みは「安定度」と「とりあえずこなせる事」だと思う
【はじめに】
今回の話は発達障害の人から見て、定型発達の人がなぜ組織でそれなりに動けるのかという観点で話をしていきます。
仕事で教育を担当する方も参考にされるとよいのかもしれません。
(今回、引用はしないけどイメージ用資料として使いたいもの)
↓
1個目の資料(苦労している人の背景)
2個目の資料 (本題の発想はこっちで動いています)
【安定度ってなんですか?】
物事の理解・仕事の習得に関してのことを話していこう。
発達障害の人の場合は仕事の対策もせずいきなりできたり、今までかなり時間をかけていたが急に能力が上がったりすることがある。
教育者としてはすごくハラハラするだろう。正直、当事者としてもできるかどうかを適性と環境のマッチングという運に任せる要素がでかく、能力成長としては不安定そのものだ。
ほかの人たちを見ていると、そういったブレの要素がかなり少ないように感じた。
最初のスタートは確実に一緒なんだけど、ある程度は感覚で覚えられるため必要以上に頭でインプットしていないからそこまで身体的に無理が来ない。
無理がこないというと語弊があるのだが、「感覚」で動き方そのものだけはそれっぽく振舞えるんですわ。
仕事のできる定型発達とできない定型発達の差は共通に持っている「感覚習得」の方法の習得効率と、「言語的なインプット」を後に効率よく詰め込めるかどうかだ。
そこらへんが業務に必要な資格取得などの能力にも関わってくる。=IQの差となるわけ。
【発達障害の人が仕事の習得に苦戦するわけ】
発達障害の人の場合は本来持っているべき感覚が組織での「空気読み」によって鈍くなるか、ステータス的にあんまり使えないことが多く、言語的なインプットのみで強引に適応するゆえかなり負担がでかい。
凍ったバナナで釘をたたいているうちに溶けてきてグシャっと潰れちゃう感じだ。他の人からは愚者扱いされる。
ごめんなさい、ふざけました。
例えば、6ヵ月までに仕事を覚えきるというのは安定した習得能力を前提とした教育スタイルだ。細かい要素があるので、本当はもっと時間がかかるのだろう。それでも、想定されたスケジュールとしての枠組みにはまりこめる安定感があるわけだ。
もっと細分化して言うなら、日にちごとに能力が伸びている確証があるのだ。
昨日はこれができた、今日はこれができた。それを安定して続けられることだけなんだなってことに気がついた。
【とりあえずこなせる事とは何ぞや?】
これはどういうことかというと、興味のあることはもちろん強い。でも、あんまり興味のないことも及第点を出せるだけのパフォーマンスを発揮できる。
発達障害の人はそれが0か100か?みたいなことになる。
3個目の資料(堀江くらはさんの話+解説)
自分の書いた内容をここから持ってきましょう。
言い方を変えれば、社会適応能力がすごく高い人たちは興味のあること以外に対してパフォーマンスがガタ落ちする人のことがあまり良くわかっていないのだ。
逆に好奇心で動く人というのは強い分野に関して突き詰めれば伸びるタイプなのだが社会的な教育上のフォーマットにはまっていないためついつい切り捨てられがちだし、過小評価は避けられない。その要素で日本が失っている部分があるんじゃないかと自分は危惧しているが、それが具体的に何なのかはまだつかめていない。
定型発達の人の努力の感覚はくらはさんのお姉さんみたいに自分に厳しいのが正統派みたいな扱いになっているのだと思う。好きで繰り返しまくっていたら勝手に能力がついたなんていう発想の人をあまり見たことがない。
外国ではどうなのかは知らないが、日本であまりそういう発想で生きている人を見ることはすごく少ないんだなという実感はものすごくある。
【ビジネスっぽさが合わない人もいるんですよ!】
赤字で書いた日本が失っている部分っていうのは、どこかビジネスっぽくない人が生きやすい領域ではないかと思うんですよ。
「目の前のことをこなす」能力は大事だとは思う。
でも、組織の中で動き回ることに最適化しすぎちゃう。デキる人にはなれると思うんだよね。でも、それだけっていう状態はあんまり健全じゃないなって気がすごいするんですよ。
バリバリやっててすごいんだけどカチカチというか、なんかピンとこない状態。
いいたとえがなくて申し訳ないのだが、ビジネスっぽすぎる雰囲気からズレた人の発想って、なかなか面白いんですよ。あんまり見ないからこそ、注目される要素がある。
ただ、日本だとその要素があまりにも受け入れなさ過ぎるんだよな。だいたいは病んで人生真っ暗コースが多かったりする。すごくもったいない感じがして好きになれない。
定型発達的な要素でバリバリやる人も重要だと思いますよ。だけど、もう少し人のタイプにたいして受け入れられるバッファみたいなものがあると日本には生きやすさが出てくるんじゃないかなって。
社会復帰と日常生活のギャップが大きすぎませんかね?
【まず、はじめに】
ここでは、社会復帰を「正社員として給料をもらい文化的な最低限の生活ができる」という定義で話を進めていく。自営業でもある程度応用できる概念なので、日本で一般的な進路として見なされる会社員をベースに解説をする。
自営業の場合はどっちかというと組織適応性よりもスキルがものを言うため、今回は割愛させてもらう。
これから「社会復帰バンドギャップ」という言葉を使う。
バンドギャップというのは半導体の中を電流が流れるために最低限必要なエネルギーのことだが、ちゃんと説明すると議題が終わらないので、これが大きいと社会復帰が大変なんだなってことだけわかっていればいいです。
半導体の概念をわかっている人はこの記事の理解は速いと思います。マジで。
【社会復帰バンドギャップって何ですか?】
一番シンプルな理解はこんな感じ。
跳び箱=社会復帰バンドギャップ
跳び箱が8段あります。1番下は床です。でも、2段目~7段目は跳び箱が邪魔して進めません。だからエネルギーが8段を超える必要があります。
この8段目は、会社への内定だ。
しかし、新卒で入った会社でうつ病になったり、過労や怪我でやめざるを得なくなると社会復帰バンドギャップは上がり、跳び箱が30段くらいまで上がる。
もちろん、これは脚力とフォームを鍛えることだけが条件だ。決してジャンプ台の性能を上げる、跳び箱の段数を下げるなどという大それたことはできないのだ。
【日本の組織は無茶ぶりに対応できる人だけに優しい】
うつ病の療養をしている人はものすごく努力をしている。語弊があるのかもしれないが、脳がエネルギー切れを起こしている状態から復帰することは簡単ではない。
社会復帰バンドギャップが高くなると本人が一生懸命努力してジャンプしても飛び越えるための跳び箱に激突する可能性がかなりあがっちゃうんですよ。
組織的には「君はいらない。いくら努力していようと私の知った話ではない」と言い捨てる。なぜ、改善されないのか。
それはいろんな国や人から日本の会社の労働状況がひどいと指摘されても、空気を呼んで雰囲気が乱されないことだけを彼らは最優先するからだ。
そんなゆがんだ「修羅の国」状態になっている内部事情を平然と切り抜ける人だけがほしいと彼らはいっているわけですよ。
【組織適応性を素で持っていますか?】
これだけでは足りない。怪我や病気以外で会社員として在籍できなくなるリスクも考えなくてはいけないのだ。
要は、「修羅の国」状態の組織で根っから自然に振舞えなければ社会復帰バンドギャップを上げてしまうきっかけを作ることになるんですね。
【組織適応性リスト】
日本の履歴書社会における社会復帰バンドギャップを上げてしまうリスクレベルを
「クラス1」「クラス2」「クラス3」「クラス4」として分類。
具体的にはこんな感じだ。
クラス1:新卒からずっと同じ会社で職歴を途切れなく勤めている人。
もしくは転職はキャリアアップのために行っている。
雰囲気が根っからサラリーマンっぽい人。
自分を組織に染めることに抵抗がない。
組織にいると頭がさえる人
ーーーーーーーーーー(ここからは注意!!!)-------------
クラス2:面接がうまくいかず、非正規で生活せざるを得ない人。
(給料以外はホワイトな場合)
本当は会社員向きじゃないけどギリギリ組織人っぽく振舞える人。
(これはどんなにホワイトな正社員だろうと関係ない話)
組織にいると、所属していない頃に比べてなんか頭がボケてくる人
クラス3:予期せぬ事態で会社員を辞めざるを得なくなった人。
組織自体にものすごくストレスを感じ、表面上ですら振舞えない人。
ブラック企業で無理やり適応している人。
クラス4:バイトの面接にもはじかれ、職歴ゼロが長い。
精神を病んでしまい、それが重篤化しているなど。
【クラス1~クラス4までの説明・解説】
ぶっちゃけ、日本の会社の指標ではクラス1>>>>クラス2>クラス3≒クラス4だと思ってくれればいい。1と2の境目は異常にでかい。
下手すれば、クラス1がクラス2にあがる可能性だってありますよ?
ブラック企業の正社員でギリギリ生きている人もリスクの観点から見ればほとんどクラス4に近い。やり手だと出世して打破してしまう人がいるが、そんなやつはめったにいねえ!
生活できる給料を安定して貰うにはクラス1かクラス2の領域まで持っていく必要がある。正直、クラス2ですら危ないと思っています。自分が実際にそうだから。
【自分のキャパを超えるような組織適応はするな!】
しかし、クラス2レベルの人がクラス1レベルまで上げるには実行コスト・精神コストがあまりにも高すぎる。この精神コストで病んでしまったら何の意味もないんですよ。
そのことを自覚しながら生きていく必要がある。周りが社会適応性に対しあまりにもうるさい場合、適当に流しておかないとマジでやばいです。以上。